2009年4月21日( tue)
「 響宴 vol.4」 @横浜Thums up
響(PANTA (vo,g)/菊池琢己 (g))
久しぶりに行ってまいりました響のワンマンライブシリーズ「響宴」のVOL.4です。
セットリストの速報です。
今回のライブは、事前に、事務所から
1976年発表『PANTAX'S WORLD』以降のアルバムより 各1曲ずつを選曲。
それぞれの思い出トークを交えながらお贈り致します!
とのご案内の元に、行われました。
【セットリスト】
1. あした天気になれ 『PANTAX'S WORLD 』(1976年)
2. ガラスの都会 『走れ熱いなら』(1977年)
3. 極楽鳥 『マラッカ』(1979年)
4. トリックスター 『1980X』(1980年)
5. 涙にさよなら 『KISS』(1981年)
6. レーザーショック『唇にスパーク』(1982年)
7 .欲望 『浚渫(SALVAGE)』(1982年)
8. 時間泥棒 『16人格』(1984年)
9. 奴と俺とおまえと 『反逆の軌跡(Don't Forget Yesterday)』(1985年)
10.地図にない国 『R☆E☆D(闇からのプロパガンダ)』(1986年)
11.スカンジナビア 『プラハからの手紙』(1987年)
12.BLOCK25-Auschwitz- 『クリスタルナハト』(1987年)
13.P.I.S.S. 『P.I.S.S.』(1989年)
14.瓦 斯 『波紋の上の球体』(2002年)
15.午後の悪魔 『CACA』(2007年)
16.Leila's Ballade 『オリーブの樹の下で』(2007年)
(EN-1)
17.寺山修司(演劇「時代はサーカスの象にのって」より「孤独の叫び」のポエトリーリーディング)~時代はサーカスの象にのって(シングル2008年)
(EN-2)
18.巌の上にも (未収録・新曲)
19.マラッカ 『マラッカ』(1979年)
★赤文字表記が、響では、初披露曲!!
そして、「時代はサーカスの象にのって」ポエトリーリーディング付VER.も初披露
「ライラのバラード」は、久々の英訳詞VER.
EN-2からは、スタンディングでの演奏。
新曲「巌の上にも」は、響アレンジでの完成形(・・・これは私自身が、前回聞いたときには、アレンジなしのものでしたので、あえて表記)
さて、このたびのライブで、個人的に特筆ものは、やはり「時代はサーカスの象にのって」の冒頭でのポエトリーリーディングでした。
素晴らしく、惹きこまれました!!!
サイト「演劇・映画・文学の部屋」http://park8.wakwak.com/~end/act2.htm
より「寺山修司の言葉」から、この日詠まれた、詩の「一部」を、抜粋して掲載してみます。(昨日pantaが詠んだものは、この部分よりもさらに先から導入されていました)
おれは歴史なんか嫌いだ 思い出が好きだ
国なんか嫌いだ 人が好きだ
ミッキー・マントルは好きだ、ルロイ・ジョーンズは好きだ
ポパイは好きだ、アンディ・ウォーホールは好きだ、キム・ノヴァクは好きだ
だが、アメリカは嫌いだ!
これも時代なのだ 寒い地下鉄で吹いた口笛を思い出すか、ボクサーのボブ・フォスターよ
戦争に向かってマッチ一箱の破壊
解放された動物園の方から時代はやってくる
時代はゆっくりとやってくる、時代は臆病者の象にまたがってゆっくりとやってくる
そうだ、時代は象にまたがって世界で一番遠い場所、皆殺しの川へとおもむくだろう
せめてその象にサーカスの芸当を教えてやりたい
滅んでゆく時代はサーカスの象にまたがって
せめて聞かせてくれ、悪夢ではないジンタの響きを
時代よ、サーカスの象にその芸当を教えよ
本当に、素晴らしかったです!!
このポエトリーリーディングの後に歌われますと、また、さらに曲の世界へとその惹きこまれ方も違ってくるものですね!!!
