音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

YTR-6310 その後。

2009年03月15日 | 楽器 etc.
今年1月のおわりから

Tくんのところに通いながら続けていた

我がYTR-6310の報告をしよう。

まず、着手したYTR-8340EM用の細いS字型の支柱で

良好な結果を得たぱつらは

ヴァルヴガイドを真鍮に変更

ピストンボタン 軽量なものに変更 (最終的にはYAMAHAカスタム純正)

と、基本的な変更をし

さらに

3rdスライド管つば抜き取り外しをしたところ

あきらかに、30年前の楽器のもつ

「古くささ」から蘇っていく兆しを見せた。

ぱつらはさらに続ける。

1stスライド抜き差し管のU型指掛けをO型に変更

右手小指にかける主管のフックもO型に変更

噂に聞いたところによると

U型指掛けでは口から出た振動が伝わっていく過程で

Uのところで行き場を失い、それが振動のロスになると。。

まぁ、わからないではない。

やってみよう、と

結果、以前ここでも書いたが

「音の輪郭がはっきりしたが、少し抵抗が強く出て、音色が多少かたく」なった。

そこで、すぐもとに戻すのではなく

他を改良することによって改善されないか、考えた。

変更をした箇所、主管と1,3抜き差し管、

その真ん中

ヴァルブのアッパー、アンダーの両キャップの軽量化だ。

幸い、Mボアの軽量キャップはYTR-8340EMで使われているはずだから

パーツを変更すればいいだけだ。旋盤で加工することはない。

その結果、「少し抵抗が強く出て、音色が多少かたく」なったことが軽減された。

はい、ここで気づいた方もいらっしゃるだろう。

そう、手を加えていけばYTR-8340EM(エリック・ミヤシロモデル)に近づいていると。

たしかに、パーツはかなり流用させてもらっているが

肝心なところのパーツ(ベルやマルチボアの採用など)は

まるっきり違うしろものだ。

また、仕上げたい音の方向性も違うように思うし

ぱつらのはお金をかけない(苦笑)

並べて吹いてみたがあきらかに別の楽器だ(あたりまえなのだ)

広がってしまいがちの音をコンパクトにまとめたかったため

探していたポイントにちょっとした細工をした。

これは、皆さんにいい結果を出すかわからないのでここでは書かない。

もし、知りたければ、上の画像をよ~くみてくださいな。

なんか写ってるから。(笑)


さあ、これでとりあえずこの楽器の改造は終了とする。

あとは、ちょっとの変更はあるかも知れないけど

音楽性のことを考えた方が

本当ですもんね。








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3 コメント

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ふにふに (音曲亭女中)
2009-03-16 00:07:51
こやつ、良い音してましたでございまする。
あ、吹き手が良いのでございますね!
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S○g Chip? (Hiro.G.)
2009-03-16 00:42:05
ぱつらさん、こんばんわ。

先日はお世話になり、おまけに土産までいただき光栄です。
使いたいのをグッと我慢し、家宝にさせていただきます。
楽器の細かい変化を感じるぱつらさんの演奏力に敬意を表しつつ、
私は人体改造に取り組んでおります。
返信する
Unknown (ぱつら)
2009-03-16 22:46:39
その吹き手も体調によってガラっと音が変わりますからね、
やっぱり、体調管理をしっかりしないと、ですね。
トランペットエクササイズも単純なことの繰り返しですが、
そういうことが、すこーしずつ、結果として出てくるんですねぇ。継続は力、急がばまわれ、ですか。
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