人間失格

韓国のセウォル号沈没事故が、日本で起きた事故だったらどうなっていたか…きっとほぼ全員助かり、死亡者が出たとしたら…それはきっと乗組員の中からだけだろうと思う。

船長やほとんどの乗組員が真っ先に逃げていたなんて、誰も想像しなかった。
船内の人々は救助が来ることを信じて不安と恐怖の中死んでいったに違いない。
あれだけの時間があったのに、助かるはずの命が見捨てられてしまった事故…
事故ではなく、もう殺人ですね。
死んでいった方たちのこと、ご家族のことを思うと他人事と思えずなんとも言えない怒りとやりきれなさで一杯になる。

最後まで見守り、忘れてはならない事件。

自分だったらどうするか。
早く逃げなければ死ぬかも知れない、と思ったとき自分ならどうだろう。
怖いし助かりたいと思う。
正直、迷うと思う。
でも、自分だけ助かりたいと思う気持ちを恥じると思う。
船の中にまだ人がたくさんいる、とわかっていながら見捨てることはできない、という気持ちが沸き起こると思う。
そういう自分でありたい。
ひととして。

お客様の心の内側

お客様に、
明日会ってくれませんか？あなたに会ってみたい。声がとても綺麗ですね。会えますか？会えませんか？ねぇ、返事してくださいよ。私は客ですよ。沈黙はダメでしょ。お客様から言われたことにはきちんと答えなきゃ。

前回このお客様と話した時は真面目で誠実な印象だった。
今日はどうしたのか、絡んでくる。

人間の感情には目的があり、その感情を向ける特定の相手がいる。
↑ byアルフレッド・アドラ―

このお客様の感情は誰に向けられたもの？目的は？

私は、たぶんそばにいる奥さま、と踏んだ。
間が悪いときに、電話をかけてしまった。


あとから思うに、もしかしてお酒を呑んでいたのかも…とも考えた。
でも、誰かに対する当て付け、と見た。


何度も話題を「支払いのこと」に戻して、やっと「分かった」と言っていただき終了した。

でも、綺麗な声ですね、は正直嬉しかった。
オバサンなんだけど、ね。
励みにします。

昨日の出来事

昨日、お昼ご飯を食べた店で
タオルハンカチを落とした。会社に戻ってから気づいたので
レシートのフリーダイヤルに電話した。繋がった先は、店ではなく本社で、すべて取り次ぐといわれ落とし物したことを話した。あれば取りに行くので留守電に録音しておいて、とお願いした。
仕事が終わり、留守電を聞くと「落とし物はあった、受け取りの際は身分証明書を見せていただき受領書に記入していただく」とのこと。…タオルハンカチくらいで身分証明書？大袈裟だなと思いながら店に。

責任者らしき方から受け取り、聞いてみた。そしたら顔をくしゃくしゃにして要らない要らないのポーズ。私「要りませんよね。ハンカチだもんね」と言ったら、うんうんと大きく頷いてくれました。(この方不思議に一言も発せず…)

確かに落とし物を受けとるとき、
受領書は必要かも知れないけど、タオルハンカチで身分証明書はないだろう。

落とし物の受け渡しのマニュアルにはそう書いてあるのかも知れないけどね。

昔と今の違い

最近の通勤ラッシュはすごい。私が転居したばかりの頃は、立つ位置をある程度選べるくらい余裕があったが、ここ数年でドアが開くとすでにヒトでパンパンだ。
ドアに近いと流動的で不安定なのでなるべく奥に入れてもらうのだが…いつのころからかすごく不愉快な気持ちになることが多くなった。

まず、押すと押し返される。もしくは、露骨によける。
ハンドバックは肩からかけたまま肘を張って踏ん張る。
リュックは背中に背負ったまま。
今朝は大股開いて腕組みしてるヒトもいる。となりの私は肘が当たって痛いし足が安定しないからヨロヨロしてしまいました。

昔は、ハンドバックは前に持ってヒトに当たらないように気を付けたし、当たれば謝ったし。公共の場という認識がきちんとしてた。
前に立ってるヒトの荷物を持ってくれるヒトも昔はよく見かけた。
「お荷物持ちましょうか？」なんてね。いい時代だったなとつくづく思う。
いつからこんなふうに殺伐とした日本になったのかしら。

最近、会社帰りに赤ちゃんを連れた若いママさんを見かけるけど、まさかこれから遊びに行くのか、と考えるだけで気持ちが暗くなる。赤ちゃんを静かなところでゆっくり眠らせてあげてほしいと祈る。

ずっとまえだけど洗濯ネットよりもすこし目が粗いネットに子犬を入れてキャリーバックを引っ張ってた子をみたことあるけど、恐ろしかった。ネットにはあまりマチがなくペタッと張り付いた感じでワンちゃんが入っていたのです。固まってる感じでした。

どこでどう間違ったのか、ロボットみたいなヒトが日本人に多くなった。ヒトに迷惑かけてないからと周りに思いが至らない
それとは真逆で若いのになんて人間出来てるのかしらと思えるヒトも確実にいることは確かなんだけど…

どうも苦手なこと

苦手なこと、それはグループ行動です。ひとりが好き。

休みを合わせて会ったり、会社帰りの女子会も、日程を調整したり、相手に合わせるのが億劫だ。もちろん行きたい、と思うヒトとは行く。

でも、それが定例化することがある。それが億劫になる原因だ。また気が向いたら集まろうか、というならいいのだが、毎月とか1ヶ月置きとかになるととたんに気が重いのだ。
女性は定例にするのが好きなのかしら。
以前はかなりよかった付き合いが激減、というかゼロ。
でも自分で選んだこと無理してないし納得してる。
仕事にも生活にも支障なし。

ツルむトシでもなし、丁度いい。