土曜日、母と窓際で話していると女の子が突然視界に入ってきた。
孫娘のM。
驚いた私は椅子から立ち上がり「あらMちゃん」と言って戸を開けると
これ以上いい笑顔はできないぐらい恥ずかしげにニコニコしていた。
ちょうど孫娘のボスコベルが開いた土曜日の午後のこと。
バラを持つ孫娘の写真をママに撮ってもらう。
ママの「おばあちゃんも一緒に」の言葉。
母の背丈をすっかり超えてしまったバラを持つ曽孫と一緒に母は写真に収まった。
その写真を見て父方の祖母を思い出した。
杖を前にして立つ母は元気ではあるが老いた父方の祖母と重なり寂しくなる。
細身のMママはより細くなった気がする。
「お婆ちゃんはすごいな〜と思いました。私などたった3日間ぐらいで、もうダメと思ったのに……」とMママRさん。
家に入らず庭先でお話しして帰るという。
郵便で出そうと用意しておいた手紙と絵本「セロ弾きのゴーシュ」をMに差し出すと「ありがとう」とお辞儀をして両手で受け取ってくれた。
その様子を見た息子は「賞状でももらうみたいだね」とMを茶化した。
抹茶といただく。
右が夫、私は左。
母の分は一足先に食べてもらったので写真なし。w