音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

一枚の写真

2021年03月24日 | 徒然



一枚の写真が見つかった


2018年 第12回岸田理生アバンギャルドフェスティバル 通称「リオフェス2018」

2003年に死去した劇作家・岸田理生の戯曲を連続上演する企画で

ぱつらが参加したプロジェクト・ムーら6団体が参加し、東京都内5会場で岸田理生の関連作品を披露した。

真夏の炎天下に仕込みをして

まだ日が落ちる前からスタートした野外劇場公演。

その打ち上げの時の写真。

右から:(敬称略)
荒川昌代(女優)
福田光一(脚本家)
大橋宏(演出家)
ぱつら
仙葉由季(女優・振付師・マルチタレント)
小二田茂幸(作曲家・演奏家)
小山亜紀(歌手)


2日間の公演の前、数ヶ月をかけて作り上げていった作品。

その間全ての稽古に参加できたわけではない。

稽古の要所要所で演出家の大橋さんと連絡を取り合い 稽古場に向かう感じだった。

なので、出演者の皆さんと親しくなるような時間も持てなかったし

仕事現場として、それはそういうものだと思っていたんだけど

この写真を見て

ああ、ちゃんとこうやって私も受け入れてもらっていたんじゃないか!と改めて感じた。

いい写真だ、と思う。

本当はね、仙葉さんが記念に二人で撮ろうって言ってくれてたんだけど

大橋さんが上からイェ〜って被さるように入ってきて

そしたらみんな入ってきちゃったんだwww


7月5日朝

今日は大橋宏さんの誕生日です、とfacebookが教えてくれたんだけど

大橋さんはもうこの世にはいない。

今年の5月25日に闘病の末、他界されたのだ。

また、すぐに会えると思っていたのに。

舞踏公演に出演していた私の音をキャッチされ

ご自身の劇団DA・Mの公演に引っ張り上げてもらったのが最初のご縁。

そして独特な演出で奇才ぶりを発揮される大橋さんに驚愕

そこでたくさんの方々と縁を繋いで頂いた

その縁というもの、命というものを改めて考え、感謝し祈る。



大橋さんと一緒に写っている写真はこれ一枚きり。


いい写真だ、と思う。







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