セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

2015年10月に遊んだiPhoneゲームアプリを、軽く振り返ってみる

2015年11月10日 07時42分00秒 | 【旧】購入・レビュー話


毎月の頭に、先月プレイした新たなiPhoneゲームアプリをピックアップ。
第3回目です。忘れていたわけではないのですが、書くのが少し遅くなっちゃいました。





◆== 『モンスターハンター エクスプロア』 ==◆
2015年9月3日にAndroid版が配信開始。2015年9月29日にiOS版が配信開始しました。
スマートフォンでの『モンスターハンター』シリーズ新作。基本プレイ無料タイトルです。

各ステージにいくつかのエリアが用意されており、敵を全滅させたらエリアクリア。最後には強敵や大型モンスターが登場します。
アクション自体は本家『モンスターハンター』シリーズのものを採用しつつ、片手でも操作できる形に。真ん中の武器アイコンを、タッチスライドで移動。タッチで攻撃。アイコンのないところをタッチスライドで回避行動となります。
基本、必ずどれかのモンスターに注目している状態となり、カメラ視点もそれに合わせて動きます。別のモンスターをタッチすれば、注目が切り替わります。

◆== partygameから簡単な感想 ==◆
これまでの『モンスターハンター』シリーズ基本プレイ無料タイトルは、いかにもスマートフォンアプリ的なプレイスタイルに変わっていましたが、今作は本当に、本家モンハンをそのままスマホの形に落とし込んだって感じです。
操作性としては、わりと上手くまとまっているようには感じました。以前に私は『モンスターハンター ダイナミックハンティング』を遊んだことがあるのですが、その時よりもシンプルな操作にまとまり、しかし最低限のアクションはちゃんとできます。多少の誤爆はありますが、私はそこまで気にならないレベルです。
また、昼夜の概念があり、それに応じて挑戦できるクエストが変化するという仕組みはありますが、スタミナ制度の概念は無いので、いつでも遊び続けられますよ。

とはいえ、本家ではけっこう時間をかけて倒すリオレイアとかを、初見でも2~3分くらいでサクッと倒せてしまうのは、本家をプレイしている身としてはどうしても違和感ありますね。ここらへんも、スマホらしくサクッとプレイしてもらうための変化ってことだと思うので、そう割り切れるか?が重要です。
また、新しいモンスターの登場するペースが遅く、序盤から、同じ敵と何回も戦うことになります。そういう点で刺激が乏しいので、すぐに飽きちゃう人もいそうです。カメラ視点を自由に操作することもできないので、死角からの攻撃を受けてイラッとすることも。
基本プレイ無料タイトルであること、そして本家のように自由な操作ができないぶん、どうしてもこういったアラは出てきてしまいますが、スマホらしくまとめるってことであればこれが限界なのかな?とは感じました。

ちなみに、最大4人でのマルチプレイも楽しむことができます。オンラインでも可能だそうなのですが、まあ、人見知りの私なので…挑戦はしていません。モンハンほどの有名なタイトルで、かつ基本プレイ無料となると、マナーにも問題ありそうですしね。
装備を獲得できるクエストは特別扱いされていて、通常よりも敵の耐久力が高くなっており、少しマルチプレイ前提な匂いがしています。これから先、高品質な装備を手に入れようと思うと、マルチプレイ必須になってくるんだろうな~ってことは、今の時点でもなんとなく想像出来ちゃいますね。

ま、そんなの気にせずマイペースでシングルプレイを楽しむこともできますので。
本家をプレイしたことのない人も、まずは今作で、モンハンってこんな感じのゲームなんだ~という感触を、何となくでもつかんでもらえたら嬉しいです。




◆== 『星のドラゴンクエスト』 ==◆
2015年10月15日より配信開始しました。
『ドラゴンクエスト』シリーズの新作アプリです。基本プレイ無料です。

いち冒険者として各地を巡っていくのですが、移動ポイントを選択すると、そこに移動するまでに必要なスタミナとバトル回数が表示。移動開始すると、自動で移動しながら要所要所でバトルが発生します。ダンジョンの場合は階層があり、同じく必要なスタミナとバトルがあります。あと、ダンジョンでは各階層でボスが登場します。
戦闘も、基本は自動で進んでいきます。プレイヤーができるのは、ゲージが満タンになると使用できる特技や魔法を好きなタイミングで使用することと、敵のターゲットを決めることくらいですね。

ランクが上がっていくと、拠点に様々な施設が増えていき、アイテム・武器の作成や合成などが出来るようになっていきます。
また、フィールドマップは自由に拡大縮小して、地球儀のように見回すことが可能。一定時間ごとに光るポイントが出現し、触れることでアイテムを獲得できるので、それを探すという遊び要素もあります。

◆== partygameから簡単な感想 ==◆
とりあえず一通り進めてきた感想としては、「悪くはない」って感じです。
雰囲気は間違いなくドラクエですし、曲も往年のシリーズ作品の曲が使われています。
一方で、スタミナ制度があったりなど「やっぱり基本プレイ無料だな~」と思わせる要素がチラホラ。使用されている曲は、ほとんどが『ドラゴンクエストIII』、あとは『II』と『V』くらいかな。それ以外は、特別イベントでも実施しないと流れないっぽいので、ちょっと戦局が偏り過ぎている印象でした。
あと、要所要所の会話イベントはちょっとユーモアあって面白いですが、あまりこう、先に進みたいと思わせるほどの力は感じませんでした。今のところ「ただ冒険してるだけ」って感じで、大筋となる目的が無いので。いや、無いわけでもないのですが、あまりピンと来ない感じです。

