イブニングでハプニング？

数日前のこと。

めずらしくイブニングの釣りにでかけた。
朝飯前の釣りばかりしているので、イブニングは久しぶりだ。
日没まであと３０分。１時間もすれば支流は夕闇に包まれてしまう。

タイムアップを気にして焦っているせいか、一投ごとにチェイスはあるが、愛しいヤマメは口を使ってくれない。
まるで示し合わせたように、あと一歩のところで踵を返してしまうヤマメ達。
ん～、いかん。


でも、一匹だけが仲間の協定違反を犯して哀れな釣り人と遊んでくれた。


これで気が楽になった。
太陽はとっくに山の端に消え、夕暮れも迫っている。
さぁ帰ろうと思ったとき、上流から何かがトコトコ下りてきた。

イノシシだ。（画像が悪くて何が何だかわからない？）

こっちが息を潜めてじっとしていると、５０ｍくらいまで近寄ってきてようやく気づいた。

イノシシとの睨み合いが始まる。

つっこんできたらどうしよう。
ポケットのナイフで応戦できるかな？（勝ったらイノシシ鍋だ！）
それより、逃げ場を探した方がいいかな？
短い間にいろいろ考えをめぐらせた。

そうだ、まずカメラだ。
ポケットの中に手を伸ばしたとたん、イノシシは斜面をゆっくり登っていってしまった。

ふ～、よかったような、残念なような。
夕餉のイノシシ鍋は、幻となった。（笑）




さて、帰るか…