地元でのN響だ。
車と電車と徒歩で会場へ出向いた。
コンサート前にゆっくりと食事をした。
夫は肉が食べたいと言ったがあまり機会のない中華にしない?と強引に私のペース。
結果、夫も満足した様子。
数ヶ月前にチケットは求めておいた。
全席指定5000円とお安いので夫も参加・・・(笑)
知らない指揮者だったが、スロバキア生まれでチャイコフスキーというのに期待した。
期待以上で、大満足で帰ってきた。
夫はピアノ曲より、交響曲好みなので満足度は高い。
それで、未熟者の失敗談がある。
「悲愴」は普通の交響曲と違って4楽章が大変静かな深い終わり方をする曲であり、3楽章のドンドン高揚していく曲の作りに4楽章と思ってしまい、終わった時点で拍手をしてしまったのだ。
私だけではなく、興奮を抑えきれずに拍手をした者もいた。
深く反省して、ピアノ教師のHさんに話すと「音楽番組で言っていたけど、感動した時には、拍手をしても結構指揮者は嬉しいと言っていたよ」の言葉に慰められた。
初心者では無かったはずなのに、大きなミスをしてしまったと今でも気にしている。
そういえば「悲愴」を聞いたのはレコードからCDに代わったばかりの頃でだいぶ経っている。
コンサートに行く前には、一度ぐらい聴いてから臨んだ方がいいな・・と思った。
いつもなら、なれていない人が各楽章ごとに拍手をしたらどうしよう・・などとその間を心配していたのに、私がしてしまったのだ。
でも、本当にそれほどに素晴らしい第3楽章だった。
Sさんの言うようにあまりに素晴らしいので第3楽章と知っていて大きな拍手をした人と私とでは意味が違うという思いもわいてきた。
結果は同じ?でも気持ちは違う・・と納得しない頑固者。
指揮者、ユライ・ヴァルチュハ 1976年生まれ、スロバキア出身。現在、トリノのRAI国立交響楽団の主席指揮者と記されてあった。
N響も勿論素晴らしかった。
諏訪内晶子のアンコールはあったがオーケストラのアンコールは何度もアンコールを要求されても無かった。
駅に行くと、コンサートマスターが、新幹線の切符を買っていた。
お忙しい事情があったのだな~と思う一面である。
我々もアンコール曲を聴いたなら多分10時台まで電車がないところだったが8時台で帰って来ることができたのでいいとしよう・・。
でも何か残念な気持ちも残る。
それにしても素晴らしいN響地方公演での演奏だった。
お疲れ様でした。
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