手話を勉強中

手話の勉強中に、気になったことや気付いたことなど

続ミーハー

2018-11-27 18:57:53 | 手話
次の三つの言葉が気に入ってます。
「オッカムの剃刀」、「マーフィーの法則」、「ハンロンの剃刀」
聞いたことある人は、「あー、あれね。」と思うでしょうが、
聞いたことない人は、「はぁ?何?」と思うでしょう。
順番に簡単な説明をします。かなり独断的な説明なので、
不正確であったり間違いがあったりすると思います。
詳しく正確に知りたい方は、ウィキペディアを参照してください。
まずは、「オッカムの剃刀」からです。
 これは、ちょっと怖い話ですが、昔々、まだ、剃刀の大量生産がされない時代、オッカムさんという刃物職人がおりました。彼が作る刃物はどれも頑丈で切れ味鋭く長持ちするので、近隣ではかなり名が知られていました。その名声を聞きつけたその地方の領主が、家来に「余が使う剃刀を献上させろ。」と命じました。ところが、命じられた家来、実は、オッカムさんとは知り合いであり、お互い相手を嫌い合っている間柄でした。家来は「俺が頼みに行っても引き受けてくれないだろう。どうしたらいいものか。」と悩みました。そして、「そうだ!あのオッカムの野郎が居なくなればいいんだ!」と名案(迷案?)を思いつきました。
って、作り話です。ウソです!ごめんなさい。オッカムという名前から、何となく浮かんできてしまって調子に乗って書きました。真面目に説明します。
 本当のところは、オッカムさんは剃刀を使って、自殺したんです。首の頸動脈を切って亡くなったんですが、奇妙なことに、
 あっはっは、ばれました?これも、冗談です。いや、剃刀というと、「鋭い切れ味」というイメージから、思いついて書いてしまいました。重ね重ね、ごめんなさい。
 実際は、オッカムさんというのは、哲学者+神学者で、
 『必要が無いなら多くのものを定立してはならない。
 少数の論理でよい場合は多数の論理を定立してはならない。』
と言っていたらしく、短く纏めると、
 不要な仮定は、全て除外しろ!
となりますが、不必要な仮定を、スパスパ切り落とすイメージから剃刀が出てきて、オッカムの剃刀と言われるようになったらしいです。

手話講座受講開始2

2018-11-23 11:06:15 | 手話
こう考えました。「居心地が悪いと感じるのは、自意識過剰のせいもあってのことで、周りの受講生はそんな気にしてるわけじゃないだろう」、「気にしないようにしていれば、そのうち慣れるだろう」。実際、数回の講座後には、だいぶ状況に慣れてきました。
でも、落ちこぼれました。何回目かの講座から、まず、聾の先生が身近な出来事を簡単な(だったんだと思う)手話で話してくれるようになりました。これがさっぱり判らない。周りを見回すと、みんなわかっているようでした。「まあ、そのうち分るようになるだろう」と高を括っていたんですが、一向に分かるようにならない。
更に、私にとっては予想外のことが始まりました。手話の講座は、手話で会話できるようになる訓練を含みます。英会話を習う場合と同様に実習があります。皆の前で、一人ずつ、自己紹介や、思い出などを手話で発表する。これは、すごく苦手です。「できるだけ目立たないようひっそり生きる」という方針で今までやってきました。人前で話をするとか注目を浴びるとかはすごく嫌です。
まわりの受講生たちは、人前で発表するのが嫌ではないらしく、むしろ楽しいようで -発表者の順番は自由だったので- 積極的に発表していました。私は大概、一番最後。他の受講者が発表しているのを聞きながら、「自分の番が来る前に、講義の終了時間が来てくれないかなー・・・」なんて考えて。全くの無駄な考えでしたが。

手話講座受講開始

2018-11-16 09:57:23 | 手話
「無料」につられて手話奉仕員養成講座に申し込みましたが、目出度く受講することが出来ました。受講開始日、「この歳になって、講義を受けることになるとはなー」なんて思いながら、受講する教室に行きました。開始間際だったので、殆ど最後の受講者として、登録手続きとテキスト購入をして席に着きました。っと、席は指定されていません、好きな場所に座れます。見回すと、20人前後の受講者がいます。開始時間が来て、まづ、市役所の担当者とか手話の団体の代表とかの挨拶がありました。適当に流して聞いていたんですが、「・・・ 今回は、久しぶりに男性の方も受講されていて・・・」とか言ってます。すぐには意味が呑み込めなかったんですが、もしやと思い再度まわりを見回すと、全員女性。「おっ俺のこと言ってたのか!」で、ちょっとパニック。挨拶が終わり、先生と受講生以外が退室しました。っと、先生は、2人。聾の先生(手話言語のネイティブスピーカー)と聾でない先生。どちらもまだ若い女性。今まで、こんな状況を経験したことなかったので、かなり居心地悪い。「無料」に釣られたことを、ちょっと後悔。

自分がミーハーな人間だと思うこと 2

2018-11-05 10:26:58 | 手話
図書館で、ハムレットの訳本を借りて、ワクワクしながら読み始めました。でも、最初のページから、「なんじゃこりゃ?」。セリフが、クサいというか、装飾過多というか・・・まあ、戯曲の舞台セリフだからそんなもんかもしれないけど、どうしても、「普通、そんな言い方しないだろー!」と反発してしまう。折角読み始めたんだからと思い、我慢、我慢でなんとか、お目当てのハムレットのセリフまでたどり着いた(自信ないけど、半分よりちょっと前あたりだったような気がする)。そこで、耐えられなくなって、投げだしました。
その時思ったことふたつ:
 一つは、やっぱシェイクスピアは興味持てない。
 もう一つは、翻訳(訳し方?)によってずいぶん印象が変わるものだなーってこと。
説明すると、借りた本では、「夢想だに・・・」部分が「哲学では・・・」となっていました。恐らく、友人から教えてもらったとき、「哲学では・・・」の言い方だったら、かっこいいと感じなかったと思います。
 で、結局、今ではハムレットかっこいいとは思っていません。が、あのセリフはやっぱかっこいいなぁと思ってます。

自分がミーハーな人間だと思うこと

2018-11-04 09:12:11 | 手話
若い頃(20代)の具体例を話します。専門書の序文に、何かの文献からの引用が記されていました。専門の内容と全く関係なかったので、「なんじゃこりゃ?」と思い、友人に「これ、なんだ?」と聞きました。序文を見た友人は、「あー、これね・・・訳すと、
   『ホレイショ、天と地の間には君の夢想だにしえないことがあるのだよ。』
で、これはハムレットのセリフ、ホレイショはハムレットの友達の名前」
と教えてくれました。その時私には、ふたつの感情が沸き上がりました。
一つは、ハムレット、かっこいい! (←ミーハーなこった)
もう一つは、シェイクスピアがハムレットにこんなかっこいいこと言わせるなんて、意外!
です。
意外というのは、シェイクスピアを評価していなかったからです。というか、・・・
高校生だったとき、社会(?世界史だったと思う)の教科書に、シェイクスピアの肖像画が載ってました。それを見て、「あっ、このおっさん、無理!生理的に受け付けない!」で、シェイクスピアは低評価。シェイクスピアの戯曲を一つも読んだことがなかったのに・・・
これは、劇作家シェイクスピアの再評価をしなきゃと思い、図書館でハムレットの訳本を借りて読むことにしました。