前回の新年山行があまりに不甲斐ない結果だったので、これではいかんと思いつつ、コロナ禍の緊急事態宣言中ということもあり、どこにも行かずモヤモヤ感満載の日々を過ごしていた。
決して気を緩めたわけでは無いが、自分の体力を再確認したくて谷川岳へ向かった。
感染しても、感染させてもいけないので、今回は単独山行。
谷川岳ロープウェイは、ホームページに臨時休業中と書いてあるものの、休日だけは時短営業で運行している。
始発は9時00分。
余裕をもって7時に着いたら、もうチケット売り場には荷物が並んでいた。
みんな出足が早い。
ドピーカンの好天である。
そういえば、2年前もちょうどこの時期にこんな好天に当たった。 →2年前の記事はこちら
日焼け止めを入念に塗ってから、いざスタート。
この天気ならスマホのバッテリーが落ちる心配はない。
ヤマップの軌跡はきちんととれていた。
もちろん前回の反省を生かして、紙の地図もザックに忍ばせておいた。
天神平から熊穴沢の頭までが朝一のアルバイトとしては地味にきつい。
早くも大汗をかいた。
息を整えつつプラプラ進む。
俎嵓を眺めながら歩けるこのルートは、いつだって期待を裏切らない絶景だ。
熊穴沢避難小屋の通気口は40cmくらい飛び出していた。
2年前に比べれば雪が多いことがわかるが、昔はいつもこんなもんだった。
今年は大雪だとニュースが連日騒いでいるが、ここ数年があまりに雪が少なかっただけのことだ。
冒頭にも書いたが、今日は自分にとっての体力確認山行である。
冬の天神尾根は今まで何度も歩いてきたので、ここを歩くことにより自分の今の状態がよくわかるのだ。
もちろん、雪の状態や天候の状況の違いから、単純にタイムを比較するわけではない。
体感としてのスピードや疲労を測ることに目的がある。
熊穴沢避難小屋から急登が始まる。
登山者が蟻の列となって進む。
ソーシャルディスタンスなんぞどこ吹く風?(笑)
天狗の溜まり場で水分補給してから、さらに進む。
若者にガンガン抜かれていくが、気にしない。
一定のペースを保ってじりじり登る。
天神ザンゲ岩は完全に雪の下で見えなかった。
気がつけば爼嵓のヒマラヤ襞は眼下になっている。
最後の急登を登り切ると、肩の小屋の屋根が見えてきた。
大ケルンの土台も雪の下。
これが谷川岳の本来の雪の量だ。
11時45分、谷川岳トマの耳に到着。
天神平から2時間30分かかった。
5分程度の休憩を3回とっているので、タイムとしてはまあまあである。
2年前よりは速く登れたが、疲労感は2年前より若干大きいか。
自粛生活による体力減退は否めないが、ぎりぎりセーフというところだろう。
山頂からの絶景を堪能したところで、肩の小屋まで戻り休憩。
それにしても暑い。
気温は5℃もある。
燦燦と降り注ぐ陽光と雪面の照り返しで、体感温度は10℃以上に感じる。
喉がカラカラである。
テルモスのお湯に雪をぶち込んで、ごくごく飲んだ。
行動食は、いつもこれ。
「一本満足」のシリアルホワイト。
どんなに食欲が無くてもこれなら食べられる。
巷に溢れているシリアルバーは、口の中の水分を持っていかれるものが多いが、これは大丈夫。
腹もちもいいし、ホワイトチョコレートが好きなので、気に入って食べている。
気温上昇で雪も腐ってきた。
とっとと下りることにする。
自分のアイゼンにはアンチスノープレートがついていない。
正確に言うと、スノープレートがついていないモデルを購入し、その後にプレートを付けたのだが、それも遥か昔に劣化して落ちてしまった。
そんなんだから、雪団子をピッケルで叩き落としながら歩くのが常になっている。
今のアイゼンは、はじめからプレートがついているので、雪団子に苦労することなんて経験がない人もいるようだ。
今回も歩きながらピッケルでカンカンやっているところを若い女子にじーっと見られてしまった。
大汗をかいたせいだろう。
ミネラルが流れ出してしまって、下山中に足が攣りそうになった。
塩分タブレットを持ってくればよかった。
そして、翌日は筋肉痛に喘ぐことになるのだ。
やはり定期的に山に行くことが何より大事であることを痛感するのである。
決して気を緩めたわけでは無いが、自分の体力を再確認したくて谷川岳へ向かった。
感染しても、感染させてもいけないので、今回は単独山行。
