ボクが、「いいこいいこ」してあげる

夕食をすませてテレビを見ていたら、不意にお腹が痛くなった。「あれっ」「すぐなおるでしょ」のはずが、どんどん痛くなる。まずい・・・。こんな日に限ってダンナはあいにく飲み会で遅い。「ちち～。帰ってきてくれ～」
と心の中で叫ぶものの、電話が鳴る気配はない。
こんな時には、とにかくあきにおとなしくしてもらうこと、これにつきる。痛みを大げさに表現してみた。「うーん、おなかがいたいよお」あきは、にこにことおもちゃで遊んでいたのだが、数分もするとそばに寄ってきた。ちらりとみると大きな目を「四角」にみひらいてすこし心配そう。「おお、母の緊急事態をわかってくれたか」と思いきや、また別のおもちゃで遊びだした。がっくり。しかし母もめげずに「うーん、いたい、いたいよお」と続ける。
すると、またそばにやってきた。

そしてあきの取った行動は・・・

小さな手で母の頭をなで、「いいこ・いいこ」。


これにはかなり感動した。おもちゃをぶん投げる乱暴者のあきが・・・。
「いいこ・いいこでしょ！！」との教えがついに実を結んだ瞬間であった！
相手の感情や状況をずいぶん理解できるようになったものだ。


で、母の体調の方だが、食あたりか体の不調かはっきりしなかったので、とりあえずお腹をカイロであっためてみた。それが。

その後痛みはなくなり、無事に歯磨きとおふろを済ませることができました。
よかった。

やっぱ、食あたりだろうか。
昼間欲張って食べたネーブル１個か、今日が賞味期限切れのソーセージかどっちかなと睨んでいる。あきはソーセージ食べてたけど元気そうだった。
うーん。原因はわからずじまいだけど。まいっか。

いいこいいこで、かなりごきげんな母なのでした。