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a green hand

海産物を買って帰る

昨日、息子が来た。
「何で松川浦に行ったの?」(ブログを読んだらしい)

計画的に出かける際には行き先を話したりできる、割と近い距離に息子の住まいがある。

だが、今回の成り行きはこうだ。

7日、その日の水曜日は月1の母の内科検診日であった。

妹の申し出で、その日は仕事も休みだし今月は私が行くよといってくれたのだ。

母の検診日は、月1、我が家総出のイベント日である。w

夫にそれとなく聞いてみた。
快く承諾。
妹にその旨を話し、母の通院をお任せすることにした。

それが4日前である。

せっかくだから、どこかに一泊した方がいいのではと考えたのは私。
夫のペット検査が終わり、心配事も消えたことだし気晴らしにと考えたのも私。

夫に提案すると、どこでも私の行きたいところでいいよと返ってきた。
妹に一泊の件を話すと、妹も同じことを考えていたという。

私の好きなところと言った夫だったが、霊山〜相馬間の無料の高速道路wで海に行きたいと言う。

それからが宿探し。
4日前の予約である。

松川浦全貌を見渡せるホテルをJTBを通して予約した。

するとまもなく、ホテルから、大浴場がその日は改修工事で使えないのですが……と。

大浴場の展望風呂が魅力で予約したのでその展望風呂に入れないのではと迷うことなくお断りした。
すると別の日ではどうですかと聞いてくれたが、その日じゃないとダメなんですと再度泣く泣くお断り。

それからが、また宿探し。
松川浦は近いし、日帰りでもいいと夫はいうが、私は家を離れ、のんびりしたかった。


ホテル予約も完了し、楽しみにしながら2日が過ぎた。

すると前日になり、JTBからのメール。
読んでみると最初予約したホテルへ当日行けるか、どうかのメール。
詳しく読んでみると、予約したままになっていた。

4日前からキャンセル料の6000円が発生し、もしそこに当日行かなかったなら全額負担になる約束である。

焦った。

JTBと電話が繋がり、事情を話す。
すると、応対に出たOさんと言う方が
「ホテルの方から、キャンセルすることを会社に連絡するようにと言われましたか」と軽く聞かれた。

ホテルとの予約はそこでの電話でキャンセルが成立と思っていたのだ。

それではホテルに連絡してみますとJTBの安心な対応のOさんに不安が消えた。

だいぶ時間が経ち電話が来たのは約3時間後の夕方である。(長かった)
Oさんは長く待たせたことを深く詫びた。

ホテル側の都合なのでキャンセル料は要りませんということだった。
そして、次回は我がホテルをぜひご利用くださいの伝言がありましたとOさんから。


仕事だからと言えばそれまでだが、お二人の対応は心に残った。

Oさんに時間がかかったのは、電話が繋がらなかったためと思う。

JTBに電話をする前に、夫が数回ホテルに電話をしたが全然繋がらなかったからだ。

JTBの大橋さんという方と「なぎさの奏夕鶴」の、お風呂の改修を伝えてくれた受付の方は私の中では、明るいエピソードとして今後、思い出に残るはず。
どちらも顔は見えないのに、あたたかさが伝わってきた。


 夜明け前の松川浦



さて、松川浦の2日目は、海産物を目当てに、松川浦大橋を渡り、6号(県道74号の間違いでした)に出て間も無く右側にある「磯辺水産加工施設直売所」とお食事処「たこ八」の続きにあるカネヨ水産と巡り、再び、浜の駅に戻った。

浜の駅は前日に、チェックインまでの時間があったので、観たり食べたりしていた。

新物 のシラス 、アオサ、アオサ海苔、カニの炊き込みご飯の素、具沢山の厚あげ、筋子、秋刀魚の甘露煮などなど
料理することのないものばかり。w

基本、魚嫌いな私。

泊まったホテルで夜も朝もカレエの煮付けが出たので、立派なカレエが店頭に並んでいても買わなかった。
今回初めて食べたのは、免許がないと捌けないというとらふぐ料理。

とらフグの刺身(テッサ)とフグのシャブシャブ。
フグの酢の物。

夫には合わなかったようだが、魚嫌いな私には淡白な味のフグは全部平らげた。

そんな買い物をして一泊2日を過ごした。

「なぎさの奏夕鶴」は我々が泊まったホテルの少し上の方に立派に建っていた。
いつか泊まってみたいものだ。

泊まったホテルは、シーズンオフで客も少なく、我々と4人グループの客、2組だけである。
とても落ち着いた角部屋で4階の窓から松川浦全貌が見渡せた。
「みなとや」松川浦真ん前の宿である。

和室8畳の部屋は清潔感に満ちていた。

家族で営んでいることがブログで伺えた。

料理長が社長、女将、若女将、若旦那、の4人で切り盛りしていた。
アットホームなホテルである。
震災前は隣に、海産物店があったと懐かしげに若女将が語っていた。


松川浦は、子どもの頃に、家族で潮干狩りに行ったことがあり、父の笑った顔を思い出した。
松川浦がますます好きになった。

次回は日帰りで、海産物を買ってこよう。








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