セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『ノスタルジオの風』 ファーストインプレッション

2009年08月27日 20時30分26秒 | 【旧】購入・レビュー話


ノスタルジオの風
対応ハード : DS
発売元 : テクモ
開発 : レッド・エンターテインメント
発売日 : 2008/11/06
希望小売価格 : 5,800円(税込)
ジャンル : RPG
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)

※発売日の購入を保留にして、最近ようやく購入しました。
※約3時間半ほどプレイしてのインプレッションです。


●行方不明の父を探すために、いざ、大空へ!
今作は、飛空艇による移動や戦闘を特徴とした、正統派RPGです。

主人公エディの父は、有名な冒険家。ある日、その父が行方不明になります。エディは行方不明になった父を探すため、冒険家になって旅に出ます。
…以上。単純明快です。


●基本的なシステム
ロンドンやエジプトなど、このゲームは地球の世界が舞台となっています。…全員、日本語を喋っていますけどね(笑)

◆基本的なこと
街やダンジョンの移動。装備品やアイテムの購入・装備。基本的なことは普通のRPGと同じです。ただし、ワールドマップでの移動は歩きではなく、飛空挺になります。
飛空挺の移動は、十字ボタン左右で旋回。Bボタンで前進。Aボタンで着陸です。

◆セーブについて
セーブは、街の中だとどこでも可能です。ダンジョン内だと、特定のポイントでしかセーブできません。
が、中断セーブというのもあり、これはどこでもセーブ可能です。ただしロードすると中断セーブは消えるので注意しましょう。

◆飛空挺のカスタマイズ
各街にある飛空挺ドックにて、飛空挺のパーツの購入と装備ができます。
武器となるパーツの他、防御力に影響する盾や、基本的な耐久力を増やすものも購入できます。購入したら、さっそく装備を。
また、一定のお金を支払って、耐久力を満タンにすることもできます。

◆戦闘について
エンカウント方法は、ランダムエンカウントです。(フィールド上に敵が出てないタイプ)
戦闘は、敵味方混同のターン制バトルです。行動する順番は、常に分かるようになっています。通常攻撃をしたり、スキル(特技)を使ったり、アイテムを使ったり…戦闘内容は至ってシンプルです。
勝利すれば、経験値とお金、それとスキルポイントを獲得します。スキルポイントについては、この後説明する「スキルの習得・成長について」を参照。

飛空挺に乗った状態で戦闘に突入した場合は、飛空挺で戦闘することになります。各キャラクターごとに担当しているパーツが決まっており、それによって攻撃方法が異なっています。スキルにも、通常戦闘用のものと、飛空挺戦闘用のものがあります。
また、飛空挺の戦闘は「天候」によって様々な影響を受けます。
例1)雨…砲撃系の武器の攻撃力が下がります。
例2)砂嵐…命中率が下がります。

通常戦闘の場合は全員のHPが0になると、飛空挺戦闘の場合は飛空挺の耐久力が0になるとゲームオーバーです。(タイトル画面に戻ります)

「ガジェット」という装備品や、いわゆる合体攻撃もあるっぽいのですが、まだ見ていないので今回は省略。

◆スキルの習得・成長について
戦闘で経験値を獲得してレベルアップしていくと、スキルを覚えます。この、覚えたスキルにスキルポイントを割り振って、スキルを強化したり、さらに別のスキルを覚えることができます。

各キャラクターごとに、スキルの表があります。スキルが四角いマークで表されており、矢印が色々な方向に伸びています。矢印の根元側にあるスキルを一定レベルまで強化すると、矢印の先にあるスキルを習得することができるという流れです。
ちなみに、全部が全部そうかは分かりませんが、基本的にキャラクターのレベルを上げればスキルは覚えていくみたいです。スキル強化での習得は、普通より早く習得できるというという点で有利ということかもしれません。

◆クエスト
主人公は冒険家として、様々なクエストに挑戦できます。「冒険者協会」からクエストを受注して、成功すれば報酬と「冒険者ポイント」がもらえます。
冒険者ポイントが一定まで溜まるとランクが上がり、さらに多くのクエストが受けられます。

◆ワールド・トレジャー
これは、住人の会話などをヒントに、世界中にある遺跡を探すというものです。
ワールドマップの特定のポイントに近づくことで発見することができ、発見してから「ある人物」に報告することで、報酬をもらえます。あくまで発見するだけで終わりであって、中を探索…ということはできないみたいです。
ちなみに、ここは地球の世界が舞台になっていますが…このワールド・トレジャーでも、実際に存在する遺跡ばかりが出てくるみたいですよ?


◆partygameの評価◆…80点(100点満点)
基本に忠実

基本的なシステムで整った正統なRPGということで、良い意味で昔っぽいRPGという感じです。地球を舞台にしていることもあってか、わりと親近感が湧きます。キャラクターのモーションもそこそこで、難易度も次のエリアになると極端に上がるあたりする点も、昔っぽいです。飛空艇による戦闘も基本的には同じなので、難しく考える必要はありませんが、あさっての方向に行くと、本当にいきなり勝てない敵に出会ったりするので、注意が必要です。

ただ、正統派RPGでたまにある話なんですが、ザコ敵が強くてボスが弱いです。
しかも「ザコ敵は群れを成すから強い」ということならまだ分かるんですが、単体能力が「ボス<同じエリアのザコ敵」の時もあったので…ちょっと極端すぎました。(唯一、ボスはHPが多いことくらいが強み)なんか…ボスが情けなく見えます。

あと、個人的には、セリフ回しをもう少しこだわって欲しかったかもしれません。何といいますか…主要人物同士の会話や、住人に話しかけたときの会話が、本当に必要最低限という感じで、ムダに話しかけたい意欲がイマイチ湧きません。(一応話しかけていますが)
まあ、昔のゲームもそういう感じだった気はしますが…。そこは想像でカバー、ですかね?

その他、気づいたことや思ったことを徒然と。
・基本はボタン操作のみ。タッチは、下画面に地図が出ているときに、地図を動かす時にだけ使います。
・武器&防具屋での購入から装備までの流れがスムーズ。プレイするユーザーの感覚をよく理解しています。
・反対に、飛空挺の装備品の購入と装備は、なぜか別々の人物に話しかける仕様になっています。今のところ、別々にしている必要性を感じないですね…。
・全体的に、丁寧な作りでそこそこ快適。あえて言うなら、戦闘勝利後の結果画面のカメラワークが3秒ほどあり、同じカメラワークなので何十回も見ると、ちょっともどかしいかも…?
・カメラを回すことはできません。たまに、奥向きの壁に扉があったりして、分かりづらいことがありました。印はあるんですが、それも分かりにくい…。


…以上。今のところは特に大きな難点はなく、基本を忠実に、かつ「飛空挺」をウリにするコンセプトをしっかり守って作られた、良い作品だと思います。
正統派なので、飛びぬけた特長は少ないですが、安定している作品とも言えるので、万人にオススメしやすい作品です。あとはストーリーによりけりですが…価格もかなり安くなっていますから、たまにはシンプルなゲームを…という人は買ってみても良いのではないでしょうか?
…ちなみに、私は1,029円で購入しました(笑)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今週発売のゲーム 2009/08/27 | トップ | 今日のゲーム情報 2009/08/27 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】購入・レビュー話」カテゴリの最新記事