12.9江古田★響～PANTA&TAKUMI『オリーブの樹の下で～enc』みーはーライブるぽ・その2

12.9江古田マーキー響～PANTA&TAKUMI『オリーブの樹の下で～アンコール』
みーはーライブるぽ・その2
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三曲目にやってきたのは、昨年リリースのアルバム「CACA」から・・・
それにしても、早いものです。
あれからもう一年。
「CACA」の発売は、嬉しかった!!
このアルバムの「録音現場」となった新宿歌舞伎町の風林会館で、ファンを呼んで「録音終了記念パーティ」が行われました。
このときの、記憶も、私にとっては一生忘れえぬ、かけがえのない記憶・・・・・

3.午後の悪魔 (1998/NAKED2・2006/CACA)

♪なんで今になって現れたんだよ・・・

「CACA」発売の翌年、今年2007年、つくづく、なんで今になって現れたんだよ・・・と思わせてくれた一年間でした。
これも感慨深く聞かせてもらえた曲でした。

そして、この曲を歌い終えるやいなやPANTAは
「ちゃんと、立てるようになったんです!!」
って、少し立ち上がってくれました。

拍手～～～～!!!

7月23日名古屋のライブで骨折したときの話、青いギブスを選んだ話。
その後、ギブスがはずれて、杖になって・・・(杖・・・結構、じじ臭かった!!(笑)とかなんとか言って笑ってしまいましたが・・・)

そして、とうとう完治してくださいましたね～～おめでとう～～～本当に良かったぁ～～～

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そんなこんなで・・・と言いながら、PANTAは、話を続けました。

「・・・昔も、そういう経験あったのだけど、今年悲しいことがありまして・・ずっとファンで居てくれた方が亡くなってしまって、そういうことをメールにも書いてくれました。そしてリクエストするときにも、彼に是非歌ってあげてください・・と言うことで、やらしてもらいます。ステファンの六つ子です・・・」(PANTA)

4.ステファンの六つ子(1980/TKO NIGHT LIGHT)

しかし、テイクワンで、キーが狂っていたのか？「D？」「Dですよ・・」などと、打ち合わせなおして、すかさずのやり直し、次のテイクツーで、さわりまで歌うも、またもや中断・・・挙句は、こんなふうに言い出しました

「TAKUMI弾いて!!」(PANTA)
「えーーーっ」(TAKUMI)

「オレ、ちょっと歌に集中したい!!」(PANTA)
「これも感謝祭と言うことで・・・特別だよ～。普段はやんないよ～～」(TAKUMI)

「これは、歌に集中させてくれ!気持ちがはいんない・・・」(PANTA)

「まさかこれで、つまずくとはね・・・」などと、言う会話も交わされながら、珍しい、TAKUMIひとりギターバージョンの・・・テイクスリー。

PANTAは、マイクスタンドからマイクをはずし、ハンドマイクで歌い始めました。

一曲入魂!!
歌にのみ集中したい発言をした後とあって、さすが、情感こもった伸びのある歌唱・・・
大事に歌って、故人に捧げたいと言う意思も、じんじんと伝わってくるような、特別な「ステファンの六つ子」・・・・・・
息を飲んで見守って聴いておりましたら、なんと、そのうち、PANTAは、曲継続中の中にあって、再びマイクをスタンドに戻し、自らのギターを手に演奏しだしました。

そして、二本のギターで、響、本来の「ステファン」の音に戻り、それでももちろん、その歌唱が衰えることなどは感じさせることもなく!!
後半、あとから急遽加わった、ツインギターに戻って演奏された美しいツインギターの調和が、ことさらに、胸を打ちました・・・

空をかける銀色の　
君の翼とペガサスと

五つ子たちのプレゼント
　夜空に輝くペンダント

この目で見届けてやる
これから君が  蘇る君が

　ステファンの六つ子が

動かす世界を・・・・・・・・・・

itojunさん・・・私に、ネット上で頭脳警察、PANTAのことをたくさん教えてくださった、そして、ネット上で、PANTAを語り合う楽しさを教えてくださった、あなた・・・

