玉すだれ、ゼフィランサス、レインリリー．．．いくつもの名前を持つ花.。.:*・゜

秋の到来を教えてくれるように．．．真っ白な花がたくさん咲きます。
最初は数個の球根を植えてみただけでしたが、いつの間にか毎年自然に増えてくれて．．．手間いらずの健気なお花です。
お花屋さんで見ると、「ゼフィランサス」と書かれていることが多いようですが、和名は「玉すだれ」．．．
ずらっと並んで咲く姿から付いた呼び名だそうです。
私自身も含めて．．．「南京玉すだれ」を実際に観たことのある人は、今では少ないのでは？？？
などと思ったりもしますが．．．
富山県発祥の伝統芸能のひとつだそうですから、地域によっては身近な存在なのかもしれませんね。

そして．．．３つ目の名前も持っているのですよ.。.:*・゜
雨上がりに咲くことが多いから、レインリリーとも呼ぶそうです。
確かに雨の翌日に、一気に咲き誇る姿は素敵です.。.:*・゜

	彼岸花科の花だそうで．．． 　いっせいに同じ方向を向いて咲くところが．．． 　少し似ているのかもしれません。
少し窮屈ではないですか？ 　そんなことを訊いてみたくなるほど．．． 　ぎっしり．．．なのです．．． 　ぎっしりと咲く様子も、彼岸花と似ているでしょうか．．．
	よぉ～～く見ると．．． 　雌しべの位置が中央ではないのです．．． 　どの花もそうなのですよ。 　不思議ですね、きっと何か意味があるのでしょうね。
白い花びらと鮮やかな黄色の雄しべたちのコントラストが 　見事です.。.:*・゜
	ゼフィランサスと同じ場所に植えてある姫檜扇は 　春に咲く花です。 　同じ場所に．．．春は姫檜扇（ひめひおうぎ） 　秋には、ゼフィランサスが．．． 　たくさん咲いてくれます.。.:*・゜ 　ふと思いついて、ゼフィランサスが咲く場所に 　姫檜扇の種をパラパラパラパラ．．．♪ 　翌年の春からは、まるで姫檜扇専用の場所のように 　たくさんの姫檜扇が咲いてくれます.。.:*・゜ 　そして．．．秋には、ご覧のように．．． 　ゼフィランサスの花壇になるのですよ。 　姫檜扇は、愛らしくて優しげな花．．．そして．．． 　びっくりするほど沢山の種を作ってくれるのです♪

１０年ほど前に、体調を崩した父が介護施設にお試し入居をしたことがありました．．．
父に会いに通う道の途中にある、こじんまりとした公園に咲いていた真っ白の小さな花が印象的で、
行き帰りに、いつも眺めていました。
秋の出来事だったのですね．．．
その後、父はすっかり元気を取り戻して、自宅に帰ることができたので、同じ道を同じ季節に通うことはなくなりましたが、
清楚で可憐な印象の花姿が心に残り、翌年の春に小さな球根を我が家の庭に植えました。

毎年咲いてはくれましたが、球根に付いていた説明書のようには、増えていかなくて、何かお手入れが足りないのかしら．．．
そんな風に思っていました．．．

２年後の冬に父が旅立ち、ふと気づいたらいつの間にか．．．白い花の群れが秋の気配を運んでくれるようになっていました。
父と母の庭で、父と母ががかわいがっていた花たちとは別の意味での思い出の花です。　


　ゼフィランサスについて


　しばらくの間、雨模様が続きそうな東京です。