お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

禍福は糾える縄の如し

2022年05月01日 | 釣り
ゴールデンウィーク前半戦開幕~!
といっても、特にスペシャルプランがあるわけでもなく、長野の小屋掃除に向かった。
先月は雪があって外回りの修繕や掃除ができなかったので、気になっていたのだ。


小屋の周辺も桜が終わって新緑がまぶしい。
レンギョウの花が綺麗に咲いていた。

この三連休は天気が安定しない。
雨が降ったり止んだりを繰り返している。
晴れ間のタイミングで側溝の掃除と土留めの杭打ちは何とか済ませることができた。
今回は息子がいないので、焚火はやらなかった。


掃除が終わったら、山菜採りにいそしむ。
買い物はほとんどしてこなかったので、山菜が採れないと食うものが無い。



予定通りタラノメ、コゴミ、そしてワラビはいくらでも採れる。
ワラビのアク抜きは少し手間だが、スーパーで売っている水煮とはまるで比べ物にならないくらい美味い。



一人だけなので、食べきれる量だけ。
これで三食くらいは何とかなる。


山菜蕎麦と山菜天ぷら。
間違いない美味さ。



山菜チャーハンと山菜のお浸し。
チャーハンは米一合分作ったが、あっという間に平らげた。



山菜チャーハンは、油少な目の醤油味で「開高めし」風に作ってみた。
ゼンマイと紅ショウガが無いので、開高めしと言ってはいけない。
お浸しはポン酢でいただいた。


山菜尽くしの食卓を家族にLINEで送ったら、大絶賛された。
ワラビを食べたいというので、翌日もお土産用に摘んだ。
この時期は、一日経てばどんどん伸びてくる。



さてさて、作業と山菜採りの合間に釣りにも行ったが、こちらは全く振るわず、ボウズを食らった。
初日は寒すぎてイワナの活性が低く、おまけに雨が降ってきて1バラシで終了。
翌日は前日の雨で濁りがきつく、またもや1バラシで終了。
今週はツイてない。

おまけに無理な体勢でキャストしたら、背中の筋肉がピキッと…。
痛い…。


打ちひしがれて納竿。
背中の痛みに耐えながら車まで戻ると、腰につるしてあったデジカメが無い!!!!
どこかで落としたらしい。
壊れかかっていたデジカメだったので、そろそろ買い替え時とは思っていたのだが、まさか落として無くすとは。
しかし、誰かに拾われるのも怖い。
完全防水&耐衝撃のカメラだから、山の中で風雨にさらされようが谷底に水没していようが、今後何年間もデータは無傷で取り出せる。
悪意のある人に拾われたりしたら目も当てられない。

意を決して探すことにした。
自分のたどったところを全集中で目を凝らす。
1kmほどの遡行距離を記憶をフル回転させながら。
納竿したゴルジュまできたが、見つからない。

半分諦めモードで退渓路の森の中をとぼとぼ歩いていると、大きく葉を広げたコゴミの根元に赤いものが見えた。
あ! あったー!

見つけた瞬間、驚きと安堵で膝から崩れ落ち、天を仰いだ。
まるで映画「プラトーン」のエリアス軍曹のように。
オーマイガー!
釣りの神様は哀れなアングラーを見捨ててはいなかった。
イワナは釣れなかったけれども、こんな幸運は滅多にない。
禍福は糾える縄の如し。

うーむ、何だか人知を超えた偉大な力を感じた。

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2 コメント

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お返事 (papachan)
2022-05-08 21:04:52
>高崎さん
こんにちは!
家族と一緒に過ごすのは楽しいのですが、たまには一人でのんびりするのも悪くありませんね。
この時期は山菜採り放題なので、毎年の楽しみになっています。
イワナが釣れたら塩焼きにしたかったのですが、釣りの方は全くだめだめでした。
今年はイワナと縁遠いです。
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Unknown (高崎)
2022-05-08 14:45:29
いい季節になりましたねえ
仕事やご家族と離れてひとり雑念を払うひとときが羨ましい
山荘の周りは山菜と岩魚の宝庫、自ら摘んだ山菜で味わうビールは至福と言わずしてナント言いましょうぞ!
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