終始リラックスムードで、最初から一曲ごとに、曲にまつわるトークをはさんでの展開でしたが、個人的には、ちょっと「まったり」しすぎた感じはしました。
けれど、響での初披露曲もたくさん聴けて、趣向が凝らされた、とても良いライブだったと思います。
ただ、どうしても一曲づつで、そのつどに間をおいて語られますと、聴いている側の緊張感が・・・・(私個人的には、どうもそのあたりが、今回のライブに関しましては、なんとも不満な気がしてしまいましたした・・・すみません)
それで、この調子で言ったら、いつ終わるんだろう??(苦笑)みたいな・・・(結局演奏は、三時間めいっぱいで、終了は、午後11時でした)
途中から、その「時間押し」もさすがに意識されて?一曲ごとの「説明」のmcがなくなったりしてましたが、これには正直、私個人的には、なんだかホッとしたといいますか・・なんというか・・・・(汗)
後半の楽曲自体も、ナハトの曲以降あたりからは、実にたたみかける感じで、カッコ良かったです。
「Leila's Ballade」は、初めてライブで聴いたときには、私としましては、なんとも違和感のある?というか、これもある意味、英訳バージョンというよりも、英訳のポエトリーリーディングに近い感覚で聞いてしまいましたが、この曲は、だんだんライブで演奏されるたびに、「曲として」、上手くなっていったような気がしておりました。
今回も、とても良かったです!!ほんとうに、これは聴くたびに、良くなっていくなあ~みたいなイメージです。
・・・・ただ、この曲の途中、琢己氏の1音下げDチューンギターの弦がめずらしくも切れてしまいまして、しばしの間は、パンタのソロ弾き語り状態だったりしてました。
そして、
5.涙にさよなら『KISS』(1981年)
6.レーザーショック『唇にスパーク』(1982年)
7.欲望『浚渫(SALVAGE)』(1982年)
8.時間泥棒『16人格』(1984年)
これらの響で今までまだ演奏されていなかった、というか、他のライブでも、聴けるのは珍しいナンバーで、これには、「マニア」としましては、もう感涙ものでしたね!!
(特に、レーザーショック!!!素晴らしい~~そして嬉しかった~~。サルベージや16人格からの選曲もかなりレアで楽しめました♪)
ただ、個人的に惜しい感じがしたのは、ほんと、これらのナンバー、しゃべりぬきで、ずーっと一度に通して聴きたかったかなあ~と・・・。
思うに、たぶん?これは、ここのハコの雰囲気?のせいもあるのかもしれません。
前やったときも、そんな感じはあったのですが、妙に、リラックスムードの漂う?というか、それだけ良い雰囲気の「店」なのですが・・・。
どうにも、「まったり」「ゆったり」進行していきたくなるような、ライブレストランでありまして。
しかし、そんな雰囲気の中でも、その場において、空気がガラリと変わり、緊迫した良いテンションに包まれた「時代は・・・」のリーディングでした。これはほんとに、凄かった!!!!
もう、とにかくことさらに特筆★
とにかく圧巻!!素晴らしかったです。
しかし、改めて、パンタの「ポエトリーリーディング」は、イイです。秀逸★
けど、なんですね~、もう、ほんと、こんなのを聴いてしまいますと、「バクテリア」だとか、また「落ち葉のささやき」だとかも、聞きたくなったりしました。
あ、そうだ、「オリオン頌歌」の・・・オリオンよ・・・・・なんて言うのも、もう、ほんと、いつもシビレてます。
今回は、とりとめもなく、とりあえず、思いつくままに書き連ねてますが、パンタのライブ鑑賞も、かなり久しぶりでしたので、忌憚なきあくまで、ごく個人的、気分的、勝手な感想感じたままを・・・・。
まあ、私も、前までは、なにしろ、ライブでのトークは、むしろどちらかと言いますと、なるべく多い方がいいとか、せっかくのこの「一期一会」のライブという特別な場、一分、一秒でも長く、この場に居たいだとか・・・あれこれ、みーはーきわまりなき思いはありましたが、
さて、時のうつりかわりとともに、同じ人間であっても、聞き方、感じ方、捕らえ方というのは、さまざまに変化するものですねえ・・・・と、思いました。
さて、それから、このたびは、大変に重要なる、さまざまな情報も、この日のライブ後に、入手いたしましたが、その情報につきましては、また、次の機会に。
とりあえずは、簡単に、セットリストの速報と共に私のパンタ復活ライブ参加のご報告ということで・・・。
情報につきましては、いよいよキターーーーッ!!!という感じですので、この次の新規投稿にて、乞うご期待しておいてください。
もちろん、これは、この日のライブに参加された方々の手元には全員に配布されました、フライヤーによるものですので、ライブに参加されたみなさまは、すでに、大盛り上がりかもですね。
私も、このところでは、なにしろ、待ちに待ったといいましょうか、ほんとうに待望の「フライヤー」でありました。(^^)
もったいぶって、申し訳ありませんが、時間切れということで、次の投稿、まあ、こちらも気持ちに勢いがあるうちに、なるべく早くまた出します。