神尾さんのコンサート

2007年のチャイコフスキー・ヴァイオリンコンクールで優勝した、神尾真由子さんのコンサートに行ってきました。

コンクールで優勝したというニュースを聞いて以来、彼女の特集番組を見ては、いつかきっと・・・と思っていました。



それが、この街にくるとは感激です。

しかも、新進の演奏家だからなのか、チケット格安でした（ヨーヨーマはその５倍）。



ヨーヨー・マに引き続き、今回も座席は最前列の真ん中。
ご本人の目の前での鑑賞です。

神尾さんは、エメラルドグリーンの、クレオパトラ風のロングドレス姿。少し茶色になった髪とドレス、そしてヴァイオリンが映えてとても綺麗です。


出で立ちもさることながら、

奏でる音のなんて、印象的なこと。

女性とは思えないような強く、高らかに、心に染み渡るようなストラディバリウスの音色。どちらかと言えば男性的な音色。


特に、最後のワックスマンの「カルメン幻想曲」は最高でした。

アンコールの「なつかしい土地の思い出」も、せつなさに胸がきゅんとなりました。




私は、途中で何度も、魂抜かれてしまったように「ぼー」っと放心状態。

気合い入れて聴いていたからなのか、すごく疲れました。

もちろん、彼女と、伴奏をつとめた「ヤン・ヒーリー」さんは2時間も2人で演奏していたわけですから比較にならないですよね。


フレンチのフルコースを、パンとサラダ抜きで2回食べたようなかんじ。

お腹いっぱい。もう食べられません～。というくらい堪能させて頂けました。



とおたんも「マイヤプリセツカヤ」以来の感動だったとか。


まだ21歳。

これからどんな活躍をしてくれるか楽しみです。