期間限定上映なので、宣伝につられて「尾崎豊を探して」を観に行ってきました。
スマホで指定席をとってから、映画サイトのレビューを寝る前についつい、のぞいてしまったら、あらららなんと星ひとつの酷評だらけ。わー、これはやらかしたか。特別料金2500円もしたのに、、、、。
しかもなるほどそうなのかと悪評は納得の内容。監督が佐藤輝氏では仕方ないですね。
もともと既存の尾崎豊のPVやLive映像においても曲の音声を中断させたり、映像に違う映像さしこんだりやりたい放題で、当時からファンから顰蹙を買っていたのです。
この時代になっても、結局それは相変わらずということだったのですね。それじゃあねえ、、、、と、監督が佐藤輝氏と言う段階で私は観に行く前からもう覚悟は決めました。
私は実は尾崎豊はその当時から好きで、けど実際、Liveに行けたのは、有明コロシアムと東京ドームと、あの、生涯最期になってしまった代々木の3回だけしか行けなかったのでしたが。
その当時のテレビ放送やフィルムコンサート「早すぎる伝説」とか何度も繰り返し観たものでしたが、好きだけどそこまで大ファンというほどのめり込まなかったのは、当時は中島みゆきにどっぷりだったということもあったかな。
そもそも、その中島みゆきのオールナイトニッポンに尾崎豊がゲストで出て、もうよく覚えてないけど、その近辺?の深夜に「早すぎる伝説」のテレビ放送が日清カップヌードルのスポンサーで、シェリーの流れるCMと共に放送され、そこで初めて尾崎豊のLiveを見たし知ったのだったと思います。
その番組の最後の「アイラブユー」の曲の後半に流れたPVも印象的でした。
以来、レンタルレコード屋でリリースされていたレコードを全て借りて聴いて、すっかりハマってしまいました。
あれは1986年くらいだと思うので、もうあれから34年も経っているってことですね。
映画を観て、ああやっぱり、、、、これじゃあねー、ひどいもんだね、相変わらず佐藤輝さんって、なんでこうなってしまうんでしょ???と呆れながら観てましたが、事前に想像と覚悟!?は出来ていたし、そもそも尾崎豊を映画館のスクリーンで観れる機会というだけで懐かしいというか、蘇るというかでしたので。
やはり改めて尾崎豊は最高に男前だし、独特のオーラがあったし、唯一無二の天才だったのだろうと思った次第です。
それにしても、18歳のルイーズでのデビューLive後の映像は、私は今まで見たことのないものもありました。
タバコを吸いながら打ち上げでのお酒の話をしているところ、、、もはや時効?ということ??いいのかなあ?未成年が?
まあ、ここの場面に限ったことではなく、その当時からそういうことは思って心配??してはいましたが!?
高校生ではなく、もはや社会人となっているから黙認されていたのかなあ?
しかし今の時代なら、ダメかも?ですよね?
というか、そもそも、今の時代は、あちこち禁煙でタバコそのものが、吸う場所がないですね。
尾崎豊のいろんな映像を観ていると、ほんとによくタバコを吸っていました。バスの中でも、リハーサル中でも、、、、。今ではありえないですものね。
時代は変わりましたね。いつのまにか。
それにしても、尾崎豊は二十代で亡くなってしまったのは、ほんとうに残念でもったいないことこの上なかったです。
晩年というか、十代以降のアルバムは、歌詞が宗教的で難解になり、声もつぶれ気味な感じになり、いろんなスキャンダルもあったりでしたが、それでも生きていて欲しかったなあ、、、。
あ、結局あんまり、映画の感想にはなってませんね(笑)
なので映画のことをもう少し、、、。
やはり、この映画は大勢が訴えているとおり、編集が酷すぎでした。
音はしょっちゅう止まり、曲はまともにながれないし、映像もあれこれつぎはぎで、重ねたり、歪めたり、曲の上に無理やり別の音声をかぶせたり、ほんとに一体なんのために?何がしたかったのかわけわかりませんでした。歌詞や言葉の文字起こしも大袈裟?と言うかセンスが良いとは思えなかったし。
以前リリースされていた既存のLiveソフトにも、佐藤輝氏が加担したせいで、ひどく見辛いLive映像になっていて、怒りを覚えたことが見事に蘇りましたよ(苦笑)
あと、この映画を観たみなさんが大半口をそろえているように、最初と最後の方に女子高校生の声(インタビュー)は要らないですね。なんであんなのを付けたのでしょうかね?さっぱり理解できません。
いろいろ残念な映画でしたが、それでも、久しぶりに映画館のスクリーンで尾崎豊が観れたというだけで、やっぱりこの人は凄い人だった!と再認識できたし、カッコよかったし、手元にある尾崎豊の映像ソフトを見返してみたくなりました(^^)