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a green hand

これでいいカレー

カレーはいろいろと思い出のある食べ物である。

うちではほとんどカレーは夫が作る。
なぜか?
それは、母が食べるからである。

私の作るものはほとんど好きでない母である。

私が作るカレーといえば、辛く、最終的に入れたものの形が無く、
ハーブたっぷりのカレーが好きだからだ。

であるから私はほとんどカレーを作ったりしない。

しかし、その私が母の食べるカレーを作ってみようと思い立った。
一つの挑戦である。

夫は、私の作るものは好きで食べてくれる。
私が結構料理は上手いのではないかと最近は見なおしてきていることによる。

でも滅多に作らない。

さて、肉は固い肉とバラ肉とを2種類使った。
母が好きなニンニクを2片、包丁で潰し、たっぷりのオリーブオイルで
それらの肉たちを炒めた。

次に玉ねぎを一緒に丁寧に炒め、じゃがいも、人参と入れて炒める。

水を入れ、唐辛子を3本ほど入れ、ベーリーフもニンニク、唐辛子も煮こまない途中で引きあげる。

基本辛いのは食べない。

灰汁を丁寧に取り、具材が歯ごたえを残しながら煮えてるという状態が、歯の丈夫
な母の好みである。

ルーはインスタントだが同じ会社のものを二種類合わせて使った。

最後に甘さを感じさせるため、小さじ1杯ぐらいの蜂蜜で調整した。

盛りつけであるが、それは母に任せないようにした。
大きめな皿にご飯を少なめ、カレールーを多く、レタス、ラッキョウを添えて出した。

ずい分過ぎてから、大分満足したように旨かったという。

内心、勝ったぞという気分であった。

蜂蜜で唐辛子を入れた辛い味を騙してみたが大成功であった。

最初に舌に感じる甘さ、次に辛さが・・という具合にしたかったのである。

なにより、肉が大きく固く歯ごたえがあったことと、じゃがいもも人参も形が残って
いたのが良かったようだ。

うちの食生活は面白い、それぞれに自分に合ったものを自分のために作り、命を繋いで
いる。
どうでもいい私は、落穂拾いか猫的な食事への参加である。

時々体重の減少で、慌てて丁寧に自分のための食事を用意すると言った感じである。

最近もどういうわけか、見たこともない数字に驚き、朝食をしっかり、昼は外食で
夜は肉食というメニューで1キロを取り戻した。
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