
公式サイトのYouTubeでは、「今回のアルバム用に書いた曲ですが」と語っていますが、結果的には頭脳警察新譜への収録は見送りになってしまいました。
ないものねだりではないけれど、この曲もとても、良いので入れて欲しかったなあと。
でも雰囲気からしたらPANTAソロアルバムに収録された方がしっくりくるのかな?
故橋本治氏へ贈ったというこの曲は、最初聞いた時は正直歌詞が、いったいなにを言ってるのかさっぱりわからないまま、静かに歌い終わられてしまったと言う感じで、なんとも不思議に感じられた曲でした。
いまも歌詞は色々と不思議を感じています。
もしかしたら、橋本治さんの著書をたくさん読んでいる人には理解できる歌詞なのかなあ??と思ってみたり。
色々気になってます。
♫かさぶた味のプディング食べて??
あと、一番謎なのは、「くじのさぱりや」!?と聴こえるのですが、ここが一番意味不明です。
♫くじのさぱりや
消される前に
おまじない交そう
2番の
♫毛糸に半分埋まりながら
も謎です。
しかし、聴けば聴くほどに、なんとも心を打つ曲です。
歌詞に謎が多いだけに、この曲も新譜に収録されていて欲しかったなあ。
1番
♫
水平線を溶かした朝に
もう半分の君を見つけた
もう半分の君を見つけた
2番
♫
境界線がほつれた海に
もう半分の君を見つけた
もう半分の君を見つけた
1番、2番との、この表現の対比の秀逸さ
文芸性の匂い漂う謎めいた歌詞と、PANTA楽曲らしい美しくもやさしいメロディー。
PANTA、やはりこの人は天才だと思う。