テレビはピアノリサイタル録画のバッハとリストが流れている。
あ、この人 見たことがある。
記憶に止まるほど印象深い雰囲気のピアニストだったが名前までは覚えていない。
きれいな弾き方の手の形に見覚えがあり、左手小指が印象的であったことを再び想起させた。
それと弾いている空気感がテレビからも漂う。
非常に美しい空気を感じる。
演奏する姿を凝視することもなく音だけが気持ちよく入ってくる。
雨のせいなのだろうか。
珍しく夫のマシーンからのインスタントコーヒーを入れ、昨日、買ってきたオレンジマフィンを朝食にした。
気の置けない友と数回メールをやり取りし、のんびりした木曜の朝を過ごす。
今も流れているバッハの「パルティータ第6番ホ短調」
リストに移った。
「メフィストワルツ 第1番」
どちらも初めて聴く曲である。
というか、スタンダードな曲ばかりに馴染んできた私にとって全てが初めてになる。
キット・アームストロング
ロサンゼルス生まれということだがアジア系のお顔立ちである。
とても若いピアニストである。
ショパンコンクールだったかなと思い、録画でプロテクトしておいた「ショパンガラコンサート」を開いてみたが違う...どこで出会ったのだろうと。
確かにテレビでの演奏で出会っているのだが。
のんびり気分がちょっと彼の所在が気になり薄らいできたな～。
さあ、気分を変えよう！
それにしてもいい演奏だな～。
