あきブラザーズと愉快な仲間たち

コロナの夏。ステイホームとテレワークをしながら
ガーデニングをしてます

別れの日に咲いた花

2017年07月15日 23時14分22秒 | 手作りクラフト
木曜日の午後から私の時間は止まったままだった。

家族ぐるみでお付き合いしていた友人が亡くなりました。
1年前に婦人科の手術をしたとは聞いていたのですが、回復に向かっているとばかり
思っていました。

「退院したら顔を見に行くからね。そのうちね。」
とメールしたあとなかなか実現できず、
美味しいトウモロコシがではじめたら
今度こそ行こうと思っていた矢先の出来事でした。

訃報連絡をールで受け取った時、
頭の中が真っ白になり
会いに行かなかった自分をひたすら責めました。

夕方ご自宅で顔を見るまで信じられないという思いで対面。

そこには闘病の果てに安らかに眠る姿がありました。

時を巻き戻せるなら
もう一度話して
心配事を聞いてあげたかったよ。
中学生と小学生の子供達
そして家事の苦手なパパを残して。

一緒に年を取って
お互いにおばあちゃんになって
昔話をしたかったよ。

北陸に来て初めてできた友達だった。
病気なんて無縁のいつもエネルギッシュな彼女が
どうしてこんなに早く召されてしまったんだろう。
神様は残酷です。

いつもいつも忙しくしてなんでも一生懸命に頑張ってた。
倍速で生きてたみたいな子だった。

彼女が息を引き取った日に
元気だった大苗のバラが静かに枯れていった。

危篤状態になった夜に
ベランダにアマガエルが現れた。

涙が止まらない
葬儀の日に
新苗で育てた初めてのバラが咲いた。
ストロベリーヒル
華やかではないけれど自分をしっかり持った
主張の強いバラ。彼女になんか似ている。

遠い外国に旅立って、いつかひょっこりかえってくるじゃないかって
そんな風に思えてなりません。

目を閉じれば今でも聞こえるあの声を
迷ったり悲しくなった時に思い出して
ご家族を支えていきますね。

どうか安らかに。
痛みも苦しみもない世界で
あの人懐っこい笑顔で
太陽のようにいてくださいね。

ありがとう。そしてまた会う日まで。
いつかいつかまた。

合掌





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
思い出すこと (ぴっち)
2017-07-19 02:17:20
突然のお友達との別れ。
辛く、苦しいですね。

お見舞いに行くタイミングって
本当に難しいです。
ご迷惑になるかな?なんて遠慮もあったり。

私達も友人と別れる年齢になってきました。

故人を偲ぶこと、一番大切なことだと思います。心の中でお話しすること、大切です。

ご冥福をお祈りいたします。
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ありがとう (ゆずや)
2017-07-20 00:32:31
ぴっちさん

ありがとうございます。
明日で1週間になります。
私も気持ちが落ち着いてきました。
これから自分にできることを、考えていこうと思います。

コメントをいただいて嬉しいです。
そうなんですよね、ポツポツと別れが増えてきました。
悔いはたくさんありますが、これからの人生の糧になったらいいなと思います。
精一杯生きた友人の意志を大切にしていきますね。
ありがとうございました。
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Unknown (みす)
2017-08-01 14:05:41
お久しぶりです。ご友人との別れはとても辛くてもっとこうすれば、と後悔ばかりしてしまう気持ち良くわかります。私もそういうことが若い頃ありましたから。バラやカエル、それは本当にご友人からのお礼、お別れだったんだと思います。どうか思い悩まないよう体調を崩さないでくださいね。
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ありがとうございます (ゆずや)
2017-08-02 00:38:11
みすさん

コメントありがとうございます。
みすさんも、同じような別れを経験されたことがあるのですね。切なかったでしょう。
若い頃ならなおさらですね。

友人からのメッセージ、共感していただき
うんうん、とうなづいています。
涙が止まって、人にこの話をできるようになり、
カエルくんは姿を見せなくなりました。

赤とんぼをたくさん見かけるようになり、
ああ、今度はトンボになって
遊びに来たのかなあと、
思うこの頃です。
ありがとう、みすさん。
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