スマブラＸによるWii本体売上の牽引は…？

【週間ハード売上ランキング】 スマブラX効果でWiiがトップ(1/28-2/3)
(iNSIDE様より)


さて。先日『大乱闘！スマッシュブラザーズＸ』の初週売上が82万本という記録を叩き出したわけですが、同週のWii本体の売上はというと…約94,000台で、前週より約2万台アップとのことです。


正直…あまり牽引してないですね。つまり、スマブラＸ購入者のほとんどの人が、すでにWiiを持っていたということになります。

もちろん次週以降がどうなっていくかにもよるので、今の時点で断定できることではありません。
しかし、次週以降もたいしてWii本体の売上に影響しないとなると…もうWiiにこれ以上ゲーマーを取り込むのは不可能だと思ったほうがいいかもしれません。
ということはどういうことか？と言いますと、おそらくこれからの「ゲームらしいゲーム」の売れ方は、スマブラＸ以前とほぼ全く変わらないと思っています。
スマブラＸによって久しぶりにWiiを起動させたという人もおそらくたくさんいるとは思いますが、おそらくそういう人は『Wii＝スマブラＸ専用機』となってしまうであろう人が多く、他のソフトにはほとんど目もくれないでしょう。


岩田社長との対談で桜井さん自身が

『Wiiの目指す方向と合っているかどうかは、あえて気にしないことにするというか、
これがWiiにおける『スマブラＸ』の役割なんだと割り切ることにした』

と仰っていたように、「Wiiならでは」というよりは「スマブラならでは」という、要するに本来の魅力を変えることなく完成させたスマブラＸ。その甲斐あって、ソフト自体の売上は素晴らしいものになりましたが、同時にその一方で、Wii本体の売上が思ったより変化していないことで、Wiiの本来の姿がより浮き彫りにされた感じもします。

う～ん…私の心配のしすぎなんですかね？しかし、これからもサードパーティの売上が乏しいことに変わりはない気がしますし…。そうなると、ＤＳ以上に「任天堂ソフトしか売れないハード」になってしまいそうという不安は、未だ拭えません。

まあ、そもそもハード自体は売れているわけですし、ＤＳだって同時期には似たような状況だったと言えば状況だった（マリカＤＳやどうぶつの森は発売していましたが）ので、これから…なんでしょうか？


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