釣りの師匠・鮎川魚信氏は、いろいろ楽しいグッズをプレゼントしてくれる。
つい先日は「精選したタックルを収納するポーチ」をいただいたし、過去には「ルアーが興奮するタックルボックス」なんてものもいただいた。
しかし、数あるプレゼントの中で、未だ使っていないものがあった。
「鱒レンジャー」
ロッドである。
おそらく初心者向けなのだろう。
トラウトロッドとしては激安価格。1250円くらいだったような気がする。
カラーも豊富で、私がいただいたのはオレンジ色だ。(ちなみに師匠はピンク色を所有)
トラウトルアーをたしなむ者なら、一度は目にしたり手に取ったり衝動買いしたりするのではないだろうか。
スペックは…
① 全長120cm
② グラスのワンピース
③ コルクグリップ
④ 目が覚めるようなカラーリング(スペックじゃない?)
ウルトラライトアクションの部類に属すると思うのだが、ティップがもの凄く柔らかい。
こんな感じにグニャ~ンと曲がる。やろうと思えば一回転できそうなほど柔らかい。バットはまぁまぁしっかりしているが…。
こんな軽薄短小なロッドが自然渓流で通用するのかどうか?
師匠は、以前このロッドを管理釣り場で試したが、ことごとくフッキングミスを連発したそうだ。ロッドが柔らかすぎて、魚が乗らないという。
でも、せっかくの頂き物。いつまでも部屋の片隅でホコリをかぶっているのはもったいない。
ということで、自然渓流にデビューさせてみた。(いつもの多摩川水系の沢)
とにかく軽いロッドなので、リールもカージナル300Uをセッティング。ラインはナイロン3ポンド、色はロッドに合わせてオレンジに決定。
まず、一投目…対岸に引っ掛けた。
二投目、足下に引っ掛けた。
三投目、頭上の枝に引っ掛けた。
四投目、岩に当たった。
む、むずかしい、とてつもなくキャストがむずかしい。
ロッドの振り抜け感がしっくりこない。思ったところにルアーが飛んでいかない。
だが、試行錯誤しているうちに、なんとかコツがつかめてきた。
どうやらオーバーヘッドキャストよりアンダーキャストの方が具合がいい。
そしてティップの反発力だけで、軽くキャストした方がよさそうだ。
次の問題はルアーへのアクション、つまりトゥィッチングだが、これも難しい。
自分が普段好んで使用しているのは、ミノーイング重視の堅めのロッドなので、鱒レンジャーは柔らかすぎるのだ。
アクションがついているのかどうか、ペニャペニャしてよくわからない。
仕方ないので、やや大げさに手首を動かすことにする。
バイトがあったら、とにかくフッキングに最大限の神経を集中させていこう。
フックはトレブルのバーブレスにしておいた。
蜘蛛の巣を払いながら前進。
アンダーでピュッとキャスト…
ガツッ! きた!ヨイショォー!
水中で白い腹を見せてもがく姿から、それほどの大物でないことはわかったが、ロッドが柔らかいので、釣り味はサイコー? いい引きを楽しませてくれる。
22cmのヒレピンヤマメ。記念すべき一匹目。
一匹釣れると余裕がでる。
すぐに二匹目が釣れた。
こちらはやや小ぶりだが、ロッドのおかげで楽しめた一尾。
鱒レンジャー、侮りがたし。
魚が乗れば、これほど引きを楽しめるロッドは無いかもしれない。
師匠、楽しいプレゼントをありがとう。
つい先日は「精選したタックルを収納するポーチ」をいただいたし、過去には「ルアーが興奮するタックルボックス」なんてものもいただいた。
しかし、数あるプレゼントの中で、未だ使っていないものがあった。
「鱒レンジャー」
ロッドである。
おそらく初心者向けなのだろう。
トラウトロッドとしては激安価格。1250円くらいだったような気がする。
カラーも豊富で、私がいただいたのはオレンジ色だ。(ちなみに師匠はピンク色を所有)
トラウトルアーをたしなむ者なら、一度は目にしたり手に取ったり衝動買いしたりするのではないだろうか。
スペックは…
① 全長120cm
② グラスのワンピース
③ コルクグリップ
④ 目が覚めるようなカラーリング(スペックじゃない?)
