昔聞いた、心理学の実験を二つ述べます。聞いたときは、ずいぶん驚いたんですが、もしかするとフェイクかも。
実験1(心理学ではなくて、動物行動学?)
蟻は、女王蟻を中心にして、働き蟻(+兵隊蟻)で一つのコロニーを作ります。働き蟻は、常に、それぞれがせっせせっせと食物を探し、見つけると巣に運んでいるんだと思っていたんですが、しっかり観察すると、たくさんの蟻の内、せっせと働いているのは20匹程で、残りの蟻たちはのらりくらりとさぼっているそうです。ここからが実験なんですが、せっせと働いている蟻全てに印を付けて、そこから除いてしまいます。働き手がいなくなり、サボりだけが残され困ったことになりそうなんですが、そうはならない。何が起こるかというと、サボっていた蟻の中から働きだす蟻が現れます。その数は、およそ20匹。人間社会と似てるんでしょうかね、それとも、全く違うんでしょうかね。
実験2(これは、心理学!記憶に関する実験)
先ず、車で田舎の道をドライブし、外の景色を動画にします。山、川、農家、畑等々が現れます。その動画を、実験の被験者に見せます。動画を見た1週間後に、見た内容をどれだけ記憶しているかを知るためだとして、被験者に説明してもらいます。説明の途中で、実験者は被験者に『古い教会はありましたか?』と質問します。動画に、教会は現れないので殆どの被験者は『いえ、ありませんでした。』と応えます。更に、もう1週間後に、被験者に、再度見た内容を話してもらいます。すると、3分の2以上の被験者が、説明の途中で、『古い教会があって・・・』と述べたそうです。
これは、聞いたときは驚きましたが、後になって怖くなりました。それまでは、自分の記憶は正しいと信じていたんですが、もしかすると、変質した部分があるのでは?どこまでが正しいんだろうか?
面白そうだったので、記事を読ませていただきました。
この蟻の話は、働いているものを取り除くと、新しく働く蟻が現れるといったもののようですが、その逆もあり、働かずさぼっているものを除くと働いていたものの中からさぼるものが現れるそうです。これは人間にもあてはまりますね。
二つ目の話も面白いですね。人間の記憶は勝手なものを創り出すこともあるそうです。
また面白そうな話がありましたら、教えて下さいね。
またお邪魔しますね。