オペ開始 下半身麻酔

別れの小部屋を抜けると、医療機器が雑然と並ぶ
道を通る。オペ経験者に物置みたいな場所？と聞いていた
ところらしい。なんだかおかしくなって緊張感がら和らぐ。

天井にはテレビドラマで見る医療ライト。
たくさんのモニター。
すごく狭い手術台に乗り、エビのように丸くなり、
腰椎麻酔を討つ。丸ければ丸いほど楽だと聞いたので
必死。注射は思ったほど痛くなかった。 その後は下半身の
感覚がどんどんなくなり、下半身だけ
幽体離脱したような感覚。
気がつけば4kのモニターに私の半月板が映し出されていた。

今回は下半身麻酔。睡眠剤は断った。
せっかくなら、自分の足の中を見てみようと。
ネットで予習した通り、映像はキレイなものだった。
4箇所の小さな穴から、カメラ、器具、オペのための
水流が入れられる。

水族館の水槽に漂っているのがいたんだ半月板。
掃除機のような機械でどんどん吸い出していく。
痛んだところや、余分な半月板を切除。
ハイスピードで作業が進む。

しかし先生の手が止まる。

医師
「スカスカやないか。。。」

そう断裂部分の状態が想定より悪い。
その数分後には
青い糸らしきものが見える。

切除に追加して
縫合術を追加した瞬間だった。
その段階で、入院は予定の１週間でなく
長くなることが決定的になりました。