11月24日の朝、いつものように出勤。
職場までは約1時間のドライブだ。
異変に気付いたのは、6時40分頃。
急にハンドルが軽くなり、アクセルを踏んでいる感覚が薄れてきた。
目の前がふわふわと波打つような浮遊感にとまどう。
その10秒後…
突然天地がひっくり返ったように視界がぐるぐる回るめまいに襲われ、焦点がまったく定まらない。
景色が猛スピードで左回転に流れていく。
ムンクの「叫び」のように、目に入るものがグニャグニャになる。
何とか車を止め、依然としてぐるぐる回る視界に耐えながら、路地に車を入れた。
停車したとたん猛烈な吐き気が襲い、幾度も嘔吐する。
車外に出ても立てない。
手足がしびれ、体温がどんどん低下するのがわかる。
「やってしまった…脳、かな?」
何とか携帯電話を操作して、カミさんと職場に連絡を入れた。
どんどん意識が薄れてくる…やばいな、だめかも…
どれくらいたったかわからないが、カミさんがタクシーに乗ってきて、発見してくれた。
救急車に担ぎ込まれる。
「がんしんがひどいな…」
「体温は35度…」
救急隊の声が聞こえる。
自宅近くの病院に搬送された。
「目を開けてください」
目を開けるとぐるぐる景色が回る。吐き気が襲う。
「がんしんがひどいな」
がんしんって何だ?
猛烈に寒い…。
病名 「メニエール症候群」
10万人に3.5人が発症すると言われるこの病気は、末梢神経系の病である。
具体的には、耳の奥、内耳のリンパ液の内圧が上昇して三半規管がおかしくなり、平衡感覚が保てなくなる。よって、「ぐるぐるめまい」「吐き気」「耳鳴り」「難聴」を引き起こすとされている。
めまいは、「がんしん=眼振」のためだ。眼球がぎょろぎょろ動いてしまい、焦点が定まらないのだ。
幸い、私は難聴にはならなかった。
様々な検査の結果、心配された中枢神経(脳、脊髄)の損傷はなかった。やれやれ…
しかし、このメニエール症候群、厄介なのが原因不明の病であること、根本治療が望めず対症療法が中心であること。
人によっては、発作を繰り返すことがあるというのだ。冗談じゃない…
6日間の入院の後、日常生活に戻り、職場にも復帰した。
入院中、職場には大変な迷惑をかけた。
見舞いにも沢山の人が来てくれた。
カミさんも仕事そっちのけで看病してくれた。
ありがたいことである。
今回のこの災難、「もう年なんだから、仕事も遊びもぼちぼちにしな」という神様の警告だったのか? それとも「鍛え方が足らんから、そんな病気にかかるんだ!」という叱咤の鉄槌か?
病院の窓から見える夕焼けを眺めながら、ため息一つついてみた。
職場までは約1時間のドライブだ。
異変に気付いたのは、6時40分頃。
急にハンドルが軽くなり、アクセルを踏んでいる感覚が薄れてきた。
目の前がふわふわと波打つような浮遊感にとまどう。
その10秒後…
突然天地がひっくり返ったように視界がぐるぐる回るめまいに襲われ、焦点がまったく定まらない。
景色が猛スピードで左回転に流れていく。
ムンクの「叫び」のように、目に入るものがグニャグニャになる。
何とか車を止め、依然としてぐるぐる回る視界に耐えながら、路地に車を入れた。
停車したとたん猛烈な吐き気が襲い、幾度も嘔吐する。
車外に出ても立てない。
手足がしびれ、体温がどんどん低下するのがわかる。
「やってしまった…脳、かな?」
何とか携帯電話を操作して、カミさんと職場に連絡を入れた。
どんどん意識が薄れてくる…やばいな、だめかも…
どれくらいたったかわからないが、カミさんがタクシーに乗ってきて、発見してくれた。
救急車に担ぎ込まれる。
「がんしんがひどいな…」
「体温は35度…」
救急隊の声が聞こえる。
自宅近くの病院に搬送された。
「目を開けてください」
目を開けるとぐるぐる景色が回る。吐き気が襲う。
「がんしんがひどいな」
がんしんって何だ?