ウルトラライトアクションの部類に属すると思うのだが、ティップがもの凄く柔らかい。
こんな感じにグニャ~ンと曲がる。やろうと思えば一回転できそうなほど柔らかい。バットはまぁまぁしっかりしているが…。
こんな軽薄短小なロッドが自然渓流で通用するのかどうか?
師匠は、以前このロッドを管理釣り場で試したが、ことごとくフッキングミスを連発したそうだ。ロッドが柔らかすぎて、魚が乗らないという。
でも、せっかくの頂き物。いつまでも部屋の片隅でホコリをかぶっているのはもったいない。
ということで、自然渓流にデビューさせてみた。(いつもの多摩川水系の沢)
とにかく軽いロッドなので、リールもカージナル300Uをセッティング。ラインはナイロン3ポンド、色はロッドに合わせてオレンジに決定。
まず、一投目…対岸に引っ掛けた。
二投目、足下に引っ掛けた。
三投目、頭上の枝に引っ掛けた。
四投目、岩に当たった。
む、むずかしい、とてつもなくキャストがむずかしい。
ロッドの振り抜け感がしっくりこない。思ったところにルアーが飛んでいかない。
だが、試行錯誤しているうちに、なんとかコツがつかめてきた。
どうやらオーバーヘッドキャストよりアンダーキャストの方が具合がいい。
そしてティップの反発力だけで、軽くキャストした方がよさそうだ。
次の問題はルアーへのアクション、つまりトゥィッチングだが、これも難しい。
自分が普段好んで使用しているのは、ミノーイング重視の堅めのロッドなので、鱒レンジャーは柔らかすぎるのだ。
アクションがついているのかどうか、ペニャペニャしてよくわからない。
仕方ないので、やや大げさに手首を動かすことにする。
バイトがあったら、とにかくフッキングに最大限の神経を集中させていこう。
フックはトレブルのバーブレスにしておいた。
蜘蛛の巣を払いながら前進。
アンダーでピュッとキャスト…
ガツッ! きた!ヨイショォー!
水中で白い腹を見せてもがく姿から、それほどの大物でないことはわかったが、ロッドが柔らかいので、釣り味はサイコー? いい引きを楽しませてくれる。
22cmのヒレピンヤマメ。記念すべき一匹目。
一匹釣れると余裕がでる。
すぐに二匹目が釣れた。
こちらはやや小ぶりだが、ロッドのおかげで楽しめた一尾。
鱒レンジャー、侮りがたし。
魚が乗れば、これほど引きを楽しめるロッドは無いかもしれない。
師匠、楽しいプレゼントをありがとう。
papaさんから、この話題が出るとは・・
>こんな軽薄短小なロッドが自然渓流で通用するのかどうか?
俺も超~関心あり鱒っ!!
>でも、せっかくの頂き物。いつまでも部屋の片隅でホコリをかぶっているのはもったいない。
ハイハイッ!そうですよね~!
>ということで、自然渓流にデビューさせてみた。
やった!!ピースピース
・・・で、やっぱり。。。と!思ったら!!
>だが、試行錯誤しているうちに、なんとかコツがつかめてきた。
流石!!papaさん!!エライ!!
その後の釣果は、ナイス過ぎっ!!
カッコ良すぎ!!
俺、こういう人、超~大好き!!
話は多少違うけど・・・
今、俺使ってるリールは必要最低限の機能しかない物だけど・・・
最近、コレで十分かなっと。。。思い始めてきました。
世の中には、5~6万円もするリールが存在するらしいけど、俺には必要ないと思いますし、
以前、papaさんのブログで読んだ・・・
「魚に一番近い処から~遠くなる順にお金をかけるべき」
・・・というような言葉が、耳に焼き付いています。
もっともな話です。
たしか?、「Gijie」の記事の中のベテランアングラーさんの言葉だったと記憶しています。
仮に、5~6万円のリールを使いこなして「魚(自然)に優しい釣り」が出来たとしても・・・
裏を返せば(その5~6万円分の)対価と同等の自然を(地球の何処かを)汚してる訳で・・・
結局は(エコロジーの観点から言ったら)同じことかなっ?ってサ。。。?