あと、戦闘が自動で進むというスタイルについて思うこと。
従来の『ドラゴンクエスト』シリーズと言いますと、「ザコ戦をAボタン連打だけで消化できるようにする」というこだわりを続けてきました。そういうう点で言うと、今作は「A連打せずともザコ戦が進んでいく」わけですから、よりラクに戦闘を進めらるようになったとは言えると思います。
しかし、今作では探索要素が一切ないので、ザコ戦のボタン連打もなくなると、すごく味気なく感じてしまうのも事実。これで探索要素があるのなら良かったかもしれませんが、探索要素があるとしたら「光るポイントを探す」くらいのもので。あれも、けっこう見つからないことがあるので、徐々に面倒くさくなるんですよね。
それに、自動で戦闘が進むのって、従来のコマンド戦闘に慣れているシリーズファンからすると少し慌(あわ)ただしく感じるかもしれません。慣れれば何てことないかもしれませんが、手軽志向のスマートフォンアプリだからこそ、じっくり考えて行動を決めたいって気はしますね。

と、なんか色々言いましたが、ドラクエらしさを保ちつつ本家とは違う変化をした作品ということで。本当に、悪くはないと思います。
今後のアップデートで磨きがかかってくれば、長く愛されるものになっていくかもしれませんね。
あ、ちなみにこちらもマルチプレイが楽しめるのですが、私はプレイしていません。『モンスターハンター エクスプロア』と同じで、有名なタイトル+基本プレイ無料タイトル=マナーが不安ってことがあるので。





◆== 『妖怪ウォッチ ぷにぷに』 ==◆
2015年10月21日にAndroid版が配信開始。2015年10月28日にiOS版が配信開始しました。
『妖怪ウォッチ』シリーズのパズルゲーム。基本プレイ無料です。

やわらかい素材で出来た妖怪たちの顔”ぷに”が、円形のフィールドに貯まっていくので、”ぷに”を消して相手妖怪を攻撃して倒します。敵は「ターン制」で攻撃してくるのではなく、リアルタイムで攻撃してきます。10秒ごとに攻撃、みたいな感じですね。
タッチすると、消せます。1つであっても消せます。隣り合った同じ種類の”ぷに”をなぞると、大きな1つの固まりになります。大きな”ぷに”にしてから消すほうが、より大きなダメージになります。
つなげて大きくすることを繰り返していると、フィーバータイムに突入。敵が攻撃してこなくなるうえに、フィーバータイム中に消した”ぷに”の攻撃はどんどん貯まっていき、フィーバータイムが終了すると全体攻撃として相手に降り注ぎます。
必殺技が使えたり、好きな食べ物を与えると仲間になりやすかったり、合成で新たな妖怪を生み出したり。原作でおなじみの要素も色々ありますよ。

◆== partygameから簡単な感想 ==◆
とりあえず、まず1つ言いたいことは、ミスタッチにイライラするということです。
ぷにぷにしているせいで常に微妙に動いており、ぷに自体はそこまで大きくないため、ミスタッチがよく発生します。「じっとしてろ!」ってなります。
しかも、こういったパズルゲームって普通「3つ以上で消える」とかだったりするので、例えばミスタッチしても少し違うところに指を持っていって離せばゴマかせたりしますが、今作は「1つでも消せてしまう」ので、そういったゴマかしも難しかったりします。
とりあえず、ミスタッチが多いせいで、個人的には大きくプレイ意欲が削がれてしまいました。この後に、以前紹介した『クラッシュフィーバー』を改めてプレイしたら、『クラッシュフィーバー』がいかに上手くまとまっているか再認識してしまうほどです(苦笑)

ま、それでも、大きな”ぷに”を作れた時は少し嬉しいですし、フィーバータイムで畳みかける様や、必殺技の演出がしっかりしている点は良く、表現の面では頑張っていると思います。
コツとしては、フィーバータイムで攻撃系の必殺技を一気に使うと、それらが全て全体攻撃になるので、かなり有利に進められます。

とはいえ、今作のタイトルにもなっている”ぷにぷに”の要素が、結果としてプレイ意欲を削いでいると感じているので。タイトルになっている以上、この点が改善される可能性が低いだろうな~と思うと、個人的には今後のアップデートにも期待しづらいところがあります。せめてもの改善策があるとしたら、”ぷに”の基本サイズを大きくするくらいかな。
私としては今すぐ削除してもいいんですが、『妖怪ウォッチ』好きな甥っ子姪っ子に目を付けられたので、消せないんだよな…(苦笑)。ま、何とかぼちぼち続けてみますよ。




以上です。

今月は、有名どころのシリーズの基本プレイ無料タイトルばかりプレイ。しかし、有名どころだからといって品質に絶対の保証があるとも言えず。特に『妖怪ウォッチ ぷにぷに』のミスタッチは、何とかして欲しいです。
やはりここは、作り慣れているかどうか?がハッキリ出ているのかもしれません。特に基本プレイ無料タイトルは、最初の時点で気持ちよく楽しめる点をアピールできないと、スマホユーザーってわりと簡単にサヨナラしちゃいます。そこが、ちゃんとお金を出して買うコンシューマゲームとの大きな違いなので。その違いを理解しつつ、ちゃんと解決できているかは大事なポイントです。

ま、有名なタイトルなだけあって、ダウンロード数だけは大きなことになっているので、そうそう消えることは無いと思います。
今回のお話で興味の出来たタイトルがありましたら、一度プレイしてみてはいかがでしょうか?


これまでの「ゲームアプリを軽く振り返ってみる」記事:
前回 ―→ 2015年9月(ゴロンディア/ブロッククエスト/Sky(スカイ))
前々回 ―→ 2015年8月(クラッシュフィーバー/アングリーバード 2/パックマン256)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日のゲーム情報 & マイプ... | トップ | 今日のゲーム情報 & マイプ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】購入・レビュー話」カテゴリの最新記事