猛烈に寒い…。
病名 「メニエール症候群」
10万人に3.5人が発症すると言われるこの病気は、末梢神経系の病である。
具体的には、耳の奥、内耳のリンパ液の内圧が上昇して三半規管がおかしくなり、平衡感覚が保てなくなる。よって、「ぐるぐるめまい」「吐き気」「耳鳴り」「難聴」を引き起こすとされている。
めまいは、「がんしん=眼振」のためだ。眼球がぎょろぎょろ動いてしまい、焦点が定まらないのだ。
幸い、私は難聴にはならなかった。
様々な検査の結果、心配された中枢神経(脳、脊髄)の損傷はなかった。やれやれ…
しかし、このメニエール症候群、厄介なのが原因不明の病であること、根本治療が望めず対症療法が中心であること。
人によっては、発作を繰り返すことがあるというのだ。冗談じゃない…
6日間の入院の後、日常生活に戻り、職場にも復帰した。
入院中、職場には大変な迷惑をかけた。
見舞いにも沢山の人が来てくれた。
カミさんも仕事そっちのけで看病してくれた。
ありがたいことである。
今回のこの災難、「もう年なんだから、仕事も遊びもぼちぼちにしな」という神様の警告だったのか? それとも「鍛え方が足らんから、そんな病気にかかるんだ!」という叱咤の鉄槌か?
病院の窓から見える夕焼けを眺めながら、ため息一つついてみた。
びっくりしました!!!!
大変でしたね。一体全体・・大丈夫なんですか??
タフな山男にいったい何が?本当に驚きました。
毎日毎日、過激な労働の疲労の蓄積なんだと思います。「働きすぎ。。ゆっくり休みなさい」ってなカミサマのお告げなんだと思います。
今日、このことを知りました。お見舞いにも行けずすみませんでした。。。。今度、元気が出るものを持ってお邪魔します。。
落ち着いたら、またのんびり管釣りに行きましょう。今度は鮎川が運転させていただきます。
どうぞ、どうぞ、お大事に!
こんにちは。ごぶさたしております。
体調はよかった(はず)なんですが、この有様。
やはり気をつけなきゃいけない「お年頃」なんでしょうか。
あの状況でよく事故にならなかったものだと、そっちの方の運の強さにも我ながら驚いております。
おかげさまで体調もよくなりつつあります。
まだ、頭を急に動かすとふらっとしますが、それほど気になりません。
>落ち着いたら、またのんびり管釣りに行きましょう。
いいですねぇ~。
恒例の年末釣り納め「鹿留冬の陣」といきますか!
帰りには温泉に寄りたいですね。
そういえば、城山温泉の改装は終わったのかな。
もー、ビックリ!!
通勤途中、大変な事態だったことでしょう・・・
魚信さんも言っておられますが、睡眠を十分にとり、
仕事も程々に、体と共に、心の休息も必要と思います。
本当に、これからは特に気をつけて過ごされて下さい。
俺は(血圧が極端に低いせいか?)目まいは頻繁です。
どうかすると時々立ち眩みが起きて、気付くと地面に倒れて気絶してます(ど爆!
耳鳴りは(コレは仕事中の事故で)10年以上前から鳴りっ放しです・・・。
人間、健康が一番ですね・・・。
もう調べてるとは思いますが・・・
一応参考まで・・・↓
http://www.j-medical.net/etc055.html
管釣りにでも行って、心身ともにリフレッシュしてきて下さいね~!。
お気遣い、ありがとうございます。
この数日で大分よくなりました。
まったく情けない病気にかかってしまったものです。
しかし、医者からは、「山に登ってもいいよ。行く前は薬を処方するから来なさい」という心強いお言葉をいただきました。
もう山は引退かと思っていたので、とりあえずほっとしました。山に行けるということは、釣りにも行けるし。(笑)
sugarさんも立ちくらみや耳鳴りがあるんですね。
お互い健康には気をつけて、楽しいアウトドアライフを送りましょう。