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昨年は、このグループで行けなかったのですが、ここ数年続いている
旅行です。
私の叔母二人、叔父夫婦、妹、夫と7人での車の旅。
夕べ全員が家に集まり、お茶を楽しみました。
お酒を飲むのは夫だけ、全員甘党です。さてどんなたびになるか行ってきます。
行ってきました。
弥彦というより、新潟「燕市産業史会館」が一番心に残る旅となって
しまいました。
というのは、前日に、どこか行くところはないかとネットで調べたところ
見つけたのは産業史料館。
そして、開催中の銅版画家の個展。
作風を見ると青森の叔父夫婦が好きそうな気がした。
そこで時間があったら寄ろうと妹と相談し、計画に取り込んだ。
燕インターを降り、燕市産業史料館へと向かった。
ナビが「目的地周辺です」と・・この目的地周辺からが大変である。
しかし、ネットでコンクリートの建物を見ていたので、それらしき建物を
気にしながらも通り過ぎた。
戻ってみると目的地であった。
客は我々ぐらいなもの。
真っ先に個展会場へ。
入り口から可愛い作品が心を喜ばしてくれた。
ポスターが丸められ、ご自由にお持ちくださいとなっていた。
銅版画展のチケットと同じ銅版画「リュミエール」である。
色は一口で明るいブルー。
さて作家は、1978年生まれという三条市に生まれた新潟を代表する若手
作家「鶴巻貴子」。
会場の新聞記事を読みながら振り向くと、おや?もしかしたらと思いながら、声を
かけてみた。
「鶴巻さんですか」するとにこやかにご挨拶、本人を名乗ってくれた。
一緒に写真を撮らせてくださいとお願いし、撮影しようと一眼レフを構えた夫
が、動かないぞと・・。
すぐに悪い予感が的中した。
充電したものを充電器から取り出し、カメラに入れた記憶がない。
何を思ったか、そのまま引き出しにしまったような・・。
しかし、幸いなことに、カメラをもっていた叔母がいて鶴巻さんを囲んで
写真を撮ることができた。
有難かった。
写真を撮ったその後、作品のことについて聞き、説明をしてもらう。
驚きの瞬間が訪れた。
2011年新作がポスターになり、チケットになっているのだが、
その作品10枚中の1枚を、なんと青森ご夫妻が即決。
現金を支払い、16日の展覧会が終わったならすぐに青森に送ってもらえることになった。
私もお気に入りがあった。
「fleur」 フランス語で花という意味ですと鶴巻さんから説明がある。
縁があったなら、きっと買うかもしれないと思った。
産業史料館では、スプーンのできるまでの工程や、洋食器の歴史、ステンレス製の
キッチン関係などをみた。
中でも、5000本の世界のスプーンが収集された、伊藤豊成コレクションは圧巻である。
お医者さんである彼のスケッチ画なども素晴らしく多芸な医者だなと・・。
彌彦は、神社で名高いところだが、混み過ぎている車の列に、即、弥彦神社はやめて
弥彦スカイラインに行くことにした。
そこで、パノラマタワーに乗車し、新潟越後平野と日本海を眺めた。
越後平野の大きさに驚いた。
米の刈り入れもすんだ後、もう少し早くだったら、きっと黄金色に延々と広がる越後平野は
見応えがあったろうと想像した。
もしこんなところを放射能で汚染されたら大変なことになるとも、
今までなら考えても見なかった項目が、3月11日以降の私の中には
望まなくても付け加えられてしまっていた。
自然の驚異に逆らうことをしてはいけないのだ。
美しい自然、美しい大地を誉め可愛がらなくてはいけないと、失ってみて初めてその大きさ
にしみじみしている。
弥彦グランドホテルの温泉は良かった。
お風呂がたくさんあり、源泉掛け流し、100%源泉というのがいい。
お湯が豊富!と思った。
食事も申し分ない。
眺めは近くに人家があって見るべき所はなかったが生活している畑や洗濯物を見ることが
できたかな?
我々旅仲間も5年ぐらいになる。
これぐらいになると、お互いを知ってきて、なかなかいい雰囲気で旅することが
できるようになっていいものだ。
帰りは猪苗代で降り、食事をし、スカイラインを通って帰ってきた。
浄土平は、寒かったが、ススキの穂が見事に風に吹かれ、蝶が群がり飛んでいるように
見える。
カメラを持たない今回、その光景を焼き付けて来た。
5時過ぎに家に着き、7時頃には、留守番の母を囲み出前の寿司で反省会をする。
息子に、弥彦へ行ってくるよとだけメールした。
母を頼むとメールしたかったがしなかった。
そしたら、車を洗いに姿を見せたと母がいう。
・・・・。
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