谷川岳ロープウェイは、ホームページに臨時休業中と書いてあるものの、休日だけは時短営業で運行している。
始発は9時00分。
余裕をもって7時に着いたら、もうチケット売り場には荷物が並んでいた。
みんな出足が早い。
ドピーカンの好天である。
そういえば、2年前もちょうどこの時期にこんな好天に当たった。 →2年前の記事はこちら
日焼け止めを入念に塗ってから、いざスタート。
この天気ならスマホのバッテリーが落ちる心配はない。
ヤマップの軌跡はきちんととれていた。
もちろん前回の反省を生かして、紙の地図もザックに忍ばせておいた。
天神平から熊穴沢の頭までが朝一のアルバイトとしては地味にきつい。
早くも大汗をかいた。
息を整えつつプラプラ進む。
俎嵓を眺めながら歩けるこのルートは、いつだって期待を裏切らない絶景だ。
熊穴沢避難小屋の通気口は40cmくらい飛び出していた。
2年前に比べれば雪が多いことがわかるが、昔はいつもこんなもんだった。
今年は大雪だとニュースが連日騒いでいるが、ここ数年があまりに雪が少なかっただけのことだ。
冒頭にも書いたが、今日は自分にとっての体力確認山行である。
冬の天神尾根は今まで何度も歩いてきたので、ここを歩くことにより自分の今の状態がよくわかるのだ。
もちろん、雪の状態や天候の状況の違いから、単純にタイムを比較するわけではない。
体感としてのスピードや疲労を測ることに目的がある。
熊穴沢避難小屋から急登が始まる。
登山者が蟻の列となって進む。
ソーシャルディスタンスなんぞどこ吹く風?(笑)
天狗の溜まり場で水分補給してから、さらに進む。
若者にガンガン抜かれていくが、気にしない。
一定のペースを保ってじりじり登る。
天神ザンゲ岩は完全に雪の下で見えなかった。
気がつけば爼嵓のヒマラヤ襞は眼下になっている。
最後の急登を登り切ると、肩の小屋の屋根が見えてきた。
大ケルンの土台も雪の下。
これが谷川岳の本来の雪の量だ。
11時45分、谷川岳トマの耳に到着。
天神平から2時間30分かかった。
5分程度の休憩を3回とっているので、タイムとしてはまあまあである。
2年前よりは速く登れたが、疲労感は2年前より若干大きいか。
自粛生活による体力減退は否めないが、ぎりぎりセーフというところだろう。
山頂からの絶景を堪能したところで、肩の小屋まで戻り休憩。
それにしても暑い。
気温は5℃もある。
燦燦と降り注ぐ陽光と雪面の照り返しで、体感温度は10℃以上に感じる。
喉がカラカラである。
テルモスのお湯に雪をぶち込んで、ごくごく飲んだ。
行動食は、いつもこれ。
「一本満足」のシリアルホワイト。
どんなに食欲が無くてもこれなら食べられる。
巷に溢れているシリアルバーは、口の中の水分を持っていかれるものが多いが、これは大丈夫。
腹もちもいいし、ホワイトチョコレートが好きなので、気に入って食べている。
気温上昇で雪も腐ってきた。
とっとと下りることにする。
自分のアイゼンにはアンチスノープレートがついていない。
正確に言うと、スノープレートがついていないモデルを購入し、その後にプレートを付けたのだが、それも遥か昔に劣化して落ちてしまった。
そんなんだから、雪団子をピッケルで叩き落としながら歩くのが常になっている。
今のアイゼンは、はじめからプレートがついているので、雪団子に苦労することなんて経験がない人もいるようだ。
今回も歩きながらピッケルでカンカンやっているところを若い女子にじーっと見られてしまった。
大汗をかいたせいだろう。
ミネラルが流れ出してしまって、下山中に足が攣りそうになった。
塩分タブレットを持ってくればよかった。
そして、翌日は筋肉痛に喘ぐことになるのだ。
やはり定期的に山に行くことが何より大事であることを痛感するのである。
こんにちは!
天気が良すぎたため、爽快を通り越していました(笑)
移動性高気圧のど真ん中に当たって、もはや冬山とは言えないような好天でした。
あと10年はもがき続けたいですね。
定年退職したときに、山へ行く気力と体力を残しておけるようにしたいと思っています。
さぞかし爽快な尾根歩きになったのではないでしょうか
僕が登ったころはスキ-ヤ-やスノーボ-ダ-と一緒に登って
途中の尾根からカッコよく滑り下るスキ-ヤ-達を羨ましく眺めていたものでした。
体力確認ができたことでまだ10年はきつい山を楽しめそうでよかったヨカッタ。