手話を勉強中

手話の勉強中に、気になったことや気付いたことなど

指文字

2018-10-22 20:30:03 | 日記
手話には指文字があります。それは手の形と動き(主に形)で50音を表すものです。指文字を覚えることは、手話学習のひとつです。手話を習い始めた頃、一生懸命に指文字を覚えました。50個ほどの形ですから、覚えるのはそれほど大変ではありません。
問題は、それをスムーズに扱えるか、また、指文字で表された単語を読み取れるかです。手話の上手な人は、普通に喋る速さで指文字表現をします。一方、覚えたての頃の私は、例えば「どーなつ」を表そうとする場合、えーと「ど」の指文字はこれで、次の「ー」は確かこうで・・・といった感じで、すごく時間がかかってしまいました。喋る速さで表現できるようになるには、繰り返し訓練するしかありませんでした。最近は、少しはましな速さで表すことが出来るようになりました。
読み取りのほうは、表すことより大変です。初めのうちは、普通の速さで表現されると、最初の文字の形を見て、「えっと、あの文字は・・・っだ」と思い出している間に、単語の表現が終わっていました。これも、読み取りの訓練をするしかないのですが、指文字表現を行ってくれる「相手」が必要です。人間関係が苦手な私には相手を見つけるのが困難なので、YouTube 動画を利用しました。YouTubeには、手話関連の動画がたくさんあり、そのうちの幾つかは指文字読み取り練習用の動画です。それをくり返し見て、何とか指文字の読み取りもある程度はできるようになりました。ある程度というのは、普通の速さの表現でも、私のほうが「指文字を読み取るぞ」と構えていれば何とか読み取れるというものです。実際の手話では、指文字以外の表現が殆どで、指文字は必要な部分で利用するだけですから、手話の読み取りをしている時、「あっ、指文字表現だ!読み取らなきゃ!」と思ったときには、既に指文字表現が終わっていたりして・・・まだまだ、訓練が足りないというところです。

聾者は「目がいい」とは2

2018-10-21 09:37:18 | 日記
聾者の「目がいい」とは、目で見たもの全体を解釈するときの処理能力の高さだと思います。
うまく説明できるかどうかわかりませんが、説明してみます。
「見る」というのは、物なり情景なりが単純に目に映ることを指す場合もありますが、その解釈も含まれている場合もあります。例えば、見方によって
   人の顔に見えたり 動物に見えたり
する画像(イラスト?)がありますよね。また、白抜きで飾り文字をキャンバスいっぱいに描いた文字で見た瞬間は、「なんじゃ、こりゃ?」と感じるけど、よく見ると文字であることが分るとか・・・
「見えている(目に映っている)のに、見えない(何かわからない)」は、矛盾した表現みたいですが、そのような場合には的を射た表現でしょう。
 目に映るものを解釈するには時間がかかります。普段から見慣れたものは、殆ど瞬時に解釈されますから、「目に映る」と「それを解釈する」を自覚することはあまりないですが。
 聾の人は、「見る」ことによる情報の取得が大切ですから、自然とその解釈の訓練もされるんだと思いますが、自分と比較したときには、感心して呆れるしかありません。

聾者は、「目がいい」とは

2018-10-19 19:00:31 | 日記
手話を習い始め、しばらくしてから、手話サークルに入りました。そこで、聾の人達と会います。そこで感じたことのひとつが、聾の人は「目がいい」です。普通「目がいい」というと、
 細かい文字でも読める とか 遠くの景色がはっきり見える
等の、視力が高いことを意味しますが、ここでいう「目がいい」はそれとは異なる意味で使ってます。