音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

4/21 TATSUO Band Live リポート

2007年04月22日 | ライブ/イベント報告
このブログでもお知らせしていた
TATSUO Band Live が

"Nothin' But The Blues!"
と名うって、Bar BLUE KIDS (新井薬師前)
にて行われた。

先ずはなんと言っても、Liveを聴きに来てくれた皆さん、ありがとうございました。

高田馬場から新宿線に乗り数駅、
いつか降りた事があるなぁ、と思いつつ南口の改札を出て
正面のビルを見上げる。
ここかな、と狭い階段の所の看板?を見ると
”BLUE KIDS”の名前。4Fまで上がって扉を開けたのが19:30
他の3人はセッティングがあるため既に来ていた。
マスターに軽く挨拶をすませ奥に目をやると
Voの吉田がいた。何年かぶりに会った。
横には、初めて会う広松憲人。まだ若い。
背後から清水が声をかけてきて
しばしの雑談。ミュージシャン特有の冗談話をしながら
いつしかリハーサルに入って行く。

22:00を廻ったがこの日はお客さんの入りが遅い。
、といってもこの店は夜中、早くても22:00オープンらしいからあたりまえか。
ドアが開く音が聞こえ、いらっしゃいませ~、で1st set開始。
ゆっくりしたBluesからはいっていく。
曲目は、吉田のオリジナルを中心にもっていくが
Sting,Stevie Wonder,Jimi Hendrix と多彩だ。
清水が参加している朴保バンドでよく演奏されている「イムジン河」
また「アリラン」は3拍子のレゲェで。
あたしも、清水からの電話で、一緒に演奏させてもらう事になった時
曲を数曲持ってくるように言われ、Miles Davis,の曲と
皆が知っているスタンダード、バラードとボサノバの曲を持っていった。

2nd set あたりからようやくお客さんも入ってきて
バンド自体も1st setより音が鳴ってきた。
吉田もリラックスした感じで歌っている。
清水は簡単なドラムセッティングであそこまで、、と言うくらい
音の切れもよかった。さすがだね。
広松とあたしは同じ譜面台の譜面を見つつ、同じように迷子になり、
「いまどこだ?」(声には出さないよ)
数曲、アップテンポが続いたので
そこで、今日初めてマイクをもらい(笑)
バラードを吹いた。
やっと自分のペースにはいった感じで自分のヴォイスを出せたと思う。

夜も更けた3rd set
印象的だったのは吉田が歌った、ユーミンの「卒業写真」
ああ、こういうのもいいなぁと思いながら、ソロ吹いてた。
どこの国でもこうして何気なくスタンダードが生まれていくんだね。
後、DUNYA FOLIの頃のレパートリー1曲やっちゃったり。
最後は、Miles Davis の「ジャン・ピエール」で。

結局、終わったのは何時だったんだろう?
最後まで帰らないで聴いてくれてたお客さんが帰って、
おつかれ~!!って
乾杯した時は外は明るかった。

それから、又、ミュージシャンの雑談がマスターをふまえて始まる。
どうしてもこれからどういう風に、みたいな話になるんだが、
店側、お客さん側、ミュージシャン側、夫々意見は違うだろうから答えなんてそう簡単には出ない。
都会の立地条件のいい場所にあるライブハウスがどんどん閉鎖していくなかで、
小さくても音楽を日常の中に置く、と言う事。
お金の面、お客さんを呼ぶ事、いい音を、おいしい酒を提供する事、
夫々が自分の役割として背負い、バランスを取っていかなくてはうまくいかない。
地味で大変な事だ。が、今回一緒に演奏した仲間たちやマスターは無意識であってもそれを知っている。大切な事だ。
まぁ、音楽談義になれば、皆、一歩も譲らないが。。。それもまた然り。



吉田一行(vo.g)、広松憲人(b)、清水 達生(dr)、金子雄生(pocket.tp) 4月21日(土)
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