NE・ペイトリオッツのQBトム・ブレイディが、
第4クウォーターで10点のビハインドをひっくり返す
パスによるTDを2本決めて、
"ランニング"・クォーターバックのラッセル・ウィルスン率いる
スィアトル・スィーホークスの連覇を食い止める
劇的な逆転勝利を収めた。
Felix Mendelssohn(フェーリクス・メンデルスゾーン、1809-1847)
の生涯は38歳という短いものだった。が、
裕福なユダヤ人の家に生まれ、美少年の上品な容姿に恵まれ、
結婚もして子も儲けた一般常識人だが、
音楽に秀でた才能を備えてた。
傑作を多く生み出してた1842年乃至1844年に作曲された
「無言歌集」第5巻(op.62)の第6曲「春の歌」、
「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調、op.64)」で、
メンデルスゾーンはずいぶんと特徴的な仕掛けを埋め込んでる。
「春の歌」では、
小刻みな転調を繰り返してから、実質ホ長調で第2主題を提示する。
♪ラ│【レ】>シ・>ラ>ソ│<ミ>ド・>シ>ラ│>ソ>レ・<ミ<ファ│>ミー・ー、
<ソ│【レ】>シ・>ラ>ソ│<ミ>ド・>シ>ラ│>ソ>レ・<ファ>シ│<ドー・ー♪
(修飾音は省略)
【レ】には左手に「シ」のオクターヴ・ユニゾンを敷き、次いで、この拍の後半
「シ」には修飾音でホ長調の属7を分散させてる。ところが、
再現されるときには、主調のイ長調で、
♪レ│【ド】>シ・>ラ>ソ│<ミ>ド・>シ>ラ│>ソ>レ・<ミ<ファ│>ミー・ー、
<ソ│【ド】>シ・>ラ>ソ│<ミ>ド・>シ>ラ│>ソ>レ・<ファ>シ│<ドー・ー♪
(修飾音は省略)
となってる。ここでは【ド】は左手もドのオクターヴ・ユニゾンであり、
つづく「シ」への修飾音でイ長調の属7を分散させてるのである。
提示時に【レ】だったものが再現時には【ド】とされる旋律、
というわけである。
また、
「ヴァイオリン協奏曲」の第1楽章の第2主題において、
提示部では、ト長調、
♪ソ・ー・・ー・ー│ー・>ファ・・ー・>ミ│ー・>レ・>♯ド・<レ│<【レ】(フェルマータ)・>>レ・・レ・レ♪
この部分の伴奏は弦のみでト長調のⅡの和音(「レ・ファ・ラ」)。これが
次の小節ではト長調の主和音に解決される。いっぽう、
再現部では、ホ長調、独奏ヴァイオリンにはA線指定で、
♪ソ・ー・・ー・ー│ー・>ファ・・ー・>ミ│ー・>レ・>♯ド・<レ│<【ド】(フェルマータ)・>>レ・・レ・レ♪
この部分の伴奏はやはり弦のみで、前の小節の「レ・ファ・ラ」から
「レ・♯ファ・ラ」と変化させてる。つまり、ここは
属調ロ長調の属7である。これがこの小節内でロ長調の属和音に変わって
次の小節ではホ長調の主和音に繋がってるのである。
このようにして、メンデルスゾーンは「提示時」→「再現時」という
タイトエンドへのロングパスで劇的なタッチエアウンを画したのである。
(以上の箇所をまとめた音源を
https://soundcloud.com/kamomenoiwao_15/mendelssohn-re-do
にアップしました)
第4クウォーターで10点のビハインドをひっくり返す
パスによるTDを2本決めて、
"ランニング"・クォーターバックのラッセル・ウィルスン率いる
スィアトル・スィーホークスの連覇を食い止める
劇的な逆転勝利を収めた。
Felix Mendelssohn(フェーリクス・メンデルスゾーン、1809-1847)
の生涯は38歳という短いものだった。が、
裕福なユダヤ人の家に生まれ、美少年の上品な容姿に恵まれ、
結婚もして子も儲けた一般常識人だが、
音楽に秀でた才能を備えてた。
傑作を多く生み出してた1842年乃至1844年に作曲された
「無言歌集」第5巻(op.62)の第6曲「春の歌」、
「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調、op.64)」で、
メンデルスゾーンはずいぶんと特徴的な仕掛けを埋め込んでる。
「春の歌」では、
小刻みな転調を繰り返してから、実質ホ長調で第2主題を提示する。
♪ラ│【レ】>シ・>ラ>ソ│<ミ>ド・>シ>ラ│>ソ>レ・<ミ<ファ│>ミー・ー、
<ソ│【レ】>シ・>ラ>ソ│<ミ>ド・>シ>ラ│>ソ>レ・<ファ>シ│<ドー・ー♪
(修飾音は省略)
【レ】には左手に「シ」のオクターヴ・ユニゾンを敷き、次いで、この拍の後半
「シ」には修飾音でホ長調の属7を分散させてる。ところが、
再現されるときには、主調のイ長調で、
♪レ│【ド】>シ・>ラ>ソ│<ミ>ド・>シ>ラ│>ソ>レ・<ミ<ファ│>ミー・ー、
<ソ│【ド】>シ・>ラ>ソ│<ミ>ド・>シ>ラ│>ソ>レ・<ファ>シ│<ドー・ー♪
(修飾音は省略)
となってる。ここでは【ド】は左手もドのオクターヴ・ユニゾンであり、
つづく「シ」への修飾音でイ長調の属7を分散させてるのである。
提示時に【レ】だったものが再現時には【ド】とされる旋律、
というわけである。
また、
「ヴァイオリン協奏曲」の第1楽章の第2主題において、
提示部では、ト長調、
♪ソ・ー・・ー・ー│ー・>ファ・・ー・>ミ│ー・>レ・>♯ド・<レ│<【レ】(フェルマータ)・>>レ・・レ・レ♪
この部分の伴奏は弦のみでト長調のⅡの和音(「レ・ファ・ラ」)。これが
次の小節ではト長調の主和音に解決される。いっぽう、
再現部では、ホ長調、独奏ヴァイオリンにはA線指定で、
♪ソ・ー・・ー・ー│ー・>ファ・・ー・>ミ│ー・>レ・>♯ド・<レ│<【ド】(フェルマータ)・>>レ・・レ・レ♪
この部分の伴奏はやはり弦のみで、前の小節の「レ・ファ・ラ」から
「レ・♯ファ・ラ」と変化させてる。つまり、ここは
属調ロ長調の属7である。これがこの小節内でロ長調の属和音に変わって
次の小節ではホ長調の主和音に繋がってるのである。
このようにして、メンデルスゾーンは「提示時」→「再現時」という
タイトエンドへのロングパスで劇的なタッチエアウンを画したのである。
(以上の箇所をまとめた音源を
https://soundcloud.com/kamomenoiwao_15/mendelssohn-re-do
にアップしました)
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