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a green hand

第153回芥川賞

テレビをあまり見ない私はこの人物を知らなかった。
叔母が又吉が好きで叔母が好きだからと「火花」を買って読んだという妹から、お笑い芸人であることを初めて知った。
芥川候補にノミネートされているということも大分遅くに知った。

興味を引いたのは芥川の「紫の火花に究極の美を感じた」という岡潔の本のタイトルに繋がったからだ。

昨夜は受賞4時間後の単独会見を動画でじっくりと見た。
終わったのは11時近い。

今朝は早起きしたのでネットで受賞作品のことや「又吉直樹」その人となりを知りたくて検索。

その中で光る言葉があった。

僕の小説を最初に読んで合わなかったからと言って小説を読むのを止めないで欲しい。
100冊読めば必ず本好きになれる。

若い読者に対する何か大きな願いが込められている。
どうしてこういう先を読んだコメントを若者に送られるのか・・と気になった。

すると教育テレビでの出演もしていて未来の大人との接点がある。

道理でそういうコメントができるのだと納得した。

本離れと言われる昨今、人気芸能人の芥川賞受賞は個人の名誉に終わらずにそこから多くの人に影響を与えることができる。
多くの人に知られる人間が選考されることは価値があるとみた。

異例の単独会見とあるが若者に大きな波が打ち寄せることを願いたい。

本人が本を読み始めたのは中学高校当たりと言っていた。

受験というシステムの中でその感受性の大きい時期に良い本を読める環境にある人は将来にわたり幸せを手にすることができると信じている。

さて週末には、妹が貸してくれる「火花」を読む予定である。
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