偉そうなこと言ってすみません。
只、高価な物はその分長持ちするんで、その点から言ったら、「高価でも長持ち」は大事なことなんだけど・・・
現代の日本では、それはあまり達成されてないように感じます。
本来「高価でも長持ち」の筈が・・・
「高価でも使い捨て・・・?」は大げさだけど、
まだまだ使えるのに、(そのリールを使ってる本人が)「飽きたから!」「ニューモデルが出たから」と・・・
つまりは、日本人の、使う側の意識が足りないように感じます。。。
自分で言うのもなんですが・・・
俺は物(や食べ物)はトコトン大事に、大切にしてるつもりです。
・・・なんで(渓流もそうかもしれませんが)海の釣り場で、サビキの使い捨てなんか見ると堪らなく嫌になります。
話は戻りますが・・・
(仮に)そこにひとつの竿が「ある」のと、全く「ない」を比べた場合、
「ある」という事の有り難味を(日本人は)忘れているように感じます。。。
(自分も含め)我侭(贅沢)になった日本人は、大切な何かを忘れてるのではないか・・・
そんな事を感じたpapaさんのブログでした。。。
本当に流石です!!
有難う御座いました!!
いつもながらsugarさんの考えの深さに敬服しています。確かに、自分も含めて日本人は贅沢になりましたよね。自然の中での遊びも贅沢の上に成立しているようなところがあると思います。だからこそ、自然に感謝して、ローインパクトを心がけたいものです。いつまでも自然の中で遊びたいですからね。
「魚に近いところからお金をかける」というのは、横塚鴻一さんの言葉です。当然といえば当然ですが、思わず膝をポン!目からウロコの思いでした。
山登りでも同じことが言えます。
私の山の師匠は、「靴、雨合羽、下着にはお金をケチるな」とよく言っていました。最終的に自分の命を守るアイテムだからです。(もちろんクライミングギアにはお金をかけますよ)
事実、師匠は、服やザックにはほとんどお金をかけません。厳冬期の谷川岳だろうが、ヨーロッパアルプスだろうが、基本的にはユニクロ。
ゴアテックスの雨合羽のみの防寒対策でモンブランに登るのは我が師匠くらいです。
ちょっと話がそれました。
釣りにしても、山登りにしても、本質的なところにのみお金をかけるのは、身軽さという点で遊びの基本かもしれません。
さて、自分は…?身体・装備ともどもちょっとウエイトオーバーです。
なぜか、餌釣りのゴミが多いです。
残念ですが、海も川も同じですね。
いやー、すごい。ミノーで釣ったんですか?よくトウィッチで誘いましたね。まさしく「弘法、筆を選ばず」ですな。
私が渓流で使ったときは、もろにアブれてボーズでした。フッキングはおろかバイトもなかった・・・(笑)トウィッチはおろか、キャストもままならなかった記憶があります。
さて、鹿留で使ったときは、クランクを巻いたのですが、10回当ってやっと2本。今考えるとフックも甘かったし、無理にカケてあわせようとしたのが悪かったのかも。ま、腕が悪かったということです。
さて、新型のロッドやリール、ルアーが次々とリリースされていますが、自分が使っていて満足できるものならば、激安品は全然オッケーでしょう。「最新型の高性能なリール」「○○プロがトーナメントで優勝したロッド」だから「釣れる」わけじゃなく、結局は場所とウデ(スキルと状況を読む経験)でしょう。でも、いいモノは使ってて気持ちいいいのは確かです。釣行ではもちろん、自宅でタックルをいじくりながらニヤニヤできる道具って素晴らしい。使い捨てじゃなく、愛着を持って末永く使えるモノを自分の目で選びたいですね。
「ニセ師匠」なんて、ご謙遜を。魚信さんは、釣りの楽しみと奥深さを教えてくれた大切な師匠です。これからも、末永くお導き下さいね。
「場所」と「ウデ」…、確かにそうですね。私はどちらかというと「場所」に救われている方です。いつでもヤマメが見える沢を知っているのは幸せだと思います。
でも、渋いときはシブイ。私はあきらめが早い方なので、釣れないとどんどん遡行して(時には川を変えて)いってしまいますが、師匠みたいに手を変え品を変えて攻め続けないと、引き出しの多いアングラーにはなれないのでしょうね。私の釣りはワンパターン気味なので反省です。
「ニヤニヤできる道具」、男のロマンの究極のはけ口は、実はこれだったりして?