Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

母の鈴蘭

2012-05-01 | 父と母と三姉妹

今日は5月1日...フランスでは鈴蘭の日です。
親しい人達と鈴蘭を贈り合う日。
「あなたのもとに幸運が訪れますように...」と願いを込めて贈るのだそうです。

可憐な白い花、新緑を思わせる鮮やかな緑色の葉が爽やかな印象の鈴蘭。
友人や知人から頂いたり、真似をして私も贈ったり
旅先では、ホテルの部屋にウエルカムフラワーとして
置いてあったり...懐かしい思い出です。

薫り高く愛らしい姿、初夏の訪れの気配を教えてくれる鈴蘭は
母の思い出の花でもあります。

40年以上前、庭の花壇に鈴蘭が根付くようにと
母がいろいろ工夫していました。

母の悩みは...
よその猫さん達が、花壇で用足しをするので
鈴蘭の芽が傷みがち...それに、どうやら
ナメクジたちが、夜のうちに新芽を食べているみたい...
花芽が上がる前に、しおれてしまうわ。
猫さんたちの通り道だし、ももた(私たちの猫)も庭で遊ぶから薬品は使えないしね...
困ったわ...そう言っていましたっけ。

新しい土を足したり、早朝には割り箸でナメクジ退治をしたり
いろいろ試してみて、ようやく
愛らしい花が咲いてくれると、うれしそうでした。
今の私なら、一緒に作業もするし、成果を一緒に喜ぶこともできるのに
当時は、自分のことに夢中のお年頃でしたから
後悔先に立たずとは、まさにこのことですよね。

今日は、不安定な曇り空で、撮影には光が足りないかしらと心配でしたが
突然の激しい雨の後、雨上がりの撮影ができてラッキーでした。
鈴蘭の葉は、サラサラと水滴を弾きます。
土砂降りの直後なのに、画像を見るとそんな気配は感じられません。







母の願いが届いたのか、今では特別なお手入れは何もしなくても
毎年、どんどん株が増えて美しく咲いてくれます。
母の思いを受け止めたくて、今日は改めて姉妹で少しずつ掘り起こして
持ち帰りました。
来週はもっともっと花が咲いているでしょうから
今から楽しみにしています。
母の鈴蘭畑も、今年が見納めになるかもしれません。

母からの贈り物を、お花好きの方たちにお分けできたらいいなぁと思っています。 


 鈴蘭について


 お昼過ぎの夕立のような雨に驚きました。なかなか「五月晴れ」にはなりませんね。
         
      
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9本目の苗木@グリムス | トップ | いちはつ@満開 »

コメントを投稿

父と母と三姉妹」カテゴリの最新記事