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a green hand

放射性物質クリーニング

今日は、西側にあるシロツメグサ群生部分を刈り取り、サッシと窓に水を吹きつけ汚染除去をした。
考えてみるとシロツメグサは土を削りとるよりは除去しやすいというところだろうか。

3月末から始まった西側の工事も大量の土が削りとられ汚染された土はどこかへと運ばれた勘定に
なる。
何の意識もしていなかった庭土の汚染だったが結果的にはきれいになったことになる。
しかし、その汚染された土はどこで生きているのか・・爆発から出た様々な物質は実に面倒で
危ないものだ。

振津かつみ先生の話を聞いた。
内科医で放射線の健康影響について学んでいる。50代の女性の先生である。
先生はチェリノブイリで被災したベラルーシーという所を毎年訪問し支援と交流を続けているという。

その先生が持参した、チェリノブイリ原発からの危険区域や警戒区域や避難区域を表した、丁度
SPEEDIで福島原発からの汚染地域の地図を示したようなものを見た。

ベラルーシーとは、行政の都合で避難区域にされずに住み続けた犠牲的な地域である。
丁度、福島市、郡山市、二本松市のようなところかなと思いながら聞いていた。

先生は、もっともっとはっきりと物を言いたかったのではないかと私には思われた。
年間被爆量の20ミリシーベルトの基準で学校生活を続けることに大丈夫という側ではなかった。

小さな集会所で話を聞いた。
土地があり、年寄りが農業を営むその地域の人々にとり、安心できる話が聞ける講師は別の人だと思った。

先生は、自分が内科医であることで、健康については話せるが農業の詳しいことは・・と言葉
を濁した。
きちんとその先生の話す数字を聞いて理解すれば自ずと答えは出ているのである。

私は質問をした。
真実を知りたくて参加したこと、小さい子どもと妊婦がこの地域にいて大丈夫なのかどうか
20シーベルトは誰が決めることなのかと。

先生は、共感するように、チェリノブイリのベラルーシーのお話をされた。
そこと我々の住む福島市とは一緒なのだとはっきり言わないまでもそう言っているのである。

そこに残った子どもたちは、サナトリウムなどで年間の被爆量を減らす工夫をしている
という話をされた。

趣味で野菜を作っているが、それを食べてもいいかという質問があった。
先生は、この地域での線量は原発の近くで野菜を作っているようなものというニュアンスのこと
を話された。
少しならいいでしょうみたいなことを言わざるをえない苦しさを感じた。
真実を話すというのは、少数派にあり、とても大変なことなのである。

ちらりと、20ミリシーベルトをよしとしているあの先生とは自分は違うと言うと、聞いた人に
知識がなく、あの先生って?という疑問があがった。

その先生は市政だよりでとても早い頃に、安全であることを主張してあちこちで講演活動もしていた人である。

その人が大きなホールで病院の職員に向けて講演したり、地域の人々に、落ち着いて行動し
慌てないようにとふれ回っている長崎大学医学部の山下俊一先生である。

振津先生とは真逆にある先生ということになる。

月曜日にはMAXで講演がある。その講師は、年間20ミリシーベルトに反対派の先生であり、利害関係に関わらない
科学者としてのプライドを持った人であると信じている。
中部大学の武田先生である。

武田邦彦先生も福島原発事故で基準値が急に上がる不思議に抗議してくれるはずである。
年間1ミリシーベルトの基準値が20ミリシーベルトに上げても大丈夫という神経に怒りを感じている。

その中で大事な子どもたちが過ごす事自体、かつてないことで、実験でなくてなんだろう。
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