7月17日 仕事で近くに行ったので 江東区池の端の 横山大観記念館に行ってみました。戦前と 戦後焼けたあと 同じ土台に再建して昭和29年からの晩年の4年ほど 過ごし 制作もした家です。展示作品はそれほど多くはありませんが おもしろかったです。風呂敷の原画が2点 斬新なデザインと色使いでした。又 習作も 完成して展覧会に出品した作品と比べてみると おもしろい。何より 家と庭が大変凝っていた。大観は 始め建築を志しただけあって 細部までこだわったそうです。天井も客間は凝っています。照明器具もデザインしたそうです。
玄関を入って 中庭があり 数段高くした客室の窓は 庭の臨場感を出すため 継ぎ目のない、一枚ガラスでした。そのほか 木材も 趣のある使いかたでした。
ひととき 都会の喧騒を忘れ 静かな気持ちになりました。
実家の書架を探すと 1981年の展覧会の図録集(?)がみつかり 新たに興味が湧き 手にとりました。