単細胞の集合体としての生物は、数えきれないパーツから構成されている。ヒトという生命体はそれぞれが自分を認識している。生命体同士の繋がりは大雑把に遺伝情報によって識別される。
細かいことにいちいち拘っていると思考は方向性を見失ってしまう。つまり
迷宮に嵌りこんでしまうのだ。ヒトが人間として共同体を形成するようになってからどれくらいの年月がたったのだろうか?この場合の人間とは共同体の法律に基づいて生活する者たちのことだ。集団の記録として残っているものが基準となる。そこに成長の段階があるとしたら今はいったいどの段階に当てはまるのだろうか。
食って寝て、とりとめもなく考え、思いついたように集団と一時交われば太陽は既に東から西へと移動している。