『スペースインベーダー エクストリーム2』
対応ハード : ニンテンドーDS
発売元・開発: タイトー
発売日 : 2009/03/26
希望小売価格 :3,990円(税込)
ジャンル : シューティング
プレイ人数 : 1~2人
通信機能 : DSワイヤレス通信対応・DSダウンロード通信対応・ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
周辺機器 : DS振動カードリッジ対応・パドルコントローラDS対応
CERO : A(全年齢対象)
※約2時間ほどプレイしてのインプレションです。
●クールで気持ちよく進化した、シリーズ最新作
今作は、『スペースインベーダー エクストリーム』の続編となるタイトルです。
従来のインベーダに基づき、そこにクールなサウンドとビジュアルを融合した、これまでとは違う「気持ちよく楽しめるインベーダー」を目指しているシリーズ作品です。
●操作説明
十字ボタン…項目を選択・自機の移動
Aボタン…決定・弾を撃つ
Bボタン…キャンセル・弾を撃つ
L・Rボタン…パワーホールド
特定の条件でパワーアップアイテムが出現し、取ると自機の攻撃がパワーアップしますが、一定時間で元に戻ります。
L・Rボタンを押している間はパワーアップ状態を温存して、通常のショットに戻ることが出来ます。
●簡単なシステム説明
◆フィーチャーパネル
8個のパネルが並んでおり、敵を倒すと、パネルが倒した敵と同じ色に点灯していきます。この色で「役」を作ることで、パワーアップアイテムが出現したり、いろいろな現象が起きます。
簡単な一例を紹介。
・パワーアップフィーチャー
同じ色のパネルを4個続けて並べると、その色に基づいたパワーアップアイテムが出現します。取ると一定時間、自機の攻撃がパワーアップします。
・ラウンドフィーチャー
黒以外の色でパワーアップフィーチャーを2機続けて成立させると、画面上に虹色のUFOが出現します。倒すと、ラウンドに突入します。
◆ラウンド
ラウンド状態になると、上画面に新たに別の敵が出てきて、制限時間が表示されます。制限時間以内に、そのラウンドで定められているノルマを達成すると、ラウンド成功となり、フィーバーモードに突入します。
条件は…、
・敵を一定数倒す
・特定の敵を倒す
などです。
◆フィーバータイム
ラウンド成功で、一定時間の間フィーバータイムに突入します。敵が全て金色になり、倒すとボーナスアイテムが降ってきます。上画面は、UFOがウロチョロしています。
フィーバータイム終了時に、ボーナスアイテムの獲得数とUFOの撃墜数に応じてボーナス得点が入ります。
◆ビンゴ
通常、上画面にはビンゴのパネルが3×3マスで表示されています。
ラウンドを成功させると、ビンゴのパネルが点灯して、ビンゴを成立させると、スーパーフィーバーモードに突入します。点灯するパネルは、ラウンドを発生させる条件として倒した敵の色の組み合わせで決まります。
◆スーパーフィーバータイム
フィーバータイムとの違いは、少しだけ時間が長いことと、上画面にいつもと違うUFOが出てくることです。そのUFOを倒すと、より高得点なボーナスアイテムが降ってきます。
●通信機能でできること
ランキングモードというのがありまして、そこで出したスコアをWi-Fiコネクションを通してランキングに登録することができます。
また、DSワイヤレス通信、DSダウンロード通信、Wi-Fi通信で2人対戦することができます。直接撃ち合う…のではなく、敵を倒して、たくさん倒すと相手の陣地により強力な敵を送ることが出来る…的な対戦形式です。
◆partygameの評価◆…79点(100点満点)
前作よりさらに気持ちいい遊び心地だが、さすがにちょっと「せわしない」かも
前作ではラウンドに突入すると、今の状態に一旦ストップをかけた後、下画面が切り替わってラウンド開始という感じでした。今回は、ラウンドを上画面で行うようになったことで、いわゆるノンストップでインベーダーを楽しめるようになったのは、気持ち良いですし緊張感も生まれます。
ただ、両画面を見ながらのシューティングは非常に「せわしない」というか…目を動かすのが忙しいので、なかなか慣れないかもしれません。人によっては、前作のように、普通は普通、ラウンド中はラウンド中で分けたほうがいいという人もいるでしょうね。
フィーバータイムで倒した敵からボーナスアイテムが大量に降ってくるようになったのも前作になかった要素で、うまく取れなくても見ているだけで気持ち良く感じられます。
あえて言うなら、ビンゴになった時のスーパーフィーバータイムは、せっかくなのでもっと大きな変化が欲しかったかもしれません。特別なUFOが出てくる以外にほとんど変化がないので。
ビジュアル面も、前作以上にクールでやりたい放題。さすがに、敵の弾を見逃すことが前作よりは多くなってきました。
せっかく気持ちよくプレイしている最中で、敵の弾に当たったことに気づかず突然やられたように見えるのは、ちょっと余計なストップをかけられているような気はしました。まあ、上画面も見る必要がある場面があるので仕方ないのかもしれませんが…。
「気持ちいいインベーダー」をモットーに、確実に進化しているタイトルです。もちろん進化することでデメリットも発生するのは、上記で評価した通りですが…「これはこういうものだ!」というような、開発者の迷いが感じないのが、この作品の完成度を高くしているように感じます。
ちょっとした時間でも楽しめますし、シューティングがお好きであれば楽しめると思います。前作と比較してどちらがいいかは、サイト情報なり紹介ムービーでも見て判断してください。
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