お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

赤い彗星の入魂式

2020年06月14日 | 釣り
アンダースピン80+鱒レンジャーは、まさに「シャア専用○○」というフレーズが頭に浮かぶカラーリングだ。
このチープかつマニアックなタックルを入魂すべく、梅雨入りの渓を歩く。


夏日が続いた思ったら、今度は雨続きでムシムシ。
顔中にハッカスプレーを吹きまくって入渓する。



アンダースピンはデフォルトで6lbナイロンラインが巻き付けてある。
ネットでいろいろ調べてみたところ、クローズフェイスリールの場合、あまり細いラインはよくないらしい。
ましてやPEはラインを巻き取るピンに負担を掛けるようで、避けた方よいとのこと。
6lbナイロンにルアーを直結するのもどうかと思い、4lbフロロをリーダーとして1mほど結んでみた。



手始めに本流でキャスティングすると、まあ飛ばない。
おまけにギア比が低いので、一生懸命巻かないと、あっという間にルアーが流されてしまう。
シャア専用は3倍のスピードで動くのではなかったのか?
今さらながらにハイギアの恩恵を思い知る羽目になった。
おまけに、ぺにゃぺにゃの鱒レンジャーである。
流れの強いところでは全く歯が立たない。
すぐに支流に逃げた。






キャスティングに慣れた頃、チビヤマメがお出迎え。
赤い彗星に入魂完了だ。

ラインが太い上にクローズドフェイスという特性上、キャストの飛距離は15mがいいところ。
鱒レンジャーだから、あまり強振するとコントロールがきかず、ルアーは明後日の方向に飛んでいく。
クラッチでラインをリリースするので確かに手返しはいい。
しかし、スピニングリールよりリリースポイントの感覚をつかむのがかなり難しい。
まあ、シャア専用だから、凡人には扱いきれないのかもしれない。
どこかの酒場でシャアが「ぼうやだからさ…」とつぶやいていることだろう。


そうこうしているうちにチビヤマメ2尾目。



梅雨らしい雨がしとしと降り続く。
こんな日は、休憩もせずにもくもくと釣り上がる。

軟弱ロッドにナイロンライン、おまけにギア比の低いリールでは、ルアーにアクションを加えるのも一苦労。
タダ巻きでも動きの良い、あなさんミノーとBLINKプロトタイプを交互に使った。


3尾目のヤマメは7寸くらい。
鱒レンジャーだと尺クラスの引きを味わえる。
この時ばかりは楽しい。



体躯に張りがあって、夏っぽいヤマメだ。
いいのが釣れたので、赤い彗星は帰還することにしよう。


クローズドフェイスリールを使いこなすためには、もう少し工夫する必要がありそうだ。
メーカーは推奨しないだろうが、メインラインを細くして抵抗を無くし、ロッドもやや張りのあるものに変えれば、それなりに楽しめるかもしれない。


赤い彗星仕様は今日で引退かな?(笑)

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