なのに
突然、あまりにも突然に、若くして星になってしまった、あなた・・・

この歌が、あなたが行ってしまった宙に届いたろうか・・・

だけど、だけど、私はね、この江古田マーキーの空間の中で、もちろん席はいつも通り離れていてもいいからね、どこに座っているとも知らなくて良かったですけどね
私は、「この場」で、あなたとも、みんなで一緒に、この日のライブを、聞いていたかった

・・・ネットを通して知り合った人というのは、ネット上で、親しく会話が出来ても、なかなか実際に、お会いできることは、少ないです。

だけど、生きていれば、お互いに、同じファン同志として、つながっていられれば、いつか、どこかで、きっと会えることもあると、私はそう思っていました。

実際、今年は、京都では、MLで、いままで楽しく会話を交わせていた関西や他の地域の人たちと、何年越しかで、やっとお会いすることも出来たりしていました。

PANTAが結びつけてくれた、人との「縁」
うれしかった

とてもかけがえない出会いに思えた・・・

いままでも、実際に、その場で会ったと認識はなくても、itojunさんとも、私は確かに、会えていました
そのとき、そうと知らなくても、同じ異次元空間を、確実に共有していました。
MLの投稿で、同じその場に居た、と後で知ることが多かったりでしたけどね・・・・

生きていられれば、いつかは、ちゃんと、挨拶できますよね？って、この人に限らず、私は思ってました。

生きていさえすれば・・・

なのに、突然、死んでしまうなんてさ
ひどいじゃないですか

だって約束したじゃない!!
MLで、PANTAと中島みゆきしばりカラオケしましょうって・・・
itojunさん、あなたが私に言ってくれてたんじゃない!!
だけど、いつでも、忙しい方だったから、とっくに忘れていたかもしれないけど・・
私は、ずっと、忘れてはいなかったですよ

普段は、itojunさんに限らず、ほとんど(私以外は(笑))短いコメント投稿が多いMLで、あのとき、ひとりで暴走を書き続ける私の長い投稿に対して、たくさん引用しながら、たくさんレスをかえしてくださったitojunさんのことを、ついこないだのように思い出しました・・・ (もう三年も前のことでした・・)
そのとき、正直言って、あのitojunさんからの私の投稿へのレスという、その意外さ!？に・・驚いたのと、同時に、すごく、嬉しかったんです・・・・

実はこれは、私の友人限定公開mixi日記にも、引用したことでしたが・・
あえて、再び、ここでもご紹介させてください

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>ライブの帰りには小offがちょこちょこ開催されているようですが、カラオケ会やりますか? PANTA or miyuki縛りで。弾けるかどうかわかりませんが三線持って行きます。
#ムーンライトサーファーも是非歌いましょう、って歌詞カードがないか
itojun

([pantax,03528] Re: miyuki nakajima　2004.1.16)より一部抜粋しました
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 そんなことを、なんだか、いろいろと思い出してしまって・・・

無念な気持ちはとどまりませんでした

この日、この場でも、「ステファン」を聴いているわずかな演奏時間の間に、いろんな思いが、頭の中に浮かんでは消えていました

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「それじゃ・・・同じファンの方から、ステファンの六つ子、リクエストいただいたんですけど・・・俺から彼に一曲捧げたいと思います・・・聴いてください・・・君かげらふも」(PANTA)

5.君かげらふも(1982/唇にスパーク) 

PANTAが、自ら選んだ、この曲が、「ステファン」に続いて歌われはじめたときの、気持ちと言ったら・・・

不覚にも、こんな最前列で・・・
泣きそうになってしまいました・・・
思わず天を、宙を仰ぎ見ました

こんなふうに
こんな気持ちで
PANTAの曲を、目の前で
聴くことが・・・聴かなければならない日が訪れようとは・・・

・・・それも、本当に、あまりにも突然に・・


久しぶりだね
ミセス・メモリー
夜は気まぐれに　想い出を返す

よろしくTenderness
あいつに　ひとつ　
羽毛の枕を　わけてあげてくれ

またひとつ星が消えてゆく
疲れ果てたように
過ぎた流れに揺られて
遠ざかる　ゴンドラ　WOW WOW・・・

君かげらふも
君かげろふも

夜が明けるまでは　見送りたい

キミを


　いつだって、いつになったって、いつかは、こんなにも、深く好きでいられるアーチストが、一緒ならば、出会うこともあるだろうと、思っていました。
　結果的には、何年たったところで、会えることがなかったとしても・・その存在を感じることが出来ていられれば・・・

