タミフルについて考えてみる

タミフル、１０代投与を中止…異常行動また２例で
(yahoo!ニュースより)

yahooのニュースの前に、朝の棒番組で偶然このニュースを見ました。タミフルの10代の患者への処方を中止ですか…。

ご存知な人はご存知だと思いますが、インフルエンザに対する薬としてとても強い効用力を発揮している「タミフル」という薬があります。しかし一方で、タミフルを服用した患者が幻覚症状っぽい症状を起こし、大怪我や死亡事故につながっているという深刻な問題も抱えています。この幻覚症状は主に、外に出たいとか開放されたいという欲求に駆り立てられるということで、扉や窓などの外に出られるところから無我夢中で飛び出ようとすることが多いみたいです。玄関の扉なら問題ない（こともないですけどね）ですが、２階とかマンションの７階とかとなるともう一大事です。
…しかし、もっと深刻なのが、現時点で100％タミフルが原因だという確証がありません。あくまで可能性が高いということなんです。

以前、私が京都に引っ越す前にタイミング悪くインフルエンザにかかったという話をしたことがありますが、近くの行きつけの医院でこの時も私はタミフルを頂きました。実は恥ずかしながらその時までタミフルに関する事情どころかタミフルの存在すら知らなかったんですがｗ
やはりその際もタミフルの現状について詳しく説明してくださいました。ただ私の場合、これもブログを長いことご覧の方は覚えてるかもしれませんが、昨年もインフルエンザにかかってまして、その時もどうやらタミフルを服用してたみたいなんです。（その時はまだ全く騒がれてないときでした）なんで、まあ問題ないかなと思いまして処方を頂くことにしました。
また、その際に院長は「タミフルを服用してなくてもインフルエンザで幻覚症状になる事例は、タミフルを服用した後に幻覚症状になるのとほぼ同じ確率で起こっているらしい」という話を聞きました。それが後に「インフルエンザ脳症」というものだと知りましたが。
曲者（くせもの）なのが、やはりマスコミです。知らない人がはたから見ればどう見ても「100％タミフルが悪い」としか思えない取り上げ方をしてるところの多いこと多いこと。まあそう騒いでおけば注目されますからね。所詮マスコミなんだな、と。

とにかく可能性が高いことは間違いないので、とにかくいち早くタミフルとの因果関係の有無をはっきりさせたいものです。
今回の10代への処方中止もあくまで保険という感じで、まあそりゃ使わないに越したことはないのかもしれませんが、ただでさえまだ体の弱い小学生とかがインフルエンザにかかってしかもタミフル使えないとなると、親としては看病が大変でならないです。かといってタミフルでもし幻覚症状が起きるなんて考えると…気が気じゃないですよね。結局は看病が大変です。
それに、何度もいいますがタミフルが100％原とは分かっていません。実はもしかしたらほとんどがインフルエンザ脳症だという可能性もありますし…そうなるとタミフルにしてみれば濡れ衣を着せられたようなもの。

…考えれば考えるほどホントにこの問題は難しいと思いますね。影で頭を悩ましている人がいる中でこの問題をウマーと言わんばかりに取り上げまくるメディア。
ただ、私が今まで見た事例としては、やはり10代の幼い子供がかかっている事例が多いみたいなので、それなりに年齢を重ねている人には大丈夫なのかな？と思っています。…いやいや、憶測でものを言ってはいけませんな。命に関わることですから。
あと私は、よくタミフルかインフルエンザ脳症か？の二択しかないように聞こえるニュースがありますが、これも個人的意見ですが、タミフルがインフルエンザ脳症の発生を活発化させているのかも？という考え方もあるのではと思います。

やはり現時点で判断できるのは、患者自身だけです。どちらが正しいとかが正解だとかがない苦渋の選択を最後に決めなければいけないのは、自分自身だけです。