音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

先生は魔法使い?!

2007年04月25日 | 徒然
「雨か、、、、」
玄関を開けると霧雨。
「、、、、、、か、濡れて行こう、、」
なぁんて芝居がかった台詞が出て来るはずも無く、ゆううつな気分。
ふと横を見ると、昨日の夜しまい忘れていたあたしのフェラーリ(自転車)が
雨にさらされている。片付けなくちゃね。。と向きを変えて、
1段高い定位置に戻そうとした時から、今日のお話は始まる。

家の脇の1段高くなっている所に小さな扉があり、そこを開けると勝手口がある。
その勝手口の手前あたりがフェラーリの置き場所だ。
扉をあけ、ハンドルとサドルの後ろの方を持って持ち上げた瞬間、
急に腰の辺りが熱をおび、下半身に力が入らなくなり膝からくずれた。
自転車がガシャン、と倒れた時にはあたしは顔に冷や汗をかいていた。
やっちまった。。ぎっくり腰。

「どうした、大丈夫か?」と近所のおっちゃんが冷やかし半分に近寄って来たが、
そのまま動けないあたしを見てすぐ、シャレじゃない事に気づく。
我が家には誰もいない。
おっちゃんが家に鍵を掛けてくれて、駆け出して戻って持って来たのは台車(笑)
そのままの格好で乗せられて、大通りまでつれていかれる。みんな見てる。
子供は「僕もやる」とか言ってる。
タクシーを拾ってもらうのだ。幸いにすぐ来た。
おっちゃんにお礼をいい、一人で隣町の整骨院にいく。

その先生には前に痛めた時もお世話になっている。
だから、治療の”流れ”もだいたい分かる。。つもりでいたのだ。。。。
まず、冷やすんでしょ。
それから、超音波とか、、
よくなって来たらマッサージでしょ、
んで、カチカチ山(お灸)。
それから、昆虫採集の標本(鍼)。

今日は違った。
一通りの処置をしてもらってから

「歩いて帰りたいよな」
「もちろん」
「じゃぁ、うってやるよ」
「なにを?」
「効くやつ」
「そんなのあんの?」
「そのかわり、中国の鍼でちょっと痛いがな」
早くも暗雲が立ち籠めて来たあたしの脳裏。
「ちょっと」、、、、
この言葉、この先生の口からどれくらい聞いたろう?

体を壊してから勧められた足ツボ療法然り。
も~痛いの痛くねぇの。

あたしの返事など待つ気もないらしく、物事は進行しているらしい。
頭の上あたりからカチャカチャと言う金属音。
もうあたしゃ覚悟を決めましたからね。ええ。
「ちょっといつもの鍼より太いがな」
ちょっとね、、ちょっと。(汗)
血圧が上がりそうになるが、あきらめモードに入っていく自分。
何かが触れた。
「いてててて、」
「まだうってねぇよ」
落語の『たいこ腹』かよ?!

「はい、手出して」
「はい、手ね、手、、、、手??」
両手の甲に消毒液塗ってる。
「え?え?」
と思っているうちに両手の甲の真ん中あたり、骨と骨の間にうたれた。
「☆★♣♯◉☀☂♨→↓↙↘〇零萬Ⅺ§&#‡¶⁉‼⁈⁉」
その鍼に電気を流された。

その後のあたしの事はご想像にお任せする。

ただ、もう、「治らなくていいからやめて」と思った。

長過ぎる10分が経ち、電気が止み、鍼が抜かれる。
まだ刺さってる感じでジンジンする。

「起きて」

恐る恐る起き上がる。
あ、起きられる。あ、立てる。あ、歩ける。。。
痛みが完全に消えた訳じゃないけど。

こういう事をおこす先生なのだ。

何が起きてるのか解らない。
「これって魔法?」
って聞いた事があるよ。

だけど、よぉ先生、もう少し痛くねぇ魔法はないかえ?




余談だが、原因不明で、左の握力が極端に低下した時も(この時は痛みは無かった)助手の先生と3人、人差し指と親指を結んでOKマークを作って、引っ張ったり何かしただけで直していただいたのだ。(病院で脳のCTまで撮って判らなかったのに)






PS. 近所のおっちゃん、大変お世話になりました。でも次回、台車はよしとくれ。


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1 コメント

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腰が痛いのは、辛いですね。 (腰痛アドバイザー)
2008-03-20 17:59:13

腰が痛いのは辛いものです。
私も14年間悩まされました。

私が考案した腰痛解消法をお試しください。

【3分腰痛解消法】で、検索すると見つかります。

腰をお大事に。
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