セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『大神伝 ~小さき太陽~』 体験版インプレッション

2010年09月08日 20時30分19秒 | 【旧】購入・レビュー話


大神伝 ~小さき太陽~
対応ハード : DS
開発・発売元 : カプコン
発売日 : 2010/09/30
希望小売価格 : 5,040円(税込)
ジャンル : アクションアドベンチャー
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)

※PS2版の『大神』を少しだけプレイしたことがあります。そのうえでの評価になることを、ご了承ください。


●DSで、新たなる筆しらべを
今作は、PS2とWiiで発売された『大神』の続編タイトルです。
今回は、相棒となる人間の子供「クニヌシ」を背中に乗せて、2人で協力しての謎解きなどが新たに登場します。

体験版では、5分程度でクリアできる専用のステージを進んだ後、妖怪との戦闘を体験することができました。
※ちなみに、1回目は負けました(笑)負けるとステージの最初からやり直しのようです。


●操作とシステム
操作説明をしながら、各システムを紹介していきましょう。

十字ボタン…移動
下画面の端の△マークをタッチ…カメラ視点を操作

フィールドでは、カメラは上からの視点に。バトルでは、カメラはキャラの背後からの視点になります。
フィールドでは四方に△マークが表示され、タッチした方向に画面がスクロールします。遠くを確認することができるわけです。(移動すると、カメラ視点は中心に戻ります)
バトルでは、左右の△マークをタッチでカメラ視点を回転。下の△マークをタッチし続けるとカメラ視点が背後に回りこみます。

Yボタン…攻撃
Bボタン…ジャンプ

ジャンプ中に攻撃もできます。
また、バトル中であればYボタンを押し続けて、コンボ攻撃もできます。

Xボタン…クニヌシを降ろす・乗せる
クニヌシをその場に下ろして、チビテラス(主人公の犬)だけで移動することができます。2人で乗ると崩れる橋がある場合、1人だけになって渡ると良いです。
また、クニヌシの近くまで行ってXボタンで、再び背中に乗せます。
ちなみに、クニヌシを降ろすと、チビテラスの体力とは別にクニヌシの体力も表示されます。チビテラスの体力が0になってもダメですが、クニヌシの体力も0にならないよう注意しましょう。

Aボタン…調べる・メッセージ送り
バトル中にAボタン…回避行動

メッセージ送りは、下画面をタッチすることでも行えます。
回避行動は、移動している方向に向かって回避します。

Lボタン or Rボタン…筆しらべ
今作のキモである「筆しらべ」。筆で線や丸を描くことで、様々な攻撃や変化をもたらすことができます。
使用すると、黒いチョウチンを消費し、黒いチョウチンがなくなると筆しらべが使えなくなります。

LかRボタンを押すと、上画面が下画面に移動して、筆しらべモードに入ります。
上画面には、使用できる墨の量と制限時間が表示されます。
制限時間内に、思ったとおりの線を描いたら、もう一度LかRボタンを押すことで、筆しらべが発動します。
※LかRボタンを押しっぱなし→線を描く→ボタンを離すという方法でも発動します。

以下、体験版で確認できた、筆しらべの効果を記載します。

・降ろしているクニヌシをタッチして、導きたい場所まで線を引く
 →クニヌシが線に沿って歩いていきます
 (※チビテラスよりクニヌシのほうが体重が軽いらしいので、チビテラス1匹でも渡れない橋は、クニヌシを歩かせることで渡ることが出来ます)
・巨大な岩に対して真横に線を引く
 →岩を真っ二つ
・枯れた木に対して丸を描く
 →枯れ木に花を咲かせる
・バトルで敵に対して真横に線を引く
 →攻撃
・バトルで敵に表示された赤丸の通りに線を描く
 →弱点をさらけ出す


◆partygameの評価◆…体験版なので点数は付けません
DSでは、どうしてカメラ視点操作がネックになるんでしょうか…?

とりあえず、いつも通り○・△・×を付けて評価していきます。
○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

○グラフィックはかなり頑張っているほうかと
当然、DSということで前作のPS2やWiiと比べると劣化しているのは仕方ないことですが、それでも充分、あの独特のグラフィックは表現できていると思います。

○筆しらべの反応は良好
大きさとか長さとか、けっこう大雑把でもちゃんと反応してくれます。
ただし、線による攻撃や岩の破壊は、縦に線を引いてもダメなようで、必ず横に線を引かないといけないようです。そこだけ注意ですかね。

△バトル時、どこに攻撃しているか分からなくなる
コンボ攻撃での攻撃アクションが思いのほか激しく、カメラ視点もそれなりにグワングワン動くので、どこに攻撃しているのかよく分からなくなることがありました。
まあ、慣れの問題かもしれませんが。

×カメラ視点の操作に不満
どうしようもなかったんだろうな~とは薄々分かるのですが、やっぱり下画面タッチで視点変更は、ちょいとキツいものがあります。
それこそ『メトロイドプライム ハンターズ』のように常時タッチペンで操作すると割り切っているのならOKなんですが、当然ながら攻撃は右手のボタンで行うわけですから、カメラ視点を操作している場合ではなくなります。フィールドでは(上からのカメラ視点なので)別に操作できなくてもいいんですが、バトルでは困ります。ましてや、ロックオンもないですからね。なおのことカメラ操作がしづらいのが、不満に感じました。
もう少し、それを補う何かが欲しかったです。というか、カメラ視点はL・Rボタンにして、下画面をタッチ=筆しらべモードで良かったのでは?


このシリーズ作ならではの雰囲気は充分良くできていると思いましたが、アクションゲームとして見ると、視点の操作などに不満を感じました。
キングダム ハーツ 358/2 Days』の評価の時にも書きましたが、どうもDSでは、カメラ視点の操作の面が疎(おろそ)かになりがちなんですよね。元々、向いていないジャンルなんだと思いますが、DSであろうと3Dのアクションゲームを作るからには、基本は抑えて欲しい気がします。少なくとも今作については「どうにもならなかった」とは感じなかったので。


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日のゲーム情報 2010/09/07 | トップ | 今日のゲーム情報 2010/09/08 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】購入・レビュー話」カテゴリの最新記事