こちら、東京ゲームショウ2006で配布されておりました「ワイルドアームズ フィフスヴァンガード」の体験版です。ゲーム自体はホンの数分しかありませんが、感覚はなんとなく分かりました。
基本スタイルは4を受け継いでます。ジャンプ、スライディングなど。今回はそれにプラス、カメラ視点が自由に変えられるようになりました。他のRPGではそれなりに当たり前ですが、ワイルドアームズシリーズでは初めてのことだったりしますw
で、ダンジョンを進んでみた限りでは、4のようなアクションの腕前が要求されるタイプというよりは、それ以前の頭を使う謎解きタイプ重視になっているように思います。いや、分かりませんよ。たかだか5分程度のダンジョンでしたから。しかし、もしそうだとしたら従来のファンにとってはうれしいことですね。
ダンジョンでのアクションで今回追加されたのは、主人公の様々なアーム(この場合は鉄砲を差します)です。通常のアームに火の出るアーム、水の出るアームにフックが付いたアームなどを使いこなして、様々なトラップを制覇していきます。若干ボタンを覚えなければいけませんが、なかなか面白いです。何もないところにロックオンしていて、撃ってみると隠し金が出てきたりと応用もいろいろありそうです。
クオリティも高い。4から採用されたちょっと弱めのトゥーンシェードは健在で、アニメっぽさよりも3Dっぽさを強調してるのが特徴です。表情の豊かさとかは随一。会話も4の、子供ばかりのハズなのに小難しい会話と違って、子供同士らしいバカバカしい会話が見れたのが良かったですw
といっても一方で大人っぽい一面を見せたりして、それがしっかり強調されているのが、前作から成長した部分と言ってもいいかな、と思います。
戦闘は4で誕生した「HEXバトル」を再び採用。4の評価自体はかなり割れたものの、戦闘システムのみに関してはかなりの高評価を受けていました。今回は多少応用がかかり、ボス戦ではエリアの区切り方が正常じゃありません。普通は7つのエリアがきれいに六角形状に並んでるんですが、ボス戦ではこれが多少変形します。これが吉と出るか凶と出るかは体験版だけでは分からないですね~。ただ私個人としては、凶の可能性が…。
あと若干、効果音の使い方が寂しい気がしたのは気のせいでしょうか?敵を倒したときも(ボスの時は別として)何か静かに消えてるという感じがしてならないんですが…まあ体験版ですからね。
まあ今作は4の基本システムを受け継ぎつつ、ワイルドアームズらしさを出しつつ、新たな試みにも挑戦している。そんな感じがしました。
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