キター！ 吉野家で蕎麦

年末はどこも道が混んでいて、買い物に出るのも一苦労だ。
すっかり遅くなった帰り道。

papachan：「夕飯は何にする？」
カミさん：「濃いうどんの汁が飲みたい。」


なんて会話をしていたら、カミさんが不思議なものを発見した。
吉野家の店先に十割蕎麦のノボリがはためいている。

なんで？吉野家で十割蕎麦なの？

興味津々で車をＵターンさせ、誘蛾灯に誘われる羽虫のようにフラフラヒラヒラと店の中へ。

一歩店の中に入ると、明らかに自分の知っている吉野家とは一線を画す世界が広がっている。
カウンターではなく、テーブル主体のレイアウト。
席間のパーテーションには簾。
壁には古い吉野家のセピア調の写真。
店内に閑かに流れるジャズ…

メニューを見て、またまたびっくり。
牛丼、豚丼の定番メニューの他、確かにありましたよ、十割蕎麦が！
ざる蕎麦だけでなく、天ぷら蕎麦などの温かい蕎麦も数種類ラインナップ。
お得な丼と蕎麦のセットもある。
なんと天丼まであった。

自分は、牛丼と冷たいざる蕎麦のセット（５９０円）
カミさんは、ミニ天丼と温かい蕎麦のセット（４８０円…だったかな？）
子ども達は、牛丼の並。（３８０円）

待つこと１０分弱。
牛丼の横に蕎麦が並ぶという、革新的かつショッキングな光景が目に飛び込んできた。
スゲー…吉野家もついにここまで来たか…

肝心の蕎麦の味も悪くなかった。
牛丼プラス２１０円でこのセット内容は、十分にお得感がある。

ここ「吉野家 府中中河原店」は実験的店舗であり、十割蕎麦が食べられるのは全国でここだけなのだそうだ。
こういう実験はまことによろしい。
ぜひぜひ幅広く展開してほしい。


満腹の帰り道。

papachan：「なかなかよかったね～。」
カミさん：「やっぱりうどんが食べたかった。でも、汁が飲めたからいいか…」
papachan：「…」