楽器の天日干し（笑）

普段使わない楽器は、とかく手入れが疎かになりやすい。
管楽器でさえも使わないと、とたんに鳴らなくなるし楽器自体が悪くなっちゃう。

さて、写真の楽器。見た事ある人いる？
西アフリカのグリオ（吟遊詩人）が狩りの時に用いるハンターズハープだ。
名前は「Donso 'ngoni」

十数年前、この楽器と出会った。
アフリカ、マリのギターリスト、ママドゥにこの楽器を教わった。
こんな、見た事も無い楽器が売ってるはずも無く、、、
売ってないなら自分で作るしかない。
図書館いって数少ない資料と写真とママドゥのテキトーなアドバイスだけで。

でもね、人間、創造力を働かせれば出来るもんですよ。
大きなひょうたん（強度を増す為にうちの向かいの塗装屋さんが補強してくれた）にヤギの皮を張り、コマを立て、左右に3弦ずつ、竹で出来たネックに張ってある。
オリジナルはそのまま縛ってあるが、ここは日本、湿度が多いのでギターのペグを使い、竹の中で弦を巻くようにした。出来た。
ママドゥがうらやましがった。（笑）

「DUNYA FOLI」というバンドをやっている時は必需品だったあたしの宝物。
今でも、音は現役だぜぃ！

今日は長い間、しまってあったので天日干しだ。
と、表に出したらすぐ雲が。。