「カレー沖ドウヴァー海峡式馬券術／第５８回安田記念（東京競馬）」

「赤と黒」の新訳が誤訳だらけ、
ということが話題になってるそうなことである。
「カラマーゾフの兄弟」とか「赤と黒」とか、
渡る新訳は誤訳だらけというイメージが
スタンダールにもスタンダードにもなってしまっては、
他の舶来小説の訳者が迷惑千万なことである。
「新訳」を出すには、訳者の原稿をそノマま上梓してしまってはいけない。
きちんとした「治験」を経なければならないことである。

さて、６月８日は「学校の安全確保・安全管理の日」なことである。
７年前の今日、故宅間死刑囚が大教大附属池田小で
狼藉をはたらいたことから制定されたそうなことである。
そんな日を狙ってか、本日、加藤智大容疑者が
秋葉原で無差別殺人を起こした。
「世の中がいやになった。人を殺すために秋葉原に来た。だれでもよかった」
との弁らしい。こういう輩はたいてい、
父親とか学校の同級生とか会社の上司とかに苛められたことで
社会を恨んでるようなことであるが、そうされた相手には
直接恨みをはらすことができない弱虫・卑怯者ながら、
世の中がワット驚くようなことがしたいという願望で頭がいっぱいの、
自己顕示欲だけは旺盛なことである。そして、
何かうまくいかない事態にナルト、
すべてを他人のせいにしてこのような凶行に及ぶのである。さて、
６月８日は「大鳴門橋開通記念日」でもあることである。いっぽう、
ゲストの小池徹平といえば、初主演ｔｖドラマのタイトルは、
「まだ見ぬ父へ、母へ・魂で歌う青い『海』」だったことである。また、
ウェンツとのコンビＷａＴで歌ったものにも、
「初めて『海』を見た時には」
という曲もあったことである。果たして……。
（１着）３枠５番「ウオ（魚）」ッカ号（「岩田」騎手／角居厩舎）
同枠馬は「オーシャン」エイプス号。ちなみに、
６月８日は「岩田」専太郎の誕生日なことである。ときに、
アミンの「待つわ」をカヴァーしてたとかしてなかったとかいう
元ビジーフォーのウガンダ・トラが先日亡くなった。
「『カレー』ライスは飲み物」という言葉を遺して。
カレーといえば、カレー沖海戦でこっぴどく英国に叩きのめされ、
その後、敗戦を繰り返したスペインの
「無敵艦隊（ａｒｍａｄａ　ｉｎｖｅｎｃｉｂｌｅ）」だったことである。
（２着）８枠１６番「アルマダ」号（「ホワイト」騎手／ホン「コン」馬）
同馬の父は「レッド」テンポ号、同枠に「スズ」カフェニックス号、
もう１頭の同枠馬の父はステイ「ゴールド」号、という
昨年１２月の「ワールド・スーパー・ジョッキーズ・スィリーズ」の
「ホワイト」騎手本人の「出番」だったことであるが、
「お色枠」はこの枠で打ち止め、だったことである。他方、
無敵艦隊が大敗を喫したカレー沖もグラヴェリン沖も
「ドウヴァー海峡」なことである。
（３着）２枠３番エイシン「ドーバー」号（福永騎手／小崎厩舎）
同枠馬ニシノマナムスメ号の河内調教師は小池徹平同様に、
「左ヒラメに右カレイ」と言うがごとく「左利き」なことであり、
元騎手の「小池」隆生は現在は同厩舎の調教助手なことである。

さて、私はといえば、
かつて、渋谷「１０９」の「ＪＳＧ」店員だった木下ユッキーナが
関東Ｇ１ファンファーレを駒大吹奏団に交じって吹いたことであるから、
「１０・９」で「５枠」のゾロメを買ってしまったことでちょりーす。
「グッドババ」は買わなかったことであるが、まったく当たらず、
「バッドなババ」を引いてしまったことである。トホホ。そういえば、
昨年１２月の「ワールド・スーパー・ジョッキーズ・スィリーズ」に
出場した「赤」木高太郎騎手が先週の「東京優駿」で残した
「３枠５番」はその日の最終レイスの「目黒記念」だけでなく、
今日の「安田記念」までをも突き通す弾道だったことである。そして、
今度のＮＨＫ「その時歴史が動いた」は、間宮林蔵の予定だったことである。
いカナル情報も見逃してはならない、胸を開いて受け止めねばならない、と、
改めて気を引き締めたことである。ときに、
フィッツジェラルドの旧訳・新訳ということなら、私は、
「グレート義太夫」を想起してしまう「グレート・ギャツビー」よりは、
「カレーなるギャツビー」のほうがいいことである。
「親愛の情も生きてるうちに示したい」ほうなことである。
死後の世界などないことだからである。