気ままな今日のひとりごと

日々の出来事や感じたことを自由に書きます

旦那のこと

2021-02-12 23:01:38 | 日記
久々の書き込みです。
何から書けば分からないくらい時間が経過しました。

旦那の状況、1年以上かかって理解できたこと。舌の下の皮膚の働きは口の中に入った物を喉に流し込む働き、それが移植したことで(存在するけど)働きはなく、水分で流し込むことしかできない、と言うこと。
味は感じるけど、流し込むしかなく、固さや大きさが大事で、柔らかくて小さいことがとても重要。
うーん、うまく伝えられないけど、二度と普通の食事は出来ない。
常にお粥。おかずは柔らかく細かくして流し込める大きさで、乾いたものは喉に詰まるから、お粥に混ぜる。
顎の感覚がなくこぼしてしまうからエプロン必要。
食べられるだけ幸せと言うには、残酷な現実。
でも、頑張って気持ち強く持って毎日生活してる。
コロナに感染したらきっと悪化するので仕事はしばらく休み、私も感染させないよう気を付けてる日々。

もうタバコとお酒しか楽しみがないので、体に悪いことはわかるけど私は止めないことにしてる。
タバコのせいか体力ないからか、お風呂入るのも息切れしてしまうため、なにかあったらと怖いらしく私がいるときしかお風呂に入りません。
一度、命とタバコどちらが大事?と泣きながら聞きましたが、食べたいものもたべられなくて、タバコとお酒もやめたら生きてる意味がないと言われ、私も覚悟を決めました。旦那の人生は旦那の人生なんだから。あとは何があっても女房の私が引き受ける!旦那の好きにさせよう、って。

今は私なりに考えて作ったおかずや買ってきたものに「ありがとう」と言ってくれることが幸せに感じる日々、ほんとうに幸せ。

以前、旦那はいろんな困難は時間が解決するって言ったけど、今の状況は時間が経っても解決しないことなので
旦那が絶望感を持たないように、穏やかに幸せを感じられ生活できるようにしたいと思う。

不謹慎だけど、私は父も母も死に目に逢うことが出来なかった、パズゥにも。
だから、独りで死なないで、看取らせてとお願いした。
私の勝手なわがままだとわかってる、けど旦那の最期だけはそこにいたいから絶対ね、とお願いした。

今日の当たり前が、明日は突然なくなるかもしれない。
恐れることはないけど、今日に感謝して生きたい☺️







一年前 その2 仕事編

2020-05-07 23:09:20 | 日記

旦那の病気が発覚する前の、昨年2月、Tさんは70歳をむかえ、退職した。

最終日の挨拶では笑顔はなく「お世話になりました」とだけ言って終わった。

花束と記念品を渡しても笑顔はなく…

上司の対応にも反感を持っていたTさん、どこで踏み間違えたのかと悲しかった。

 

10月、天敵?の後輩、異動。

異動先はお客様対応部署の「現場」である。

「ひとまわり大きくなってまた戻ってきます❗」と言い残して。

しかし、今年3月からメンタルやられた、と出勤しなくなり、現在も休職中。

内々に報告をもらっている上司も、静観。

 

コロナのことで、Tさんが気になりメールをしてみると、「元気です。マスクはあります」と返信いただいた。以前のような気さくさはないけど、私たちのことを気遣う言葉もいただいた。元気そうでよかった!

 

今年3月、部門長が出向異動に。

「現場に対し厳しくやりすぎた」との噂が、密やかにながれるなか、後任部門長は、ばりばり先入観満載で着任。

具体的方針はなく、前任否定だけは明確で、密かに警戒中である。

今の部署で、部門長を5人見てきたが、前任の部門長は、明確で正しいことを厳しさをもって実行できる、一番バランスが取れた人だと思っていて、尊敬し信頼していた。

現場の反発する意見だけで人を判断する会社を本気で危ういと思う。

私も、会社生活あとわずか。

やるべきことをやり、言うべきことを言って

悔いなく終わりたいと思っている。

 

 

 


一年前

2020-05-06 09:54:25 | 日記

一年前の今ごろ、主治医に「このままでは手術ができません。完全にゼロにしてださい」と厳しい言葉を受け、旦那は禁酒禁煙のGWを過ごしていた。

4月に、通院している大学病院の耳鼻科で、左頬に出来たシコリの細胞検査を受け、鼻と歯肉に癌が見つかった。

「うちでは手に負えない」と癌専門の病院を紹介された。

しかし肝臓の数値が悪く、タバコとお酒をやめないと10時間以上かかる手術に耐えられないと告げられ、4月下旬から「やめます」と言い切ったものの、少しぐらいならわからないと甘くみた旦那はほとんど止められず、再度検査を受けた際、「飲んでません、吸ってません」と言い放ったが、検査数値で簡単に見破られ、入院と手術の日程は一旦白紙に戻されGW中の禁酒禁煙は絶対だった。

20歳から今まで一度も止めなかった酒タバコをゼロにすることは旦那にとって、

地獄だったのだろうが、

なんとかギリギリの数値で、予定より1週間遅れで、予定が決まった。

12時間の大手術で、右足の骨と筋肉を口の中に移植した。

歯茎だけでなく顎の骨まで進行していた癌はそれ以上の転移はしていなかったものの、話すことと食べることが少し不自由になった。

鼻は内視鏡で切除できて大したことはなかったが、数年前毎日滝のような鼻血があったのは癌のせいだったのだろうか、と思う。

退院後の生活は一変した。口の中の腫れが引くまで唾液が飲み込めずに、苦しくて数十分ごとに起きてしまい眠れない日々が続き、右足や顔の傷跡に膿が溜まりなかなか傷が治らなかった。それらが落ち着いたのは、今年の3月に入ったころ。

