今朝、息子が珈琲を届けに来てくれた。
土曜日なのにどうしたのというと一緒に住む人の誕生日が6日なのだが、出かけるので休暇をとったという。
一昔前ならタブーの部類の休暇、今の世の中、そんな理由のほうが健康的な気がする。
昨日、ハルのママから二者面談の内容についてメールが来た。
息子はそのことも私と話したかったのだと思う。
ハルのママが私にはメールを、息子には電話でハルのことを話したという。
身体も頭も学校での生活も問題なく、むしろ心を開かない女の子がハルの隣になり笑ったりフザケたり、明るくなり感謝されたという。
私はそれが一番うれしかった。優しい格好良さを持ってるのが。ハルは気が弱く、臆病で女の子は恐怖のはずではなかったのか。
それなのに・・。
今、書いててわかった。
強い女の子がとにかく恐怖で苦手なんだと。
自分を表現することもできないほどの女の子が隣になったから、ハルは怖がらないで心を開いたのではないか。
そうだったら辻褄が合う。
以前はとなりの女の子にいじめられると嘆いたことがあった。
それから女の子嫌いが始まり、女の子の集団に出会うと怖がっていた。
「女の子が嫌いなら女の子を無視して見なければいいんじゃない?見てるとハル君がその女の子が好きなんだと思われるよ」というと
「だって怖いものはちゃんと見てないと危ない」という。
こういう所が男の子なんだろうか。
私なら一目散に逃げるのにと思ってしまった。
息子がママに「何か心配なことはないですかって先生に聞かれなかったの」というと、ママは聞かれたけど別に何にもないからなんにもないと答えたという言葉に苦笑いしていた。
息子は、何を期待したのだろう、何が心配だったのだろうと私は思った。
でも、そのぐらいのママだから、ハルはどんな事が起きようと伸び伸びとして過ごせるのではないかとも思った。
息子は一緒に住む人のハルと同じ年令の女の子も育てている。
結婚の形、家族の形ってなんだろう・・。
自分の子どもの成長に、離婚したママと一緒に情報を伝えあい一喜一憂しているのも同じ息子。
ここに親子という形はあるが、普通の両親が揃った家族という形はない。
でも確かに我が子に責任をもち、時間をかけている真摯な姿は存在している。
息子にもだれにでも、関わった人に責任をもち、その人を決して最終的には不幸にしないという心構えだけは忘れないでほしいと願う。
星の王子様を思い出す。
「暇つぶしした相手には責任がある」「飼いならすには辛抱することが大事」と。
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