2021解禁サプライズ

渓流釣りが解禁になった。
緊急事態宣言が再延長されたばかりではあったが、こっそりひっそり奥山に踏み入るのであれば許されるはずと自分にとって都合のいい解釈をタテにして予定通り出陣した。


すでに年券を購入してある渓へ未明に到着。
サンドイッチで腹ごしらえしてから、釣り支度を始めた。
ウェーダーを履いていると、一台の車がやってきた。
残念ながらあなたは二番手だよ、と心の中でほくそえんでいると、車の中から「パパさ～ん」と聞き覚えのある声がするではないか。
なんと声の主はsoraさん！

papachan「あれ？soraさん？お久しぶりです～！奇遇ですね～！」
soraさん「パパさんに会いそうな気がしたんですよ～」

う～む、自分の行動が見事に読まれている（汗）
本流支流含めて入渓点はゴマンとあるのに、ピンポイントで当てられるとは…。
soraさん、恐るべし。


昨シーズンは、soraさんとは一度もコラボしていなかったので、一年以上お会いしていなかった。
思いがけない再会はなんとも嬉しいサプライズ。
当然、一緒に釣り上がることにした。


シーズン初日の入渓では、必ず日本酒でお清めをするのが、自分にとってのジンクス。
コンビニで買ってきたワンカップ大関を、流れにひとふり、岩にひとふり、自分の足にひとふり、そして最後のひと口をごくり。
安全祈願。爆釣祈願。今シーズンも楽しい時間を過ごせますように。



１月までは寒い日が続いたが、２月に入ってから寒暖の差が激しかった。
日本海側は大雪がニュースになっていたものの、関東はほとんど雪も雨も降らず、渓流は渇水。

水温は７℃。
例年に比べればかなり高い。
今日は気温も高く、入渓時は８℃。
これならガイドも凍ることはない。
グローブもいらない。


パイロットルアーは、BLINK50飛燕S型。
水温は高いし、水量も少ないので、これでヒラヒラ誘ってみよう。

ヤマメたちは、ルアーに反応するのだが、なかなか口を使おうとしない。
ルアーの後ろをくっついてきて様子見をしている。
こういうのが一番難しい。


それでもいつかは食らいつくことを信じてルアーを打ち続ける。
信じる者は、必ず報われるものだ。


ほらね、きた。
記念すべきシーズン１匹目は、サビを纏った越年ヤマメ。
こんにちは～♪



この時期限定の深い色合い。
今日はもうこれで満足した。



なかなかバイトに持ち込めないじれったさも、二人でいれば楽しめる。
あ～、とか、う～、とか言いながら、思わせぶりなヤマメの反応を楽しむ。



soraさんにも待望の初モノが来た。
これも越年ヤマメだ。
soraさん、おめでとう！



あなさんミノーに切り替えて二尾目をゲット。
少しサイズダウンしたけど、レッドバンドが美しい越年ものだ。

気温がぐんぐん上がり汗ばんでくる中、お互いバラシもあり、キャッチもありで、早春の渓を楽しんだ。
釣りも楽しかったが、それ以上に久しぶりのsoraさんとの会話が楽しかったし、嬉しかった。
soraさん、ありがとうございました。
コロナが落ち着いたら、またみんなでキャピキャピしましょう。


帰りにラーメン屋さんで御一人様解禁祝い。
先日、shinichiさんに教わったお店だ。

濃厚な煮干し出汁で、極太麺がもちもちして美味い。
昨日、ダイエットを誓ったばかりなのに、また食べてしまった。
今日はたくさん歩いたし、ヤマメにも出会えたし、soraさんとも楽しく釣りができたので、消費したカロリーを補っただけだと自分に言い聞かせる。笑笑