そしてこの日の
「夜は、気まぐれに」彼の幾多の「想い出」を返していきました・・・

　知らされなければ、昨日となんら変わらぬ日常、
　そう 　いつでも顔をあわせていた人でもあるまいし
　知らないでいれば、そのまんま・・・・・・・・・・・

ネット社会は、誰もが匿名希望者で、顔の見えない世界だったり、そして、だれしも、何かに化けたがっていたり・・・

　だけど、この世界で、この人に出会えたことは、私はきっと忘れない

　この場所で、「響」が、この人のために歌って演奏してくれたことも、きっと忘れない・・

実は
実はね・・・
ふと、不謹慎ながら、おかしなことを、ミーハーは思ったりしました・・
ちょっとだけ、頭をよぎった程度ですよ・・・ごめん・・・

もし　もしも　私が死んだら
PANTAは、こんなふうに、歌ってくれるのだろうか？

歌ってくれるとしたら　　何を歌ってくれるんだろうか・・・・

ば　　か　　な!!

今、ここで、目の前で、同じ空気を吸っていられるからこそ
目の前で、聞けなかったら・・・・

絶対に死んでなんかいられない!!と思ってしまう、「私」が居ます


た゜から・・・
やっぱり、「生きて」彼にも、聞いてほしかったと・・
何度も重ね重ね、無念さが、消えませんでした・・・・・

しかも!!

このアーチストは、私たちの「響」は、
そんな特別なことがなくても・・・・
ずっと、好きでいれば
いや、今、好きでいられれば!!

「答えて」くれる!!から

「答えてくれた」から!!

私が思うに、それが、本当に、ことさら顕著に、反映された、今年の「響」の「オリーブの樹の下で」ツアーであり、また、この日の江古田は、まさに、その集大成でありました・・・・

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曲を歌い終えたしばしのインターバルの後で、PANTAは、そっと、ゆっくりと、丁寧に、でも、少し照れたように？
こんなふうに話しました・・・

ちょっと、あの、暗い話になりますけども・・・あの・・本当に・・

一秒、一秒、一日、一日、大事にしていかないと・・・
今生の別れになるときが　ありますんで

ほんとうに　長生きしてください・・
・・・
自分に言ってます(照笑)

元気に!!
健やかに!!

楽しくやりましょう
人生、楽しみましょう!!
(PANTA)

こういうことを、歌うときのアーチストというのは、メジャーな人だと、結果的に、歌うことで「美談？」めいた感じになってみたり、むやみにその部分だけを売りにしたり・・・みたいな無理やりさが、お涙ちょうだい的な感じにさせられるときが、あったりもします。なんだかそうなってくると、演出っぽさが感じられたり・・それで、泣ける人は大勢にはなるのかもしれませんが・・・
そんな、「テレビ的？」な、感じが、私は、はっきり、キライ・・・・
ネタでも演出でもない

心から、歌ってあげたいと、偲んであげたいと思う気持ちに、多くの言葉はいらない

PANTAが、このときに、妙に、控えめに、照れたように話した感じに、嘘はないし、わざとらしさも無いし（普段から、私はこんな、なんだか不器用そうな、自然体のMCが大好きです。大げさに？台本めいた。台詞みたいな口調で話す人もいらっしゃるけど・・)

それで「自分に言ってます」って、もう、正直だなぁ・・・って・・・

二曲聴いて、かなり湿っぽい気分に浸りつつ、いたけど、PANTAの、その自然体な、本音で語ったようなところに、再び、私も気をとりなおしました。

楽しくやりましょう!!
元気に、そして、ほんと、長生きしてくださいねえ・・・・
PANTAさん、TAKUMIさん・・

あ、そして、私も!!

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そして続編(その３)へつづく・・・・・・
(実は、この投稿文は、最初の草稿の日時は、12.14　23:04でした・・・その後パソコンがクラッシュで、6日も過ぎていますけど・・・次が出せるのは何時かなぁ・・・)