あがの号の間合いは、前夜の送り込み162Dから始まる。新潟に磐越西線経由で仙台から到着後、入区し、水ミト編成普通車2両を切り離し、グリーン車込みの4両編成で最終列車として、吉田へ向かう。所属は新ニイ。グリーン車は、カバーを外した普通車扱い。冬の忘年会シーズンは、最終列車に乗ろうと、地下道を駆け込むお客が多い。新潟駅の地下道は地下名店口と地上口からがあり、名店口は既に閉じられているから、地上口の改札駅員と駆け込み連絡を取る。プー プー「はい、こちら5番線。」「地上改札オーライです。」「了解。」ここで、発車案内とベルを鳴らすのだが、発車カンテラを車掌に合図。チュコンガラガラボンドン「あぁ、引っかかった。」ブー ブッブッブッ ブッブッブッ 戸閉不完全の合図を交わし、駅員が扉を引き乗車完了。ワンマンになり、本数の少ない列車も待ってくれないから、今考えると、長閑な時代だったと回想しています。