楽しみは食べることくらいなのに、食べるものはすべてフードプロセッサーで砕いたもの、飲み物はストロー使用となった。

話すことは、聞き取りづらいことはあるが、日常生活に支障はない。

旦那も私ももう少しよくなることを期待していたが、1年前とあまり変わらない。

あるとき主治医からは「諦めなさい」と言われたという。命が助かっただけよかったということだろう。

命があれば、生きてさえいれば、と私も思う。

旦那には反論もあろうが、「生きていられれば未来がある」ことは認めるだろう。

今、コロナで亡くなる方は、家族に看取られることなく、ひとりぼっちで息を引き取る。遺骨となって帰宅する。

ご家族は、いきなり遺骨を渡されて、これが家族だと言われても受け入れられないだろう。

耐えがたいことだと思う。私なら気が狂う。絶対認められないと思う。

せめて死に顔くらい確認して、死んでしまったことの認識が出来るようできないものなのか。ガラス越しでもいい。

私の願いは、旦那の、死に目に立ち会うこと。

一人で、死なないでほしい、それだけ。

私の密かな願いである。

父も母も死に目に会えなかったから。

 

…私が旦那のような病気になったら耐えられるかと問われれば、耐えられないかも知れない。今の気持ちはあくまで家族として支える側の心持ちである。

旦那の精神はほんとうに強いと尊敬する。

今はタバコもお酒も復活してしまったが、私は止めない。

旦那の人生であり、私の人生ではないから。

助かった命だけど、好きなことを我慢して生き延びても

意味がないと思うヒトだから。

 

 

 

 


今日の出来事 モヤモヤしたこと

2020-02-07 22:32:46 | 日記

今日の出来事。

あと少しで業務終了という時間にお詫び状の校正依頼が発生した。今日中に、との至急の依頼。

苦情に対する「お詫び状」の校正業務は私の部署のメイン業務。苦情の内容を確認、精査してお詫び状を完成させて依頼部門に戻す。

電話で至急依頼を受けたその同僚は課長に「今日は残業できるので私がやります」と言った。書面校正は順番制で次はは私だったがその言葉を受けて別の仕事をしていた。依頼の内容をメールで受け、確認した同僚は「長いな…」と呟いた。本来は私の番だし申し訳ない気持ちで「内容まだ見れてないけど、手伝うね」と言った。「ほんとは私の番だし」と。

そしたら「お願いしていい?」と。

へ?「私がやります」って言わなかった?

……でも、本当は私の番だし「いいよ。私やる!」と言った。

そのあと「残業大丈夫?」→それ、先に言えよ

私「大丈夫でーす」そして同僚は「お先に失礼します」とそそくさと帰っていった…。

一方お詫び状は、最後課長2名の確認が必要で、必然課長も残業になる。ひとりの課長が「ビッグカメラに行かなきゃならない」と帰ろうとした。呆れた。お前は何を言ってるのか、それで管理者か!空気が伝わったのか、しかしほぼ上の空で印鑑だけ押して帰っていった。 

 

ふたりになったとき、もうひとりの課長が、「Nさん、自分でやると言ったのになぜあなたがやることになったの?」とことのなりゆきを気にしてくれ、私は正直に吐き出した。

「Nさん、今モヤモヤしてると思うけど、私もです」と言った

仕事をしているとひととなりが見えることが多い。

仕事に向かう姿勢や上っ面だけで片付けようとするとか、向き合わないとか

逆に、誠実さや真面目さ、情熱を感じることもあったり、仕事抜きなら気づけないその人の良さが仕事を通すと見えてきたりするものだ。

 

同僚は、はじめから「予定なければお願いしていいかな」と言えばよかったのに。

くだらないといえばくだらないなんとも些細なことで。

でも、日々のことだから些細なことでも大事なこと。

でも、同僚にも言い分はあるのだろう。

とりあえず気持ちを切り替えて週末はのんびりすごそう。

 

 

 


古き良きオトナになりたい

2019-07-15 13:06:53 | 日記
久しぶりに、銀行の通帳を記帳しに行った。いまやネットで確認や諸手続きができるからなかなか銀行まで行かなくなった。今年に入ってから記帳してなかったから時間がかかりそうだ。なので記帳する専用の機械でやろう(ATMで記帳するより早い)、と行ってみると店内もATMもガラガラで記帳機も誰もいないのでさっそく記帳機に通帳を差し込んだ。

5分ほどして中年(60代)の男性が私の後ろに並んだ。機械は2冊めを作りはじめていた。やはりかなりの期間記帳していなかったからな~、あとどれくらい時間がかかるかわからないけど、とりあえず並んでいるその方に一言断った。「あの、時間がかかりそうなのですが、お急ぎですか?」並ばれてから1~2分過ぎてたからその方は「ここまで待ったら待ちますよ!」とちょっと強い口調で言った。
「すみません…」

通帳を作る音が続いていた。イライラしたのか大きな声で「あとどれくらいかかるの?!」と言った。
さすがにあとどれくらいかかるかは私にも分からない。
あと少しとも、まだかなりともどこまで記帳されてるかこちらには分からないから「私にも分かりません、すみません」と言った。
私の一言に眉間にシワを寄せて物凄い不快感を表したおじさんであった。

そのあと1分ほどで2冊の通帳が出てきて記帳は終了した。おじさんが並んでから5分もたっていないと思う。
ほっとした。

おじさんにしてみたら長い時間かもしれない、急いでいたかも知れないけど、私はおじさんの態度が不快だった。

おじさんは怒っていたけど私は逆で行こうと思った。

大きな声で「大変、お待たせいたしました~!」と45度のお辞儀をして笑顔で立ち去った。
いやーな顔をしていた。

私は怒らないぞ、古き良き時代のおじさんみたいなオバサンになる。