今年の目標はクリントンの「MY LIFE」を読むこと。
しかし、3月ごろからの貧血騒ぎで読むことを停止・・
ようやく7月から再開しようと頑張っていたが暑さのため倦怠感でしばらくダラダラ状態。
しかし、先日の日光旅行でSさんと英語の話になり、また続けないとという気分になってきた。
もともとSさんがヒラリーの著書を原語で読むと言うからそれなら重石同然にしていたクリントンの原書があったと気付かされたのが目標設定のきっかけであった。
Sさんも最近停止状態だという。
暑いのと一つの単語にぶち当たると深みにハマってしまい進まないと言う。
さて、私のつまづきは単語ではなく内容である。
どうしてもこの部分は流さないで知りたいと思うと進めないのだ。
それが、クリントン家の悲劇であった義父のアルコール依存と暴力。
クリントンは、家族の秘密をもった子ども時代のことについて数ページを割いている。
それは読んでいて悲痛である。
そのところを原書ではなく訳で味わいたいほど興味があるのだ。
そして最近読んだものに「愛着障害」「毒になる親」と同系統の本にクリントンの子供時代の不幸を感じる。
Sさんが日本語訳で読んだというクリントンのこと。
まあクリントンの可哀想な事と言ったら、ヒラリー以上だわねの言葉を思い出している。
えてして名だたる人物には子供時代の非凡なる物語に満ちている。
世の中には本当に不幸な子供時代を送っている人が大勢いると思うとやりきれない。
アルコール依存に依る言葉の暴力は、家族を暗闇へと追い込む。
友達にも誰にも自分の家族を語れないことを考えれば、平凡であることは自然で幸せなことなのだ。
クリントンもそういう家庭で育った。
秘密を持ち100%の守りに入りながら人との関係をやり過ごすのは子供らしからぬ生活である。
大統領になり自分の不幸だった子供時代を語ることでようやく精神が解放されたとしたなら、平凡や普通は大変素晴しいことなのではないだろうか。
ただし、平凡や普通から突出した人物を望むのは無理かもしれない。
第三者的に眺めている分には普通がよさそうだ・・。
そろそろ、この章から抜け出さないことには前に進めないので適当なところで十分としておこう。
「一日一行でもいいから読むようにしましょう」とまたクラス旅行でSさんからの話でモチベーションを高めることができた。
できれば同じ本を一緒に読めたならSさんの力も借りられて良かったのに・・と思うのである。
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